ひばりの朝 (1)
  • 完結

ひばりの朝 (1)

660円 (税込)

3pt

[HER]を超える怪作、誕生。
少女の正体は魔性か、凡庸か。「あたしがわるいんです」
「値段のついてる『おんなのこ』……あたしとは違ういきもの」手島日波里(てしまひばり)、14歳。同い年の子どもより、肉感的な身体つき。彼女を知れば、男はたいがい性的な感情を抱き、女はたいがい悪意の弾をこめる。彼女に劣情を抱いている男や、片想いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、かつエゴイスティックに語り出す。彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも繁(しげ)るが、真実の正体は誰が知るのか──。

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ひばりの朝 のシリーズ作品

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  • ひばりの朝 (1)
    完結
    660円 (税込)
    [HER]を超える怪作、誕生。 少女の正体は魔性か、凡庸か。「あたしがわるいんです」 「値段のついてる『おんなのこ』……あたしとは違ういきもの」手島日波里(てしまひばり)、14歳。同い年の子どもより、肉感的な身体つき。彼女を知れば、男はたいがい性的な感情を抱き、女はたいがい悪意の弾をこめる。彼女に劣情を抱いている男や、片想いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、かつエゴイスティックに語り出す。彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも繁(しげ)るが、真実の正体は誰が知るのか──。
  • ひばりの朝 (2)
    完結
    660円 (税込)
    怪作にして真骨頂、完結。少女の最も気持ち悪い噂。「息を止めていたので平気でした」 「『おなじ女』ってあたしとあのこが?」“父親からの性的虐待”。学校中に広まった噂に日波里(ひばり)は完全に居場所をなくすが、彼女に恋する同級生・相川(あいかわ)はその手をとろうとする。また一方で、日波里の闇を知った富子(とみこ)は、女としての劣等感を抱えながら恋人・完(かん)との7年の歪みに対峙する瞬間を迎えていた。男は、女は、少年は、家族は、毒の渦中にたたずむ少女に何をもたらすのか──?人の心の光と泥濘(でいねい)を深く怜悧(れいり)に切り取ったヤマシタトモコの新たなる金字塔、ここに完結!

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ひばりの朝 (1) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月08日

    いやぁ、すごい。ヤマシタトモコさん凄すぎる
    人間の愚かさと傲慢さ。誰も本当のその人を見ていない見ようとしないことにまた誰も気付かない、気付いても直せない。
    何度も読み返したい作品

    0
    無料版購入済

    2022年09月30日

    人間の毒が容器から溢れてしまったかのようで怖い。悪意や嫉妬だけではなく、鈍感さや無知、無関心さえも毒の一部で、そんな毒に満ちた容器の中で何事にも無関心な教師のなけなしの良心が浮上するけれど、それで容器をひっくり返せそうにもない。息もできない世界。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月02日

    何故か死蔵していたのを発掘。
    理由みたいな、周囲から語られるひばりという女の子の話、は、ひばり本人の視点を以て反転し、別に反転したわけじゃないけど、
    つむじ風のような、
    たつまきのような、
    真空の中に、
    実体が現れ、

    続く。

    やっぱヤマシタさんの漫画は面白い!!!!

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月13日

    皆死ねって思っても全員殺してまわれないからだからなんか あって思ったんだけど それって たとえば あたしが死んだら全員消しちゃったのとおんなじことになんないかなって

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月19日

    続きが読みたすぎる。

    人の心の弱いところとか暗いところに
    ぐいぐいはいってくる感じ。

    痛いところ、ピンポイントで突かれた。

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月29日

    読み終えた後はずっしりと重い気持ちになる。個人的には富子に共感できるところが多かったけれど、どの登場人物にも感情移入できて本当に面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2016年07月06日

    全2巻 異性から性的な目で見られ続ける14歳の少女の話。同性からの嫉妬も多く、読んでいて悲しくなる。善意があっても人は人を救えないし救わないのだ

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月21日

    ひばり14才の少女。成熟した体。年に合わない妖しい色気。
    その存在の違和感は見る者の心を無闇に掻き乱し、欲望を、苛立たしさを掻き立てる。
    ひばりに関わる人たちの群像劇です。
    ひばりは異質な存在です。だから目立つし、イジメられる。
    退屈な日常をまぎらわす下衆なネタにされる。
    彼女の本質がどうかなんて関...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月04日

     ヤマシタトモコさんは『Love, Hate, Love』で知りました。
     年齢に似合わず女性らしい体つきを持ち、男性は下心を見せつけてくるし、同性である女性は敵意を向けてくる。実の母親ですら「あの子はわたしと似て~」と、敵意をほのめかす。
     ひとり。ひとりぼっちの、ひばり。
     暗くて、じわじわと浸...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月22日

    『ひばりの朝』へと向かう第一歩がこの一巻。
    中学生の割に妙な女らしさを持って生まれてきたヒバリを、不穏で毒を含んだ噂が囲んでいくお話。
    実に巧いなあ、と思うのは視点が各話でコロコロ変わるのに、きちんと時系列順に並んでいるということ。そして、コマとコマの間の取り方が素晴らしい余韻を持ってゐる。特に好み...続きを読む

    0

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