永遠解く力?永遠と口から?タイトルへの違和感から始まる。
フィクションが短歌になるとノンフィクションめく感覚が楽しい。
生活で使わない言葉が出てきて、新鮮でハッとする。
言葉に色、重さ、強さ、香りがあることを教えてくれる。
優しい刺激が心地いい。
日々鈍感に生きる我々を突き刺すように、筆者の鋭い感性
...続きを読むが流れ込んでくる。
ー『この星に消灯時間がおとずれるときも手を繋いでいましょうね』
ー『ひきがねをひけば小さな花束が飛び出すような明日をください』
ー『つぎつぎと星の名前を言いあてるたそがれの国境警備隊』
どこかホッとする、絵本の一ページのような詩が特に好きでした。
懐かしさと温かさであふれた作品です。