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月とコーヒー
人気作家が腕によりをかけて紡いだ、 24篇の「とっておきのお話」。 生きていくためには 必要ではないかもしれない。 でも、日常を繰り返していくためには はならないものたち。 喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。 世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。 映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。 トランプから抜け出してきたジョーカー。 赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。 三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。 終わりの風景が見える眼鏡──。 全作品、原稿用紙10枚程度。 寝る前の5分間、この本をめくってみてください。 必ずお気に入りの1篇が見つかるはずです。 -
ごくりっ
高校生の拓は、幼なじみの りこに片思い中。 でも、りこの気持ちは、海外にいる彼氏・直樹に向いている。 「りこに俺のほうを向いてほしい」と恋愛成就の神社にお願いする拓。 すると、なんと りこに悪魔(?)がとり憑き、 りこは拓の「アレ」を飲まないと死んでしまう体になってしまい!? -
江崎クリーニング店の娘
ベストセラー『さよなら、田中さん』の著者が 瑞々しい文体で描き切る 涙と笑いの家族小説 嘘も、後悔も、失望も、孤独さえも、 持ち帰れる場所はきっとある――。 両親を亡くして一人で生きてきた紅美(27)。道端で財布を拾ったのを機に持ち主の藤子(58)との交流が始まる。8年前、藤子は奇しくも紅美と同い年の娘を病気で亡くしていた。紅美は次第に彼女を実の母親のように慕うが……(「帰る家」)。クリーニング店の娘・琴美に恋した小4の健太。だが両親が営む雑貨店が大手クリーニング会社の取次店になって関係が悪くなる。琴美の店は段々と客が減って商売をやめ、一家は引っ越し。15年後、二人は同窓会で再会する(「江崎クリーニング店の娘」)。何気ない一日が輝き始める、かすかな救いの全7話。 -
目が覚めたら、ライバルの激重愛を浴びてました
「夏帆さん。エッチしたいつもりで俺に触ってよ…」 仕事のため…だけど彼の指がナカで動くたびトロトロに感じちゃう私がいる── プロの漫画家を目指す夏帆(かほ)は、なかなかデビューができないことに悩まされていた。 今回も出版社への持ち込みが上手くいかず、途方にくれていると先にプロデビューしたライバル同期生・朋希(ともき)を思い出す。 青春時代を思いながら彼に連絡をする夏帆は、そのまま寝落ちしてしまうが… 目を覚ますと、朋希にねっとりじっとりで指で舌でイジられられて、 夏帆の身体もどんどん熱くなり、蕩けるようにイキ続けていく…そして、 「俺はこの勘違いのまま、娶らせてもらうから」一体、どういうこと!? -
暗夜に君と星をたどる
母が遺したおとぎ話には、謎がある――。 中高一貫の女子高に通うわたしは、数ヶ月前に事故で母を亡くした。生前、あまり本音を語らなかった母は「砂の国」や「雪の里」などを舞台にした、神秘的で不可思議なおとぎ話を書き遺していた。 しかし、これらは母の単なる趣味の創作ではなかった。 ――物語を正しく読み解けば、母の過去を映し出す断片に変貌する。 高校一年生になった私は、才色兼備のクラスメイト・海瀬由埜と二人で、それらの物語を読み解くことに。母は、生前何を考えていたのだろうか。そして母が亡くなったのは、本当に事故だったのだろうか……。 -
あなたがしてくれなくても 分冊版
吉野みち、32歳。結婚して5年、レスになって2年。 夫とは仲が悪いわけではないが、 ただひとつ、“セックス”だけが足りていなかった。 ひょんなことから、会社の先輩である新名誠(36歳)と 飲むことになったみちは、つい酒の勢いで セックスレスの悩みを打ち明けてしまう。 すると新名は驚いた顔をして、 「うちもレスなんだよね…」と 寂しそうに笑った――…。 -
好きを言うのはそのあとで
気づけば30も一歩手前、酒造メーカーに勤めるバリキャリOLの一妃(いつき)は 仕事もプライベートも充実してるのに、なぜか恋愛だけが上手くいかない…。 中途半端に告白して、両片思いだと思っていた同期の五郎(ごろう)にも フラレちゃったし…「私って女としての魅力がないのかな…。」と悩む日々。 ある日、自信喪失気味の一妃は、それでも五郎への気持ちを諦められず、 お酒の力を借りて大胆な行動に出ることに…! 「ねぇ…私に魅力があると思ってるなら、エッチしてくれる?」 一妃の突然の問いかけに、五郎は驚きと戸惑いを隠せない…。 果たして、一妃の恋の行方は…!? -
ラストアイランド 北センチネル島:なぜ外界との接触を拒み続けるのか
「最果ての島」からの問い インド洋東部、インド領アンダマン諸島の孤島・北センチネル島。世田谷区ほどの広さのこの小島に暮らす人びとは長年、外界との接触を拒み続けてきた。しかし2018年、若いアメリカ人宣教師が上陸を試みて島民に殺害される事件が発生。国際的に報道されたことで、現代にも「未知」が存在することに世界は驚愕したのだった。 本書は、事件の20年前に偶然この島の存在を知った著者が、これまで可視化されることのなかった島民の実態に迫ろうと、長期にわたり取材・調査し続けてきた記録である。現地訪問の体験や、限定的とはいえ島民と接触した人類学者の証言、周辺諸島の事例を手がかりに、接近と拒絶の歴史を丹念にたどる。 「つながる」ことが是とされる現代社会において、彼らが「つながらない」ことを今日まで続けられたのはなぜなのか。そして、外部の人間は「文明」の名のもとに彼らをどうとらえてきたのか。北センチネル島とそこに暮らす人びとの姿から浮かび上がるのは、結局のところ、人間とはどのような存在なのかという根源的な問いである。 「最果ての島」から、文明と人間の在り方を見つめ直す傑作ノンフィクション。 [目次] 第I部 祝福されし島々 第II部 一回目の旅 一九九八年 第III部 二回目の旅 一八五七─一九〇〇年 第IV部 三回目の旅 二〇二〇年 情報源と補遺/謝辞/訳者あとがき/写真・図版クレジット -
イリノイ遠景近景
名翻訳者による、 どこを読んでも面白いエッセイの傑作。 近所のドーナツ屋で野球帽の男たちの話を盗み聞きする、 女性ホームレスの緊急シェルターで夜勤をする、 ナヴァホ族保留地で働く中国人女性の話を聞く、 ベルリンでゴミ捨て中のヴァルガス・リョサに遭遇する…… アメリカ・イリノイ州でトウモロコシ畑に囲まれた家に住み、 翻訳や聞書をしてきた著者が、人と会い、話を聞き、考える。 人々の「住処」をめぐるエッセイの傑作。 解説 岸本佐知子 藤本さんの「聞く人」としての本領はここでもいかんなく発揮され、 この本はたくさんの人々の声でがやがやと息づいている。 ――岸本佐知子(本書解説より) -
お隣さんの置き配がヤバすぎる
『ババヤガの夜』の王谷晶氏 推薦! めちゃくちゃな世の中にボコボコにされている女たち、世界よりもっとはちゃめちゃになってやれ!! 今、元気のある人もない人も読んで笑って泣いてほしい。 ・ 大御所作家からのセクハラで筆を折り、半引きこもり生活を送る漫画家・侑李。立派な家で何不自由なく暮らす隣人の専業主婦・花帆。 近所で連続通り魔事件が起こり、隣家には不穏な空気が……。花帆にはじつは秘密があったーー 交わるはずのなかった二人は「置き配」をきっかけに、「女である」だけで自分たちを削り取っていくものたちに、真っ向から挑むことに……。 バイオレンスと癒しの疾走するシスターフッドな復讐物語! ・ 人気音楽ユニットYOASOBIが楽曲化した「New me」の原作短編小説を書いた有手窓による、初めての長編小説。 -
自分をつくる脳のしくみ 才能・感情・やる気の脳科学
脳のしくみを知れば、その理由がわかる。 やる気が続かない、感情に振り回される、失敗を引きずってしまう…。それは意志の弱さや性格の問題ではなく、脳の働きによるものかもしれません。本書は、最新の脳科学をもとに、「才能」「感情」「やる気」「人間関係」まで、人生のつまずきを脳の視点からやさしく解き明かします。専門知識がなくても読みやすい会話調とイラストで、脳のしくみと上手な付き合い方が自然と身につく一冊です。 《コンテンツの紹介》 ●Chapter0 どうして脳を知れば、人生は“うまくいく”のか? ●Chapter1 自分って何?脳と心がつくる「私」の正体 自分を理解するための第一歩/脳がつくりだす「私」というミステリー/脳が見せている「現実」の裏側/「心」を動かす脳のチームワーク/選んでいるのは、意志か、脳か?/才能を伸ばす環境と努力の方程式/頭のよさを決める「脳の柔らかさ」/人類をアップデートさせた「言葉」のチカラ/最高のアイデアが舞い降りる瞬間 ●Chapter2 グリア細胞の本領発揮!知られざる脳のスーパーヒーロー やる気や気分を左右する「脳内化学物質」の働き/考えが生まれるとき「電気信号」はどう伝わる?/日々書き換えられる「あなたの脳回路」/脇役じゃない!脳を支える「真の主役」たち/脳を守り、整える存在 ミクログリアの役割/脳を外界から守る「血液脳関門」というしくみ/記憶はどこにしまわれているのか?/人類最大の謎に、脳科学はどこまで迫ったのか?/五感はどう磨かれる?感覚と脳の関係/脳はしなやかに「進化」してきた ●Chapter3 脳を“鍛えて”一生成長する人間になる! 感情をコントロールする「心のブレーキとアクセル」/情報にふり回されない「脳の判断力」/脳はどうやって情報を整理しているのか?/脳はどのように成長するのか?/学び続ける人の脳で起こっていること/経験と習慣が未来の脳をつくる ●Chapter4 うまくいかない経験が、脳を強くする 緊張も不安も、命を守るための反応/頑張りすぎると、脳も電池切れ/新しいことは、脳を刺激する/マルチタスクは脳を疲れさせる/気づいていないあいだも、脳は働いている/欲望をエネルギーに!最強のモチベーション術/記憶の引きだし整理術/思いだすたび、記憶は少しずつ変わる/睡眠が体に与える影響/深夜の「脳内シアター」/失敗を力に 脳を育てるリカバリー術/プレッシャーを味方に!ストレスに負けない最強マインド/逆境に強くなる!しなやかな心の秘密 ●Chapter5 つながりたい脳 共感・感情・人間関係の秘密 仲間はずれで心が痛む理由/情動はどのように生まれるのか?/恐怖という情動のしくみ/香りで記憶をよみがえらせる脳の魔法/刺激ある環境が脳を元気にする/「男脳・女脳」って本当にあるの?個性を認める脳のモザイク/言葉を超えて伝わる?テクノロジーが拓く「脳と脳」の未来/AIは人間にどこまで近づけるの?/思いやりは最強の武器!つながりを深める幸せホルモン/スマホ疲れの処方箋/脳をシンクロさせる魔法の伝え方 ●Chapter6 脳を味方につけて健康に 人生を支えるセルフケア 中毒から抜けだすために、脳で起こっていること/脳内物質の黄金バランス/やる気が出ない脳とのつき合い方/ストレスが脳に与えるダメージとは?/不安を科学的に軽くする方法/脳の免疫細胞を元気に保つ秘訣/いつまでも「若いアタマ」でいるために/集中力と記憶力を劇的に高める食べもの/免疫力・睡眠・運動で脳を整える/今日からできる、脳を整える新習慣/巻末特別収録 人生を変える「脳のセルフケア」実践術/今日から始める、脳を守り育てるヒント ※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事・ 写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。 -
DINKsのトツキトオカ 「産まない女」はダメですか?
「子どもは無理、私は“母親”になりたくないから…」 金沢アサ、哲也夫婦は【DINKs】。 共働きで子どもを意識的に作らない、持たない夫婦。 結婚して3年たつが、その考えは変わらなかった。 ある日、アサは高校の同窓会に参加する。 子持ちの同級生らの会話についていけず、その上子無しのアサへの陰口も聞いてしまい、居心地の悪い思いをした。 帰宅後、気落ちしたアサは哲也の「子どもはいなくていい」という言葉に慰められる。 けれどその言葉と裏腹に、哲也には秘めたる思いがあったがアサはそれを知る由もなかった……!! ※この作品は『ダークネスな女たち』Vol.63~68に収録されています。重複購入にご注意ください。 -
幼なじみとはじめる極上溺愛レッスン~甘すぎる手ほどきに身も心もトロトロです~
「気持ちよくなることだけ考えて」相手が真白だからかな、気持ちいいだけじゃなくてすごく安心する…――処女であることがコンプレックスの佐藤苺華(いちか)。日頃のストレスを甘いスイーツで発散しようとしたある日、幼なじみで大人気パティシエの千葉真白(ましろ)と再会する。仕事で悩んでいたこともあり、思いきって自身のコンプレックスをカミングアウトすると、「俺じゃダメなのか?」と真白から思わぬ提案をされて…?えっちなスキンシップのハードルを下げるために始まった真白との快楽レッスン。甘くて優しい愛撫に、苺華のカラダはどんどん敏感になって……!ダメ、ナカと外同時にいじられたら、すぐにイッちゃう――! -
《最強ステータス》を引き継いで人間に転生した聖獣ベヒーモス、勇者の婚約者(お姫様)をうっかり寝取ってしまう
TVアニメ2025年放送の『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎として暮らしてます』原作者・銀翼のぞみ氏による、大人気WEB小説をコミカライズ! 吾輩は、とある理由で人間に転生した最強の存在――ベヒーモスである。 転生したその日、吾輩はエルフの少女の命を救うこととなる。その夜……彼女は吾輩との"交わり"を求めてきて…?そして、どうやら彼女は一国の姫であり…………どうしよう!? S級チート異世界イチャえち転生譚、開幕★ (このコミックスにはハレム vol.67~71に掲載された第1~5話を収録しています。) -
私を裏切った元家族の皆さま。 断罪される準備はよろしいですか?
予知夢を見られる伯爵令嬢シアリンは、姉ラーナの『本当は予知夢を見られず姉の功績を横取りしている』という嘘によって、王太子との婚約が破棄となる。その嘘を両親も信じたせいで実家から見捨てられ、ちょうど釣書が来た男爵令息に嫁ぐことになるが、それはシアリンに密かに想いを寄せていた公爵令息ジェリクの助けだった。そうしてシアリンは自分を信じてくれなかった人たちを見返すことに決める。一方、大嘘つきの姉を信じた家族や王太子は窮地に陥るが、時すでに遅く…… ※電子版は単行本をもとに編集しています -
ママがロックンロールしてたころ
奥多摩のさらにその奥の町で、父と暮らしていた久保田炳児(ペイジ)。変わった名前の由来は、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」だそうだ。「ジミ・ヘンドリックス」も候補だったらしい。10歳になったある日、小学校の校門で女性に声をかけられた。「あたしはあんたのママなの」ペイジが赤ん坊のときに家を飛び出した「ママ」は、バイクで遊びに行こうといきなり言い出し・・・・・・。後からわかったことだけど、母は末期がんに侵されていた。サイドカーに乗った2日間の旅が、ペイジの何かを変えた――。【著者略歴】東山彰良(ひがしやま・あきら)1968年、台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡へ移住。2003年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で大藪春彦賞、15年『流』で直木賞を受賞。16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞、17~18年『僕が殺した人と僕を殺した人』で、織田作之助賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞。近著に『怪物』『わたしはわたしで』『邪行のビビウ』『三毒狩り』などがある。 -
もぐら伝
「ねえ、リュカントロプル(狼男)って聞いたことある?」 楢山と紗由美の結婚を見届けた後に旅に出た竜星が、行方不明となっていた。 刑事研修で警視庁に出向中の真昌は、指導員となった益尾とともに、竜星の消息を追う。 一方、裏社会ではある噂が流れていた。 ワーキングホリデーを名目に売春を斡旋する違法会社が、次々と「狼男」によって壊滅に追い込まれているという。 その姿を見た者は、再起不能の重傷を負うか、精神に異常を来してしまう、と――。 竜星が行方をくらました目的とは? そして「狼男」の正体とは? 誰よりも強く、優しいスーパーヒーロー・竜星の活躍を描く 「もぐら新章」第二部、ここに開幕! -
その手は明日を紡ぐために
★『ぼくが生きてる、ふたつの世界』映画化 ★『「コーダ」のぼくが見る世界』が「第71回 青少年読書感想文全国コンクール課題図書」(高等学校の部)に選出 今注目の著者・五十嵐大による、初の半自伝的お仕事小説! 「え? ちょろっと文章書いてもらうだけなのに、そんな金取んの?」 耳が聴こえない両親のもとで育った聴こえる子ども・コーダである伊賀紡(いが・つむぐ)は、自分のことを“ふつう”に見てもらえない環境に嫌気がさし、親元を離れ、東京でライターとして活動することに。ところが、そのライター業でも無力感に苛まれる出来事ばかり。両親を地元に残したまま“逃げてきた”自分への罪悪感が募る一方だ。こんな状態ならば、親のために生きるべきなのではないか……。そんな紡にとっての心の支えは、紡と同じように地元を出てきた共に暮らす親友、柏樹優平。ともに苦労を分かち合うことでなんとか日々を過ごしてきた。 ある日、ヤングケアラーとして育った過去を持つ実業家・蓮音美羽の取材で、彼女の様子がおかしいことに気がついた紡はある質問を投げかける。このことがきっかけとなり、紡は少しずつ自分が進むべき道を見出し、自信をつけていく。しかしそんなとき、優平から思いもよらない言葉を投げかけられ……。 居場所を探す全ての人に贈る、まっすぐ心に届く感動作 -
私を殺そうとした国でも救わなきゃダメですか?(分冊版)
「婚約者も奪ってお金も奪った女の道連れに死ぬって…… そんなのアリ――――っっ!!!?」 ――と思ったら、そんな女の娘に転生してました!? (28歳 薬剤師) リーゼロッテはセントワーナー王国の繁栄のため、 生贄になるべく連れてこられた千年に一度の魔力の持ち主。 「可哀想なお姫様」のはずが、 そんな彼女に突然不幸すぎるアラサー薬剤師・藤花の記憶が戻ってしまう……!? 混乱する彼女の目の前に現れたのは、自分が死ぬ原因になったキララ。 彼女は死なずに“異世界転移”して、この国の女王となっていた!! 私はこの世界でも殺されちゃうの!? それとも――…!? リーゼロッテは義兄のイケメン王子や隻眼の剛健な剣士にも甘やかされて、 薬剤師の知識を使って大冒険!?!? -
絶望しかけた女子のための世界史
フランスで話題のベストセラー日本上陸! 最新研究と埋もれた史実から、 世界史の大前提を根底からアップデートする一冊。 絶賛! 組織開発コンサルタント 勅使川原真衣氏 ライター 武田砂鉄氏 歴史を学んだとき、 あなたはこう思いませんでしたか? 「昔の女性は従属し、時代とともに少しずつ解放された」 ――そんなシンプルな物語。 ・ ・ ・ でも、本当の歴史はもっと複雑で、もっと面白い。 声を上げ、創造し、闘った女性たちが確かに存在したのに、 その姿は長い間、見えなくされてきました。 ・ ・ ・ この本は、その「見えなかった歴史」に光を当て、 世界の見方をひっくり返す旅へと、 あなたを誘います。 イントロダクション 女性たちは決して黙っていなかった Ⅰ 先史時代 1 先史時代、女性は存在していたの? 2 ヴィーナス小像と女性の地位 3 「仕事」が生まれ、女性差別がはじまる Ⅱ 古 代 4 古代の女性戦士と女性市民 Ⅲ 中 世 5 中世では、女王や女騎士が権力を行使していた 6 女性たちは大聖堂を建設していた 7 大監禁 8 「 魔女狩り 」から逃れる 9 女性作家、忘れられた名詞と職業 Ⅳ 近現代 10 啓蒙時代の「 女学者 」たち 11 消された女性革命家たち 12 一九世紀は、ドレスと処女と「 女の人形 」 13 一九世紀の男性階級への抵抗 14 銃声の中に? それとも台所に? ―― 女たちの二〇世紀のはじまり 15 戦争は男だけのものではなかった ―― 第二次世界大戦 16 戦後、女性は市民になった――はずだった 17 さて、女性差別は終わった? 結 章 忘れないために新しい歴史を知る -
あなたの知らないアメリカ
不思議の国、アメリカ。 この国で、いったい何が起きているのか? 差別とヒップホップ、マフィア没落のその後、Made in Chinaのトランプグッズ、700万円かかる虫歯治療、ニューヨークに「国家」を築く先住民、投資対象になったアメリカ4大スポーツ、テキサス州に集まるウォール街の大手金融、大企業病を患ったGoogle、Meta、Apple――。 日本経済新聞電子版の人気連載、待望の書籍化! アメリカとはどんな国か。 日本でもアメリカに関する情報はあふれている。日々の新聞やテレビ、SNSでも、トランプ米大統領の奔放な発言やウォール街の投資情報、シリコンバレーの人工知能(AI)開発、メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍ぶりなどが伝えられない日はない。 それでも「どんな国か」という問いに答えるのは簡単ではない。 この国の実相に近づくためには、政治や経済、文化といった特定の断面から分析するだけでは十分ではないだろう。 本書に登場するのは、月30万円の保育料に悩む40代の母親、歯科治療に700万円かかると言われてコスタリカでの治療を選択したコロラド州の男性、シリコンバレーの「ハッカーハウス」で腕を競う30歳のエンジニア、仲間に裏切られて足を洗ったマフィアの元大物といった人々。 アメリカ発の一般的なニュースにはあまり登場しない人々を日本経済新聞社米州総局の記者が追いかけ、不可解な事実を明らかにした現地ルポルタージュ。 -
南アルプス山岳救助隊K-9
大藪春彦賞作家の好評山岳ミステリー最新刊! ≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒ 北岳でもクマ騒動!? 人を憎み、森を徘徊する 隻眼のクマを確保せよ! ≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒ 山岳救助隊員&救助犬、名バディの活躍! クマたちは私たちに今後どうするつもりなのかと、問いかけているのかもしれない。 ――山﨑晃司氏(東京農業大学教授) 全国で起きているクマ騒動。 北岳でも被害が出ており、WLP(野生鳥獣保全管理センター)八ヶ岳支所の 七倉支所長と管理官の関千晶が調査にやってきた。 一方、北岳では幕営地でテントやアウトドア用品の盗難事件が頻発して、 山岳救助隊の夏実たちが対応に追われていた。 そこにクマに襲撃されたとみられる遺体発見の報告が入り……! 山岳救助隊員と救助犬、名バディの活躍を描く、大藪春彦賞作家の好評山岳ミステリーシリーズ最新刊。 【文庫書下し】 -
劇場という名の星座
光と闇、生と死、絶望と愛・・・・・・この世のすべてを内包する、比類なき劇場【帝国劇場】。2025年2月をもって一時休館となった同劇場の記憶を未来へと繋ぐ、世界でたった一つの“帝国劇場”小説が誕生! 白杖の父が遺した、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のパンフレット。そこには新人案内係からの手紙が挟まれていた――「ホタルさんへの手紙」 少年は、劇場2階ロビーのステンドグラスの裏側に寝泊まりしていた。舞台袖、楽屋食堂、馬小屋・・・・・・自在に歩き回る彼は、ある人を永遠に探し続けている――「内緒の少年」 劇場ロビーに一脚あるという“幸運の椅子”。売店で働くたった一人の“担当さん”だけが代々受け継いできたその伝説と、椅子に座った人々の元に訪れる幸運――「こちらへ、お座りください」 劇場の“壁”に深い愛着を抱いてきた税理士の男、観劇後に日傘を差し館内を歩く“パラソル小母さん”と呼ばれる女性・・・・・・。彼らの思いを迎え入れ続けた劇場が、ついに最終公演の日を迎える――「劇場は待っている」ほか全八編を収録。 舞台上でスポットライトを浴びるスター、誰かにとっての特別な一日を支える案内係や売店スタッフ、客席から見えない裏側で上演を支えるエレベーター係や幕内係、そして観客・・・・・・。劇場を愛し、劇場を作り上げてきた人々の密やかな祈りがきらめく豊饒な短編集。 ◆著者プロフィール 小川洋子(おがわ・ようこ)1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞受賞。21年紫綬褒章受章。26年『サイレントシンガー』で毎日芸術賞受賞。『掌に眠る舞台』『耳に棲むもの』ほか著書多数。 -
まんがで読破
※本書はTeamバンミカスより配信されていた『失われた時を求めて(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。 今や私は時空を超えた存在となったのだ! マドレーヌを口した瞬間、少年時代の記憶が甦る奇妙な感覚。「私」の成長とともに描き出される、第一次世界大戦前後のフランス社交界の人間模様。それは「私」の失われた時を探し求める長い旅の始まりだった。貴族とブルジョワ・恋愛と同性愛・芸術と創作論…独自の時間解釈と記憶についての見解を提示し、20世紀の文学・哲学概念を変革させた大長編小説を漫画化。 まんがで読破シリーズ 第31巻 -
frottage:あの子が残したこわい話
読んだことをほんの少し後悔し、それでもなお毒のような余韻に耽溺する。 一期一会の取材で集められた奇跡のような怪談たち。 「この怪と縁を結ぶ覚悟はありますか?」 すべての孤独な魂に捧ぐ、多故くらら初の単著。 * 体験者を静かに見つめ、その心と記憶の奥底まで潜って怪の本質を写しとる―― 怪談界に突如現れた新星が綴る昭和から現代までの怪。 昭和に生まれた二組の双子の数奇な運命と怪…「双子を飼う」 サーカスの軽業師が猛獣の調教に使う恐るべき言葉…「いぢめて、いぢめて花が咲く」 東欧の少女が日本で見た霊と秘密の遊び…「フロッタージュ」 夢を絶たれた高校球児に穿たれた黒き呪い…「黒いダイヤの拳」 魔性の背中を持つ女にとり憑かれた女体盛り師の壮絶な半生と因果…「無念」 ほか、怪に囚われし人々の境涯を淡々と写し出す幻燈のごとき全15話! * 人生という路上のフロッタージュ。 私はしゃがみこみ、薄い紙をそっと押し当て、力を込めて擦る。 石の粒が小さな雷を起こし、迷いと立ち止まりの重さが黒い粉となって浮かび上がる。 恐怖は赤錆のようにざらつき、届かない呟きは薄く濁った灰色の雲へ。 出来上がった一枚は地図のようで地図ではない。 人生の断片が偶然ここに落ち、圧縮され、得体の知れない疼きとなって残っている。 誰にも見られず拾われず、少しずつ摩耗しながら。 それでも消えきらない怪奇の輪郭だけが、ひっそりと片隅に身を横たえている。 私はまた新しい紙を広げる。 今夜も、誰かの声を絵の具にして、そっと擦り出そうと思う――(あとがきより) -
武士はつらいよ
「殿の愛馬が亡くなった?」 美園(みその)藩城主お気に入りの愛馬・流れ星が突如息を引き取った。死因は不明。亡き父の家督を継ぎ、徒(かち)目付に就いた夏目要之助は、上役から原因を突き止めるよう命じられる。要之助は同輩の西島主馬、配下の青木清兵衛とともにさっそく探索に赴くが、直後、馬方の一人が何者かに殺された……。愛馬の死の裏には何が? 和菓子屋の娘・お菊に心奪われながらも、お役目に邁進する要之助の多事多難! 武士はいつもやせ我慢 上役からの無理難題、母からの小言、町娘との淡い恋……徒目付・夏目要之助が今日もゆく! これぞ時代小説、新シリーズ! -
海のシンバル
“僕は、君にちゃんと傷付けられて、幸せだった” 下関のラブホテルで働く青年×毎週水曜に売春する女子高生 気送管を使った秘密の文通でふたりは、一生分の恋をした。 「小説家になろう」第1位(※) 「書籍化クラウドファンディング」431%達成 話題のウェブ発恋愛小説ついに書籍化! (※)2025年12月 文芸(純文学)ランキング ”触れない。見れない。だからこそ、愛した。” 下関の海岸沿いに立つ“ファッションホテル”ピシナムで働く磯辺逢深は、そこで売春する少女・Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる二人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消したーー。4年後、磯辺の元に「ピシナムの取材がしたい」とウェブライター・秋山千鶴が訪ねてくる。彼女との対話から、Rの失踪に秘められた残酷な真実が、ゆっくりと紐解かれていく。 (ファッションホテル:受付にホテルマンが24時間待機しているラブホテルの呼称) 不器用で痛々しい二人の恋に、きっとあなたも涙する。 -
朧の花嫁
●○●大人気コミカライズ原作、待望の書籍化●○● 大正時代の函館。旧華族の清子は顔の痣により冷遇されて育った。そんな彼女は、金のため顔も知らぬ実業家に嫁ぐように命じられる。 清子が出向いた屋敷には、商才あふれる美貌の青年・朔弥がいた。しかし彼の目は不自由になりつつあり、これまでの縁談への苛立ちから彼女を拒絶。それでも清子は真摯に接し、朔弥も、その育ちゆえに真心で人を見る彼女に心惹かれ、互いにかけがえない存在に。 だが、痣を知った岩倉本家は彼女を追い出そうとして――。彼と生きるため、清子はその人柄と聡明さで懸命に試練に向き合い……? ●○●登場人物●○● 伊知地清子(いちじ・きよこ) 名家の娘だが、痣のせいで蔑まれてきた。人の真心を見る聡明さがあり、時に朔弥も驚く洞察力を発揮する。 岩倉朔弥(いわくら・さくや) 長身で圧倒的な商才をもつ美貌の青年。だが目が不自由で少々ひねくれ者。清子に惹かれ……。 ※特典として、書き下ろし短編ストーリー「懐中時計」を収録。 -
溺れる少女
絵画「溺れる少女」に瓜二つの女性に魅入られた主人公は、精神に異常をきたす。怪談、都市伝説、人魚、人狼、カルト宗教……。信頼できない語り手による傑作サイコロジカル・ホラー。 ★ブラム・ストーカー賞受賞作 ★ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞作 ★世界幻想文学大賞最終候補作 ★英国幻想文学大賞最終候補作 ★ネビュラ賞最終候補作 ★ローカス賞最優秀ファンタジー小説賞最終候補作 ★シャーリイ・ジャクスン賞最終候補作 ニューヨーク・タイムズはじめ各紙誌絶賛! ローカス賞、世界幻想文学大賞受賞作家の最高傑作! 驚異的な文学作品 ──ピーター・ストラウブ 読者を瞬く間に深淵に引きずりこむ ──ブライアン・エヴンソン 【あらすじ】 狂気を宿した母ローズマリーと祖母キャロラインの記憶をたずさえて生きる、画家兼小説家のインプ。ある日、町で出会ったゲームライターのアバリンと恋をするが、ドライブ中の路上で裸の女性エヴァと出会い、物語が反転していく。11歳のときにはじめて見た絵画『溺れる少女』、セーヌ河で溺れた名なしの少女、赤ずきんちゃん、ルイス・キャロル、ブラック・ダリア、ウラジーミル・ナボコフ、ジェヴォーダンの獣、セイレーン……。エヴァに出会ったのは、夏の夜のルート122か、秋の夜のウルフ・デン・ロードか。真実と事実が入りまじる、新たなゴースト・ストーリー。ローカス賞、世界幻想文学大賞受賞作家の最高傑作。 【著者略歴】 1964年アイルランド・ダブリン生まれ。アメリカに移住し、大学で地質学と古生物学を学ぶ。92年頃から小説の執筆を始め、人気コミック『サンドマン』スピンオフ作品のシナリオも手がけた。ホラー、ダークファンタジーの優れた書き手として高い評価を得ており、98年、長篇『Silk』で国際ホラーギルド賞第一作部門を受賞。2012年には本作でブラム・ストーカー賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(現アザーワイズ賞)を受賞。また24年には「縫い針の道」でローカス賞短篇部門を受賞したほか、世界幻想文学大賞など受賞多数。また、古生物学者として研究を続けるほか、音楽活動も行なっていた。邦訳に、『ベオウルフ 呪われし勇者』など。 -
7回転んでも8回起きる
元スピードスケート金メダリストが初めて胸の内を綴った珠玉の一冊 スピードスケート選手として冬季オリンピックに3回出場した金メダリストの髙木菜那さん。 本書は、現在、メディアや講演などで幅広く活動する彼女が、初めて心の内と半生を綴った著書になります。 スケートとの出合い、周囲からの妹・美帆さんとの比較、五輪への厳しい道のり、歓喜に震えた金メダルの景色、追い込まれていった3回目の五輪、金メダル目前での衝撃の転倒、引退してからの抜け殻のようになった日々、ゆっくりと歩み始めた第二の人生・・・。 それらの半生を縦糸に、その折々で転機となった「言葉」や「学び」を横糸に、自らの言葉でありのままに綴っています。 何かにチャレンジしている人はもちろん、挫折をして悩み苦しんでいる人の背中を、そっと押してくれるような一冊です。 《本書の目次より》 ●第1章:髙木家の教え ・やるならば中途半端にせずしっかりやる ・頑張れとは言わずにそっと見守る、 ・何を優先するかは自分で決める、ほか ●第2章:歓びと葛藤のあいだで ・菜那は菜那だよ ・悲劇のヒロインになるな、ほか ●第3章:夢から現実のオリンピックへ ・コーチと先輩が言っていることを最優先しよう ・努力することに無駄なことはひとつもない、ほか ●第4章:2つの金メダルの重み ・私は金メダルを獲りますと口に出す ・金メダルを獲ってわかったこと、ほか ●第5章:命と心を削った4年間 ・できることをひとつひとつ増やしていく ・もっと自分の感覚を信じていい、ほか ●第6章:傷だらけの心と渾身の滑り ・追い打ちをかけたコロナ禍 ・スケートを楽しんでほしい、ほか ●第7章:最後のオリンピック ・もしも時間が戻ったとしても ・いいなあ、銀メダル ・ウェイク・アップ、ほか ●第8章:逃げた先に見えてきたもの ・グレーがあってもいい ・金メダルをずっと輝かせられる人であってほしい ・まずは自分を褒めてあげよう、ほか -
地下鉄駅
生を手離さずにいることは、こんなにも難しい――。 失業、借金、いじめ、病気……駅で自ら死を選ぶ人々と、その防止に奔走する地下鉄職員・葉育安。 現代台湾文学を牽引する作家・何致和が、都会の声なき声を拾い再生を描く台湾発の話題書。 台湾文学賞、誠品読書職人賞など受賞多数! ・ ・ ・ 葉育安(ヨウ・イクアン)、45歳、思春期の娘と認知症の老母との3人暮らし。 優柔不断、すべてに受け身で生きる彼が 地下鉄の自殺防止プロジェクト長として向き合うことになったのは、 地下鉄のホームで今まさに自死へ向かう人たち。 ・ 会社のお金を横領したサラリーマン、SNSで失恋を晒された中学生、持病に悩む老人、周囲から羨まれながらも生きる気力を失った女性……自殺防止プロジェクトリーダーを任せられた育安は、なんとか成果を出そうと試行錯誤を重ねるも、自らの足でホームから飛び降りる人たちを止めることはできない。 それでも群集のなかに身を置いて、日々を生きていく寄るべき人々の体温が、見知らぬ他人をいつしか温めていく――出口のない問題を抱え生きる全ての人へ、ささやかでも、明日へ向かう力の一端になる物語。 ・ 現代社会のひずみや抑圧を描いたソン・ウォンピョン『アーモンド』、ハン・ガン『回復する人間』らにも通じるストーリーテラーの初邦訳。 ・ 《解説:松本俊彦(精神科医・作家)》 読了後、語られなかったこと、描かれなかった余白に読者は深く心を揺さぶられ、何かを考え始める。こうした、読後から始まる独特の余韻、静かな残響音は、本作品における最大の魅力といってよいだろう。 ・ 《台湾文学金典賞授賞/選評 凌性傑(詩人・作家)》 何致和は中年男性の心境をきめ細やかに描き出し、公共交通機関と時代の鼓動を結び付け、地下鉄によって交わる人生を通じ、様々な流動を表現する。その流動感に、多声的な語り、語りの視点の交代が加わることで、重層的で、極めて読みごたえのある作品に仕上がっている。 地下鉄という現代の交通機関は、個々の実存の不安を乗せる一方で、出発と帰還を支えている。本書で最も引き付けられるのは、冷静に傍観しているようでいて、「理解しようとする」やさしさを潜めた語りである。 -
喫茶おじさん
それでも、コーヒーは今日もうまい。 松尾純一郎、57歳。 大手ゼネコンを早期退職して、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。 再就職のあてはないし、これといった趣味もない日々の中、ふらりと喫茶店に入る。コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。 趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。 東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都── 「おいしいなあ」 「この味、この味」 コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎には、苦い過去がある。妻の反対を押し切り、退職金を注ぎ込んで始めた喫茶店を半年で潰したのだ。 たくさんの問題を抱えながら、男は今日も喫茶店へ向かう。閉ざされた夢の扉は再び開かれるのか? 滋味深いグルメ×老後×働き方小説。 解説は、編集者の岡本仁氏。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『喫茶おじさん』 の文庫版となります。 -
メリバだらけの乙女ゲーで推しを幸せにしようとしたら、執着されて禁断の関係に堕ちました(分冊版)
大好きな乙女ゲームの世界に転生したアンナ。母親の再婚により公爵令嬢となった彼女は、そこで最推しキャラのロイが義兄となることを知る。ゲーム内のロイは「忌み子」として疎まれて育ち、ヒロインに心開くものの、監禁や薬漬けといった事件を引き起こし、メリーバッドエンドを迎えてしまう。アンナは推しの幸せのため、ロイをハッピーエンドに導くことを決意し、幼少期から彼に接し続ける。しかし時が経つにつれ、ロイはアンナに重い執着愛を見せてきて……!? 転生公爵令嬢がヤンデレ義兄の闇堕ち回避に奔走するラブファンタジー、待望のコミカライズ! -
粉瘤息子都落ち択
第49回すばる文学賞受賞作。異形の青春小説誕生! 「本当に久しぶりに、ただただ面白い小説を読んだ」金原ひとみ氏「もっとも読む快楽を感じた」岸本佐知子氏(選評より) 上司のパワハラで退職し、アパートに引きこもっていた野中。ある時、大学時代の友人・忍から「毎月10万渡すからスト6の対戦をしてくれ」と謎の提案をされる。以来、月1のメンクリ通いと週4の忍とのオンライン対戦、そして、毎日最寄りの自販機でマウンテンデューを買ってはふらふら散歩する日々を過ごしていた。九州の実家では父親が病気で死にかけていて、母親からは早く帰るよう懇願されている。“都落ち”が近づくある日、いつもの自販機に貼られた、意味不明な文章が印字されたテープと出会う。[じゃあ一生オマトゥマヘーオマヘマンヘーっつてろよ]野中は、自分の粉瘤の血が飛び散ってしまったそれを【呪物】としてフリマアプリに5000円で出品。すぐに落札されたことをきっかけに、野中は更なる混沌に巻き込まれていく――。だるくて切実、くだらないのに沁みてくる、令和最強の“底辺”青春小説。 -
近現代短歌
与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋から塚本邦雄まで。穂村弘が歌人50人とその名歌5首を厳選、鑑賞と共に贈るアンソロジー。短歌の不思議さと面白さを、楽しく深く知ることができる、決定版案内。 与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋、宮沢賢治、明石海人、葛原妙子、齋藤史、塚本邦雄、馬場あき子、寺山修司―― 穂村弘が近現代の歌人50人とその名歌5首をセレクト。 自由に変化し続けてきた短歌の不思議さと面白さを豊かな鑑賞と共に味わう。 決定版アンソロジー。 正岡子規 佐佐木信綱 与謝野鉄幹 窪田空穂 与謝野晶子 山川登美子 斎藤茂吉 前田夕暮 北原白秋 若山牧水 石川啄木 三ヶ島葭子 吉井勇 釈迢空 岡本かの子 土屋文明 宮沢賢治 明石海人 吉野秀雄 前川佐美雄 坪野哲久 葛原妙子 石川信雄(信夫) 齋藤史 佐藤佐太郎 宮柊二 近藤芳美 山崎方代 浜田到 竹山広 塚本邦雄 中城ふみ子 大西民子 相良宏 山中智恵子 前登志夫 岡井隆 馬場あき子 寺山修司 平井弘 奥村晃作 小野茂樹 佐佐木幸綱 春日井建 岸上大作 高野公彦 村木道彦 福島泰樹 伊藤一彦 三枝昻之 全集版あとがき 文庫版あとがき 解説 東直子 -
夢遊の大地
現代アフリカ文学の最前線を紹介する、新海外文学シリーズ《アフリカ文学の愉楽》第2回配本! 現代アフリカ文学最重要作家、モザンビーク出身のミア・コウトの長篇デビュー作にして映画化もされた代表作がついに登場! 長引く内戦に荒廃した東アフリカ、モザンビーク。 ひとりの老人と、記憶を失った少年が、戦火を逃れ、どこまでも続く道路を歩いている。 焼け焦げたバスの傍らで、彼らは血まみれの死体と殴り書きされた何冊ものノートを見つける。頁に残された男の名はキンヅ。文字の読める少年は老人にノートを読み聞かせはじめ、やがて物語はキンヅの遍歴とパラレルに進んでゆく。 現実とおぼしき老人と少年の世界、夢とも事実ともつかないキンヅの旅と人生。過去と現在が溶け合い、記憶と語りが幻想へと変容する。 果たして夢遊の大地に翻弄されるふたりの行き着く先は……。 その業績に対して、2007年にはアフリカ人としてはじめてラテン連合文学賞を、2013年にはポルトガル語圏でもっとも重要な文学賞のカモンイス賞を、そして2014年にはノーベル文学賞に次ぐ権威があるとされるノイシュタット国際文学賞を受賞。さらに2025年には、ポルトガル語圏の作家としてはじめてPEN/ナボコフ賞国際文学賞を受賞するなど、現在に至るまで精力的に詩・短篇・長篇・評論とさまざまな作品を発表し続けているミア・コウト。 ポルトガル語圏を超えて世界中で読み継がれている長篇デビュー作にして代表作がついに登場! ◉《アフリカ文学の愉楽》全6巻◉ 【編集委員】 粟飯原文子、桑田光平、中尾沙季子、中村隆之、福島亮 ◆アラン・マバンク(コンゴ共和国) 【第1回配本】 『割れたグラス』桑田光平 訳 バー"ツケ払いお断り"を舞台に繰り広げられる、酔いどれたちのめくるめく狂想曲! コンゴ共和国出身、現代アフリカ文学随一のヒップスターによる代表作。 『ヤマアラシの回想』桑田光平・福島亮 訳 その国には分身遣いがいるという―― 人間の〈分身〉として生き、殺人を定めとされた一匹の雄ヤマアラシが語る人間界の悲喜劇。 人間の内奥を抉り出す、マバンクのルノドー賞受賞作。 ◆ミア・コウト(モザンビーク) 【第2回配本】 『夢遊の大地』伊藤秋仁 訳 長引く内戦で荒廃したモザンビーク。 記憶喪失の少年とひとりの老人の幻想的な彷徨を、言葉遊びや詩的な描写を自由自在に駆使して、アフリカ的な幻想と現実が入り混じったイメージを浮かび上がらせる、カモンイス賞受賞作家のデビュー作にして世界中で読み継がれている代表作。 ◆サミ・チャック(トーゴ) 『エルミナ』福島亮 訳 キューバやメキシコなどのさまざまな場所を舞台に、魔性の美少女とそれに魅せられた青年の淫靡な実践の数々。 「アフリカのサド」の異名をほしいままにするサミ・チャックが、プラトンから山田詠美、さらには作中小説『エルミナ』まで、めくるめく引用を重ねながら綴る、悦楽と残酷に満ちた代表作。 ◆レオノラ・ミアノ(カメルーン) 『影の季節』粟飯原文子 訳 カメルーンのドゥアラを舞台のモデルに、口承によって受け継がれてきた大西洋横断奴隷貿易の起源に迫るフェミナ賞、メティス小説大賞受賞作。 ◆アクウェケ・エメズィ(ナイジェリア) 『フレッシュウォーター』粟飯原文子 訳 ナイジェリア南部に暮らすアダは気性の激しい扱いにくい子どもだった。イボの言い伝えによれば、精霊オバンジェとして生まれた子はたいてい幼いときに死ぬが、オバンジェのアダは生き延びて16歳で大学進学のために渡米する。やがてアダの中の精霊/自己たちが力を増していき、痛ましい事件の後、名前を持つ存在が前面に現れ、身体を支配するようになるが……。 「複数のわたし」と対話し、折り合いをつけることとはどういう経験なのか。 いま世界でもっとも注目される作家のひとり、エメズィの鮮烈なデビュー作にして自伝的小説。 PEN/ヘミングウェイ賞最終候補作。 -
使用人令嬢の受難 ~記憶喪失の婚約者と二度目の恋~
オライオン侯爵家で使用人として働くリサリーは、その家の一人息子・ヒューゴと恋に落ちる。 身分違いの恋で周りからの反対の声が多かったが、二人の気持ちは強く、 リサリーが良家の子女が通う寄宿学校で花嫁修業をすることを条件に、婚約が認められた。 二人はしばしの別れを惜しみながら、彼女は旅立った――。 半年後、寄宿学校から戻ったリサリーは真っ先にヒューゴのもとへ。 久しぶりに会えると浮足立っていたが、再会したヒューゴの様子がおかしい…。 彼はリサリーに「君は……誰だ…?」と尋ねてきて――!? 記憶喪失の侯爵×庶民育ちの元伯爵家令嬢、二度目の恋を巡るラブファンタジー、開幕!【恋するソワレ】 -
comic Berry’s8年後の都筑くんが甘すぎる
取引先の営業マンとして寿の会社に現れた、エリートイケメン・都筑。彼は偶然にも寿の高校の同級生だった!しかも大企業の御曹司で、常に女の子に囲まれていた人気者。なのに、地味で目立たなかった寿になぜかちょっかいを出してくるから、寿にとっては超苦手な人物で――!?そんな都筑と仕事で組むことになり最初は怯えていた寿だけど、8年の歳月を経て洗練された大人の男性になった都筑のことがだんだん気になり始めて――!? (この作品は電子コミック誌comic Berry's vol.77に収録されています。重複購入にご注意ください) -
楽園
2021年ノーベル文学賞受賞! 初期代表作 舞台は20世紀初頭、現在のタンザニアの架空の町。主人公ユスフの12歳から18歳までの成長の過程が辿られ、東アフリカ沿岸地域の歴史的な大転換期が、少年の目から語られる。 宿を経営するユスフの父親は借金に行き詰まり、裕福な商人アズィズに借金の形に息子を差し出す。ユスフは使用人(奴隷)として働き、内陸への隊商で莫大な富を得ているアズィズの旅に加わる。 互いに争うアラブ人、インド人、アフリカ人、ヨーロッパ人のいくつもの勢力を目撃し、さまざまな経験を積んだユスフは次第に自らの隷属状態について疑問を抱きはじめる……。 作家は1948年ザンジバル(現在のタンザニア)生まれ。革命の混乱を受けて67年にイギリスに渡る。ケント大学で博士号を取得。ポストコロニアル文学を教えながら執筆活動を続け、現在、同大学名誉教授。これまでに長篇10作を発表し、1994年に刊行した4作目となる本書『楽園』はブッカー賞およびウィットブレッド賞の最終候補となる。2021年にノーベル文学賞を受賞する。 巻末に「ノーベル文学賞受賞記念講演」を収録。 -
隠れ最強動物図鑑
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 弱そうに見えて 本当は強い影の王者たち。 隠れた力を見逃すな! 大きな牙を持つ者、 巨体を誇る者、 相手をなぎ倒すほどの力を持つ者。 多くの人は、そういった強き者を「王」と呼ぶ。 その影にひっそりと潜む “弱き者たち”がいた。 彼らは小さく、臆病で、見た目は情けない。 しかし、その動物たちを 簡単に「弱い動物」と決めつけてはいけない。 ・・━━・・━━・・━━・・━━・・ 小さな体から時速80キロの 豪速パンチを放つモンハナシャコ。 攻撃力はゼロだが、 不老不死のベニクラゲ。 よくいる虫に見えて お尻から100℃を超える高熱ガスを放つ ミイデラゴミムシ。 ・・━━・・━━・・━━・・━━・・ そう、その弱さの中に、 誰も知らない“最強の力”が眠っているのだ。 これは、31の動物たちが魅せる、 華麗な下剋上バトル図鑑である。 ◆収録内容 ラーテル、スカンク、キイロフキヤガエル、スローロリス、エゾマイマイ、ハリガネムシ、カピバラ、ハナカマキリ、キリン、カクレクマノミ、ハト など -
償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って
史上最悪の少年犯罪、加害少年6人のその後 史上最悪の少年犯罪と呼ばれる「綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件」。たった7日間しかなかった昭和64年(1989年)の1月に被害者のX子さんは息絶えた――。 おぞましい犯行に及んだ主犯格A、準主犯格B、自宅が監禁場所だったC、監視役D、暴行に加わったE、F。6人の加害少年はその後、どんな人生を歩んでいるのか。本当に更生を果たしたのか。 元「ニュースステーション」ディレクターで、現在は北海道放送(HBC)の報道局デスクを務める山崎裕侍氏は、2000年頃から本件の取材を続けてきた。Fが振り返った凶行の中身と悔恨。張り込みの末に行ったCやEへの直撃。さらにDの母親による告白など、本人や家族へのインタビューを重ねていく。著者の葛藤も交えながら描かれるテレビ報道の舞台裏も本書の特徴の一つだ。 とりわけ多くのページが割かれているのが、準主犯格Bの存在。彼は刑務所から出所後、更生するどころか、暴力団関係者らとトラブルになって再犯事件を起こしていた。B本人との手紙のやり取りや面会、Bの母親や義兄への取材を通じて、「事件の裏側」と「加害少年のその後」に迫っていく。そして主犯格Aの親族もまた取材に対し――。 加害少年の中には、結婚して新たな人生を歩んでいる者もいれば、50歳前後で命を落としている者もいた。一体、「償い」とは何なのか。加害者や被害者と同世代の著者が地を這う取材で紡ぎ出した渾身ノンフィクションが誕生! -
残された時間の使い方
私たちは日々の忙しさや喧騒の中で、自分の「持ち時間」や「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。目先のことで精いっぱいという状態です。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間があたかも無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったり、病気をしたりすると初めて、自分の時間が有限であることに直面します。その時になって、残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになります。長い人生の時間を俯瞰して見た時、「45歳くらいから時間の質が変わる」と著者は考えます。簡単にいうと、45歳までは「足し算の時間」がベースで、45歳以降は「引き算の時間」がベースになります。45歳まではどんどんプラスしていく人生であり、「足し算の時間」ということになります。その後45歳からは、積み上げてきたものを使って結果を出していく時間になります。持っているものを増やすというより、有効に使っていくというイメージが強いので「引き算の時間」という表現になります。引き算の時間は、「完成の時間」でもあります。残りの人生を展開する中で、最終的に自分の人生をどう締めくくるのか。どんな完成形を描き、それに向かってどのように残りの時間を使っていくか。その意味では、引き算の時間は足し算の時間以上に、クリエイティブかつ有意義な時間であるということができると思います。時間というものはどんなに努力しても、どんなに取り乱して抵抗しても、その進みを止めることはできません。著者自身も大病を経験し、残された時間を強く意識した経験を踏まえ、人生後半の時間の使い方、キャリア終盤の役割と使命について紹介します。 -
嫌われ令嬢は銀の王子に甘やかされる~復讐から溺愛までお任せください~【単話売】
「この体で姫様を絶頂に押し上げたい…」 性奴隷として弄ばれ続ける人生に絶望し、逃げ出したシリウスは、偶然居合わせた貧乏貴族の令嬢のアストレアに買われる。 自分を救ってくれた彼女に精一杯尽くすシリウスだったが、アストレアのワケありな過去を知り…。 元性奴隷のイケメン王子に全身で尽くされ、身も心も溶かされて…!? 元性奴隷王子×貧乏令嬢の溺愛ロマンス!! (この作品は雑誌「恋愛白書パステル 2024年1月号」に収録されています。重複購入にご注意ください。) -
君には届かない。【分冊版】
【友情以上恋愛未満!? 2万人が大注目の片想いがついに連載化!!】 ヤマトとカケルは幼なじみ。成績もよく外見もかっこいいヤマトに対し、カケルの成績は真ん中より下で外見も普通。 幼なじみとはいえ、ハイレベルなヤマトが自分を気にかけ続けることに「いい奴」としか思っていなかったカケル。 だけど放課後の教室でカケルが「好きな人とかいないの?」と聞くとヤマトは「カケル」とだけ呟き――!? 泣きたくなるほど心がかき乱される青春ボーイズストーリー。分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。 -
怖いと噂の王子様が、偽りの婚約者の私に優しすぎる ルーニカノベルス
恋に落ちるとは、こんな感覚なのか。 親の決めた婚約者から「他に愛する人ができた」と告げられた伯爵令嬢テレーゼ。彼を良き友人と思っていたテレーゼは、彼の気持ちを尊重して婚約破棄を受け入れる。そんなある日、元婚約者が友人たちに責められている場面に遭遇した彼女は、彼を庇うべく、とっさに近くの貴公子へ「仲の良いふりをしてほしい」と頼んで連れていく。だがなんとその貴公子は、冷酷で女嫌いと噂される第二王子ジークハルトだった! さらに周囲に婚約間近と誤解され、息子の女嫌いに悩む国王を喜ばせてしまう。ほとぼりが冷めるまで仮初めの婚約者として行動を共にすることになるが、彼との時間はあまりに心地よく、自分は愛されているのではと勘違いしてしまいそうで――。 【目次】 プロローグ 1章 婚約破棄と仮初めの婚約 2章 縮まる距離 3章 秘められた事情 4章 ピクニックの夜に 5章 二年後の手紙 エピローグ 【著者】 最賀すみれ 2012年『三千の夜の欲望 エロティック・アラビアン』(ティアラ文庫)で作家デビュー。近著に『私と離婚させられそうになった王子が国を滅ぼしそうです 』(ソーニャ文庫)等がある。 -
私をダメにするHなヤクザ
「期待しちゃうような事 言わないで…」 ヤクザで、意地悪で、なのにセックスは蕩けるほどきもちい。これ以上知りすぎてはいけない彼の温もり…――上京したての琳子(りんこ)を助けてくれたヤクザを探し続けること早2年…キャバクラで体験入店を繰り返していた琳子は漸くヤクザの結葵(ゆき)と邂逅する!嬉しくなった琳子は昔助けてもらったお礼をすると結葵から返ってきたのは…「覚えてないなー」の一言。 そんな都合のいい話なんてない…けれど心のどこかで覚えてたらいいなという期待が自分の心を苦しめていた。しかし、琳子のストーカーともいえる2年に及ぶ追っかけを面白く思った結葵は、琳子をアフターでホテルへ誘うと… 毎月第3土曜日に続話が追加されます! -
ミッドナイト・エデュケーション<デジタル版>
「NO.1のテク、教えてくれるんでしょ――?」 ゲイ風俗店でタチ専人気NO.1の千璃は、ある日熱心な客にだる絡みをされているところを新人の蓮夜に助けられた。 お礼に奢ると伝えたところ、接待のやり方をレクチャーしてほしいと頼まれ、押し切られて相談に乗ることに。 「順位が振るわなくて悩んでいる」と言う蓮夜は、甘いマスクにスマートな対応、どこをとっても悩みそうな要素が見当たらない。 疑問を抱きつつテクニックを指南していたところ、突如挑発的な笑みを浮かべた蓮夜が千璃を押し倒し、強引に抱こうとしてきて――!? ★★電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様★★ -
コミックヴァルキリーWeb版
闘うヒロイン満載コミック誌『コミックヴァルキリー』Webマガジンになって登場! ■新連載 Ricottaの人気美少女ゲーム『ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語』 満を持して連載スタート! 【収録作品】 『ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語』NO.ゴメス 原作:Ricotta 漫画原案:空蝉 『フリージング』原作:林達永 作画:金光鉉 『少女幻葬ネクロフィリア』カズミヤアキラ 『Ziggurat』MISS BLACK 『ANGELFIRE』小宮利公 『思春期なアダム』天海雪乃 原作:さかき傘 『フリージングZERO』原作:林達永 作画:鄭洙哲 『正義研究会セレナード』よこやまなおき 『ドリームハンター麗夢alternative』火浦R 原作:奥田誠治 -
京都府警あやかし課の事件簿
小説投稿サイト「エブリスタ」で「神様×現代ファンタジー」部門急上昇1位を獲得した大人気連載待望の書籍版を電子化! 京都府警が擁する「人外特別警戒隊」、通称「あやかし課」。化け物から神様まで、あやかしが絡むあらゆる事件を人知れず解決するのが彼らの任務である。そんなあやかし課に入隊したばかりの新人女性隊員・大(まさる)。個性豊かなメンバーとともに仕事に励む大だったが、実は彼女には人には言えないある事情があって……。街の平和を守るために、古都を奔走する若き隊員たちの活躍を描いた傑作現代ファンタジー! -
石狩七穂のつくりおき
派遣切りにあい求職中の七穂は、親戚の隆司が鬱で休職したと聞く。エリート街道まっしぐらのイケメンだった隆司だが、今や祖父の残した古民家に閉じこもり、盆栽いじりと居ついた猫の相手をするほかは、万年床で寝るばかりのとぼけた青年になり果てていた。抜群の家事能力を生かし隆司のお食事&見守り当番として奮闘する七穂だが、やがて彼が休職した本当の理由を知り……。心もおなかも満たされる、おとなの夏休み物語。 -
恋した殿下、愛のない婚約は今日で終わりです
王太子アンドレアの婚約者として、すべてに恵まれた完璧な公爵令嬢エステル。しかし、世間は彼女を誤解していた――。事件で負った醜い傷。可愛げがなく、魔力があっても魔法を使えない、見放された能無し令嬢。それが本当の彼女だった。ある日、「殿下が伯爵令嬢と恋仲だ」という噂が立つ。だったらいっそ、捨ててもらいたい。そう決意し、婚約解消に乗り出したのに、なぜか殿下はエステルに急接近!? さらに想定外の出来事が立て続けに起きはじめて……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています -
「新」富裕層ビジネスの教科書 1000人の富裕層から学んだ秘密の営業術とマーケティング術(集英社インターナショナル)
富裕層は何を考え、何に魅力を感じているのか? どのような人間関係を望んでいるのか? どんなことに時間をかけるのか? 何に対価を払うのか? 本書では、1000人以上の富裕層に会い、直接学び、培ってきた富裕層ビジネスのノウハウを「営業術」「マーケティング術」「マインドセット」の側面からお伝えします。富裕層が興味を持つ「19のカテゴリー」、彼らが好む「10のキーワード」の解説ほか、富裕層ビジネスの最前線が分かる一冊。 -
完璧な家【新装版】
結婚した男は、悪魔(モンスター)でした。 誰もが羨む理想の家が、牢獄だったら―― 世界450万部の戦慄サイコ・サスペンス! 郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を〝すべてを手にした幸運な女〟と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない――グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で〝囚人〟同然の毎日を送っていることなど……。理想の夫婦の裏の顔とは!? 全世界450万部突破のベストセラー! 最後の1行まで目が離せない、傑作サイコ・サスペンスが新装版で登場。 +++++++++++++++++++++++ この部屋はそれこそ隅から隅まで知っているが、 人生をもっと耐えやすくしてくれるなにかを見逃してはいないか、と たえず見まわさずにはいられない。 ベッドの端に苦悩を刻むための、 さもなければ、突然わたしが姿を消したあと、 せめてここにいたという痕跡を残すための釘一本でも、 どこかに落ちていないか? だが、いくら見てもなにもない。 いずれにせよ、ジャックがわたしに用意しているのは 死ではなく、もっと巧妙なものだ。(本文より) *本書は2017年3月にハーパーBOOKSより刊行された『完璧な家』の新装版です。本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。 -
ほんのかすかな光でも
『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』などで人気を博し、数々の賞を受賞してきた実力派作家の最新短編集! 手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。 -
愚か者の疾走
~~~~~~~~~~~ 祝!釜山国際映画祭2025 最優秀俳優賞受賞! ~~~~~~~~~~~ ============= 北村匠海×林 裕太×綾野 剛 魂の競演! 映画化され話題の 『愚か者の身分』待望の続編刊行 ============== 「この金で生まれ変われ」 半グレ組織から奪い取った大金を マモルに託し、タクヤは姿を消した。 あれから三年。 マモルは真鶴で静かに暮らしていた。 そんなある日、思わぬメールが届く。 「俺はもう限界かもしれない」 差出人はタクヤだった――。 生きていたのか? それとも追っ手が仕掛けた罠なのか? 映画化で話題沸騰! 『愚か者の身分』のその後を スリリングに描く待望の続編! -
だって、あなたが浮気をしたから
リーチェには同い年の婚約者がいる。 婚約者であるハーキンはアシェット侯爵家の嫡男で、眉目秀麗・頭脳明晰の絵に書いたような素敵な男性。リーチェにも優しく、リーチェの家族にも礼儀正しく朗らか。 友人や学友には羨ましがられ、例え政略結婚だとしても良い家庭を築いていこうとリーチェはそう考えていた。 なのに……。 ある日、庭園でこっそり体を寄せ合う自分の婚約者ハーキンと病弱な妹リリアの姿を目撃してしまった。 婚約者を妹に奪われた主人公の奮闘記がいま開幕! -
億万長者になるお金の使い方 富裕層の領収書1000万枚見てきた税理士が教える
富裕層専門税理士である著者は、長年、富裕層の栄枯盛衰に伴走し、これまで1000万枚もの富裕層の領収書を見てきました。 そんななかで、あることに気が付きます。 ――富裕層でいつづける人の領収書には、たくさんの共通点がある! 領収書は「何にお金を使っているのか」を教えてくれるだけではありません。 お金の使い方は、その人の価値観を面白いくらいに反映しています。 生活習慣やなにに投資しているか、優先していることも手に取るようにわかるのです。 そして、富裕層の多くは、なににお金を投じるか、一つひとつ真剣に考えることを積み重ねた結果、お金持ちになっている、と著者は言います。 そこで本書では、富裕層のなかでも、一代で事業を立ち上げ、ゼロから富を築いた「起業家富裕層」の領収書の共通点を探っていきます。 「どうせお金がないから真似できない」と嘆くのは早計です。 サラリーマンでも学びになる話を中心にまとめています。 お金持ちになる準備が整い、お金持ちに一歩近づくことができる、そんな一冊です。 ※カバー画像が異なる場合があります。 -
美しい探偵に必要な殺人(新潮文庫nex)
「今夜、すべてが終わるはずだった」 高校生の頃に出会った美しい探偵・刀根美聖(とねみさと)。彼女に魅せられ、助手として支えた十二年。すべてが解決したかに思われた今夜、俺は彼女と、長い長い電話をする――ふたりで追った四つの事件を辿りながら。追想の僅かな綻びに、優秀な探偵が気付かないはずがない……。その電話が終わるとき、すべての光景が反転する。驚愕の大どんでん返しミステリ。
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