花井沢町公民館便り(1)
  • 完結

花井沢町公民館便り(1)

660円 (税込)

3pt

2055年。わたしたちの町・花井沢町は、あるシェルター技術の開発事故に巻き込まれ、外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。遠くない未来、いずれ滅びることが約束された町で、わたしたちは今日も普通に生きています。『BUTTER!!!』『HER』『ドントクライ、ガール』など多彩な作風で知られるヤマシタトモコの最新作!

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花井沢町公民館便り のシリーズ作品

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  • 花井沢町公民館便り(1)
    完結
    660円 (税込)
    2055年。わたしたちの町・花井沢町は、あるシェルター技術の開発事故に巻き込まれ、外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。遠くない未来、いずれ滅びることが約束された町で、わたしたちは今日も普通に生きています。『BUTTER!!!』『HER』『ドントクライ、ガール』など多彩な作風で知られるヤマシタトモコの最新作!
  • 花井沢町公民館便り(2)
    完結
    660円 (税込)
    2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。焼き立てパンが食べたい! パン屋を目指す女の子。閉ざされた町で、「どこにでも行ける魔法のじゅうたん」――小説を書く作家。望まない妊娠をし、子供を身ごもった女性の慟哭。町で起きる喜びと悲哀を、静かにつづる連作集。
  • 花井沢町公民館便り(3)
    完結
    660円 (税込)
    2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。町で生まれ育ち、外の世界を知らない希。彼女と境界越しに知り合って恋人になった「外」の住人・総一郎。二人は境界をまたいで家を建て、不格好な同居を始めるが……町で起きる喜びと悲哀を静かにつづる連作集、いよいよ完結。

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花井沢町公民館便り(1) のユーザーレビュー

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    購入済み

    感想 花井沢町公民館便り(1)

    2017年04月04日

    淡々と進む物語。
    閉ざされた環境内で生きる人々を描いた作品は少なくはない。だが、大抵の作品は人間の”欲望”がメインに出され、”人間性”を問う作品となっている。
    だが、この作品は違う。
    派手さは無い。
    欲を求める人間たちの過激な争いも無い。
    ”鳥籠”の日常を描いている一作品でしかないのだ。
    ...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2016年12月27日

    花井沢町という、とても特殊な状況におかれた町のふつうの人たちの日々の短編集。
    風景の、人々の、空気のふつうさが、言葉やシンプルな絵柄によって強調されていて、それがより緊張感を誘う。

    だからどうしても自分の日々を思わずにはいられない。
    私の毎日は?私の大切な人の日常は?明日も同じように来るのかな?と...続きを読む

    1
    購入済み

    寓話的象徴的な作品

    2022年07月03日

    生き物が出入りできない壁で囲まれた普通の町 という舞台設定に感銘を受けた。しかもそこでの物語の題名をあえて「公民館だより」というローカルで日常的なものにすることにより、この町の人々の置かれている非日常的な環境を際立たせている。
    さらに、少し淡い印象の絵柄が何の変哲もない日常性をよくあらわしていて ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月16日

    やーーー、すばらしい。
    星新一のショートショートで有ったネタ「外からの攻撃は完全に防ぐ、けれど中からも出られないバリア」を、その後もそこに生きる人々を描いたSF、なのかな。
    やー、これは、おもしろい。
    もうある意味結論は出ちゃってるわけで、そこまでの間をいろいろな段階で良いシチュエーションだけ抜き出...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月26日

    設定が斬新だけど切ない物語ですね。
    第1号の希の台詞の意味が分かったときは、悲しみで胸が打たれました。

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月12日

    朝日新聞の書評見て即買い。アンダーザドームみたいな設定。深刻さはあまり出ない淡々とした日常的作品。2055年らしさってこのドームだけ。あとは今と少しも変わらない。短篇形式なので最初の話の女の子がどうなるのかめちゃめちゃ気になる。最後ですってどーゆーことなんやろ。二巻が早く読みたいです。

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月27日

    久々に震えた一冊。

    生物を通さない、見えない膜に囲まれた小さな町。そこに住む人たちの物語です。



    全員が全員の名前を知っている世界。
    そして、決して逃げられない世界。
    個人的には考えただけでゾッとするのですが、花井沢町の人々はそれを日常として(一種の)明るさを持って生活しています。
    しかし、狭...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月25日

    新技術のシェルター開発実験の事故により「生物を通さない見えない膜」に覆われてしまった町の日常。精神にくるエピソードが多いですが、これも彼らにとっての日常なんだな。
    「世界がもし100人の村だったら」ってやつを思い出しました。小さな町だけど、いろんな人がいて、いろんなことが起こる。表情豊かな作品でした...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月05日

    外の世界から遮断されてしまった町。一見、何気ない日常の風景のようだけど、やはりどこか歪んでいて町の住民は蝕まれていっているようだ。三巻で完結のようだけど救いはあるのだろうか

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月29日

    はっと感じる「境界」が鋭くて息が詰まることもありました。ラブラブカップルが変わらずラブラブでありますように

    0

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