せどり男爵数奇譚

せどり男爵数奇譚

小説・文芸
946円 (税込)

4pt

“せどり”(背取、競取)とは、古書業界の用語で、掘り出し物を探しては、安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とする人を言う。せどり男爵こと笠井菊哉氏が出会う事件の数々。古書の世界に魅入られた人間たちを描く傑作ミステリー。

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せどり男爵数奇譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編六話。かなり面白いです。一話目から引きつけられ、最終話は完膚無きまでやられました。わたしら普通の人でも、(なんらかの)狂気を抱えているものと思いますが、その手の話となり、「せどり」ストーリーのピークを迎えます。いやあ、しばらく寝かせてた本ですが、見事、熟しました。

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂に出てきて、ビブリアのアンソロジーで読んで面白いと思ったため、読んでみました。ビブリアよりも本に狂ってしまった人々が淡々と綴られていて、かえって狂気ぶりが際立つように感じる。
    しかし40年前に書かれたとは思えない古さを全く感じさせない文体。著者が雑誌記者だったと聞いて納得です。

    0
    2014年12月30日

    Posted by ブクログ

    古書をめぐる人々のお話。
    古書に異常に執着する人の姿が恐ろしく、でも面白かったです。本当にこんな人たちがいるのだろうか、それともたまたま私たちの目には見えてないだけか、と考えながら読んでいました。
    古書というものは人を狂わすほどの力というかものを持っているのかな。
    最後の話の人の肌をそいで装丁する話が狂気を強く感じました。私にはとても考えられない世界です。

    0
    2014年03月03日

    Posted by ブクログ

    セドリー男爵こと笠井菊哉氏の
    古書にまつわる事件簿
    なんとなく怪しげな出来事だらけ
    「せどり」という古本を
    安く買って高く売る
    今でも
    そんな人々を見たことはある
    某チェーン店で大量に本をカゴに入れて
    買っていく

    価値のあるないは
    人それぞれで
    えっそんなものが?そんなに高いの?
    えっこんなに立派な本がこれだけ安い?
    欲しいものはどんなにお金をかけても
    買ってしまう
    蒐集家はもう病気です
    それを狙ってせどりたちは
    あらゆることを考えるのですね

    このところその蒐集家の
    気持ちがなんだがわかるように
    なってきた
    読みたいと思えば思うほど
    もう頭から離れない
    それが貴重なものだったらなおさら
    たった一つのものを所有している
    という独占欲もまた
    麻薬のような
    悪魔のような‥‥

    0
    2026年04月28日

    Posted by ブクログ

    ビブリオマニアとエロティシズムは、相性がいいなと思いながら読んでいた。せどり男爵こと笠井菊哉氏は、思いがけずお宝を手に入れることもあれば、相手の方が一枚上手でしてやられることもあり、古物商として駆け引きしている感じが面白く読めた。最終話に至っては、倫理観が遭難気味で刺激が強く、好みからいえば、仲間と韓国へ古書の視察に行き、思わぬ収穫を得た『第三話:春朧夜嶺上開花』あたりがちょうどよい。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    せどり屋の語りが思ったより爽やかで読みやすかった。古書に狂う気持ちもわかる。最後の話はホラーだけど嫌いじゃない結末だった。
    シリーズでもっと読みたかったな

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    古書マニア達にまつわる連作で、ミステリぽいのも、ホラー気味の話も。
    今だと「せどり」は本に限らず、ネット通販の言葉になったかも。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    古書に人生を賭けた男とそのミステリー。数々の奇書とそれを巡る人々が狂ったかのごとく書に突き進む様子が面白い。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    梶山季之は初めて読みましたが、古さはあまり感じず面白くさっと読めました。
    ちょっと最後の話はグロテスクてしたが、実際にあったとしたら頷けるところもあり。

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    古書に纏わるミステリ短編。表紙が厭にホラーな感じですが、然程無いようにマッチしてないなーなんて油断していたら、最後の1編「水無月十三公九」でしっくり来た感じです(笑)どれもこれも面白い!愛書家ならうんうん、と頷きながら読み進めてしまう事でしょう…不健康ですけれども。

    このシリーズもっと読みたいですね。ボリュウムがもう少し欲しかった…!

    0
    2019年05月16日

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