作品一覧

  • えーえんとくちから
    4.3
    1巻715円 (税込)
    「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」──この世界への鋭敏で繊細なまなざしから生まれたやさしくつよい言葉たち。彗星のように短歌界にあらわれ、2009年、惜しまれながら二十六年の生涯を閉じた夭折の歌人のベスト歌集が没後十年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化。

ユーザーレビュー

  • えーえんとくちから

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    はじめてしっかりと、詩というものを読んだ。
    たった数行の詩のパワーはときに、小説が作り出す世界をはるかに飛び越える。そのことを深く実感する体験だった。次はいつこのような体験ができるのか、不安になるほどよい本。

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    2025年06月25日
  • えーえんとくちから

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    ネタバレ

    こころがふるえる瞬間と、きらめきと、少しばかりの切なさが、ぎゅっと三十一文字に閉じ込められた短歌集です。「もうそろそろ私が屋根であることに気づいて傘をたたんでほしい」という短歌が心に残りました。「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」という短歌も、繊細で瑞々しい感性が、優しかったです。

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    2025年05月04日
  • えーえんとくちから

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    美しくて、素で、ひかりまばゆい。

    「美しい」なんて陳腐な言葉で言うのは恥ずかしい。なにがどう美しいのか説明・言語化できないとダメだよなぁ。

    どれを読んでも切ない。思春期の頃のよう。
    すべてがくっきりはっきりしていて、ひかり輝きするどく尖り、空気も風もパチパチはぜるようだったその頃。いつももどかしく急ぎ焦り、ちよっとしたことが痛くて苦しい。

    きれいな感性を持ち続けることの、なんと難しいことか。

    少し、フジモトマサルさんの世界に似ていると思った。

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    2025年03月26日
  • えーえんとくちから

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    どんなに疲れていても、すっと、優しく、あたたかく、心と体の緊張をほぐしてくれる

    ずっと手元に置きたい詩集の1冊

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    2024年11月19日
  • えーえんとくちから

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    やさしい生命賛歌

    作者の慈悲深い心とやわらかい言葉で紡がれる短歌は、読む人のささくれをそっと包んでくれるでしょう。

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    2024年10月05日

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