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Posted by ブクログ
感想を書くのを忘れていました。少し読み返して、今更ながら感想文を書いています。
順番がわからない脚本。どれが正しい順番なのだろう、という純粋な推理要素も含みつつ、結果は想像を越えてくるお話です。
自殺した天才脚本家の宵野ランについて探る中で、
レイニーの人柄(幽霊柄)がよく伝わり、一気に親しみやすくなった気がします。なんとなく悪者な印象でしたが、案外そうでもないかもしれないと思い始めました。
話の合間に入ってきた海辺の地縛霊のノゾミちゃんと、そのお兄さんの会話が刺さります。見えていないのに語りかけるシーンを想像するとグッとくるものがありますね。
Posted by ブクログ
河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎2を読みました。
小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーの2作目でした。
佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。
今作では大学の演劇部で未完成の戯曲を遺して亡くなった人とその人に関連する幽霊が登場します。
また、雨坂が過去に大きな事故にあったことが明らかになってきました。
いまは脇役として登場する少女の幽霊が今後の物語の主役になってくるのではないかという予感がします。
河野裕の小説は難解な部分があって、通勤読書のkonnokにはちょっときついと感じてしまいますが、それでも物語を追いかけてみたいと思わせる魅力があります。
Posted by ブクログ
編集者&作家コンビの2作目。
前作よりずっと好き。ばらばらになった脚本の順序を探る、ということ自体が、コンビの職業に合っているからかもしれない。し、ネタ自体が自分の好みだからかもしれないけれど。
「著者には書けない」。なるほどね。切ないね。
探偵役ふたり(というかおもに小説家の方)の才能こそがテーマになっているシリーズにおいて、「才能」が謎の根幹になっているのも、すんなりと納得できる。才能って、すごいことなんだけど、随分とつらく悲しいことでもあるのかな。
ナルシストでいられる作家(に限らず芸術家、なのかな)というのは幸せなのかもしれないですね。
1作目で、「幽霊」ってなんだよ、と思う部分もあったんだけど、「幽霊の未練」、「未練をかなえるための心霊現象(という力)」というものが示すものが、少しずつ見えてきた感じ。「未練」に縛られ、未練をかなえることに特化した存在になってしまった「幽霊」。なるほど、人間だったら、一つの目的のためだけに存在することなんてできないもんね。何かにすべてを賭けていると言われる人だって、ごはんも食べれば、第三者と会話もするし、別のことで楽しんだり悲しんだり。そんなことをすべて排除して、ぎゅっと凝縮されたのが、幽霊なんだね。
そしてそんな「幽霊」にとらわれた人間というのもまた、一種の幽霊みたいな存在なんだ。幽霊は幽霊で切ないけれど、その他のことにもかかわっていかなくちゃいけない人間も悲しく見えてならないなぁ。
可哀想とかつらいとか哀れとか切ないとか。そんなのとは種類の違う、しかし哀感としか言いようのない余韻を醸し出すコンビだね。萌える、なんてのは違うなあ、と思います。
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小説・文芸
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