現代の貧困 ――ワーキングプア/ホームレス/生活保護

現代の貧困 ――ワーキングプア/ホームレス/生活保護

825円 (税込)

4pt

格差社会の果てにワーキングプアや生活保護世帯が急増中。だが本当にそうなのだろうか? バブルの時代にも貧困問題はあった。ただこの国は「ない」ことにしてきたのだ。貧困問題をどう捉え、その実態はどうなっているのか。ある特定の「不利な人々」ばかりが苦しみ、抜け出せずにいる現状を明らかにし、処方箋を示す。

詳しい情報を見る

閲覧環境

現代の貧困 ――ワーキングプア/ホームレス/生活保護 のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「格差」ではなく、「貧困」という言葉を用いているのがミソ。
    つまり、社会情勢などで誰もがその立場に陥る可能性があるのではなく、社会的に不利な立場におかれる人が一定数存在する、自己責任と切り捨てるのではなく社会全体が保障しなければならない層が存在する、という。

    単に不安を煽る(?)だけでなく、きわめ

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    なぜ結婚をしていないとホームレスになる確率が上がるのだろう。未婚がワーキングプアにつながってゆく道筋は複雑です。

    0
    2009年10月28日

    Posted by ブクログ

    格差社会の果てにワーキングプアや生活保護世帯が急増中と言われるが、バブルの時代にも貧困問題はあった。貧困問題をどう捉えるか、その実態はどうなっているのか。現代日本の現状を明らかにし、その処方箋を示す。(TRC MARCより)

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    社会学的な貧困研究のコンパクトな入門書になっていると思う。『希望格差社会』以降の格差問題がブームになって、ネオコン的経済動向が「新しく」貧困を作り出しているように捕らえがちだが、それがある種虚構であることを鋭く突いている。貧困はバブル期にだってあったのだ。逆にそういう時期「もう貧困はない」ということ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    貧困とはなんだろうという点がまず重要です。貧困は、社会的に「あってはならない状態」であるとし、価値判断を含むもの、そして、社会的に解決しなければならないものとしています。
    その貧困の例として、ワーキングプア、ホームレス、シングルマザー、生活保護を挙げ、その要因を分析しています。
    最も興味深かったのは

    0
    2016年01月01日

現代の貧困 ――ワーキングプア/ホームレス/生活保護 の詳細情報

閲覧環境

岩田正美 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す