違国日記(1)

違国日記(1)

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通常価格 660円 (600円+税)
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作品内容

【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画を特別収録!】35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。
少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!

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人間はいつから「大人」になるのだろう?

両親の死によって、独身の叔母・槙生に引き取られた中学生・朝。
家にこもりきりの小説家である槙生は、独特な感性の女性。
一方で、朝は両親が死んだことに対して現実感を持てない、大人びた少女。
似ているようで正反対の二人が、日々の暮らしの中でやがて心の距離を近づけていく作品。

槙生が仕事に熱中するのを、さりげなくサポートするしっかり者の朝。その姿はお互いの年齢を鑑みると、ちぐはぐな風景でちょっとおもしろい。
けれど、家の外側や、人間関係のこととなると、槙生は迷いながらも、母性というよりは理性によって、的確な言葉で朝を導く。
15歳の朝にとって、それらの言葉はすぐに理解できないこともある。けれど、現実と照らし合わせながらじわじわと納得していく健気な姿がとても印象的。

では30歳を手前にした自分は槙生と朝、どちらに近い地点にいるのだろう?と考える。
「自分はまだまだ子供」だと思う。けれど、朝が戸惑っている幼い姿を見ると「こうしたらいいよ」と言ってあげたくなることが多々あった。
どんなに大人びていても15歳の朝が大人ではないように、アラサーの私も着実に大人になっているのか、と気づかされる。
槙生を「違国」と感じながらも、朝も確実に「大人」へ近づいている様子を、そっと見守っていきたい。

ブックライブ書店員

違国日記(1) のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月07日

    「何歳の時にその作品に触れるか」が重要な意味を持つ類の作品というのは一定存在していると思っていて、この『違国日記』も間違いなくそれに該当する。わたしは槙生と同世代でこの漫画を読み、槙生の目線で読み進めながらも、ぐぐーんと過去にタイムスリップして10代の自分へこの作品を手渡したいという気持ちに何度もな...続きを読む

    4

    Posted by ブクログ 2020年10月25日

    『わたしは大抵不機嫌だしあなたを愛せるかどうかはわからないけど、わたしは決してあなたを踏みにじらない』
    好きな漫画ベストスリーに入る、違国日記。
    人はみんな違うこと、分かり合えないこと、同じ悲しみはなくて、それらを共有することはできないことを噛み締めながら読む

    3

    Posted by ブクログ 2023年02月22日

    この先誰があなたに何を言って誰が何を言わなかったか。あなたが今何を感じて何を感じないのか。たとえ二度と開かなくてもいつか悲しくなった時、それがあなたの灯台になる。

    ぽつーーーんはきっと孤独だね。

    だってほら
    すごく言葉を選んでくれた感じがする。元気?大丈夫?どうなった?いかにも心配そうに聞くのも...続きを読む

    1
    購入済み

    読んでよかったなと思える

    匿名 2023年03月07日

    面白い、楽しいとはまた違うストーリーですが、読んでいて何だか胸の支えが取れる様な所があり読んで良かったなと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月19日

    前にどこかで試し読みをしたのだけれどその時はタイトルも作者も忘れてしまった。
    今回10巻の告知で再会できてまとめ買いをした。

    誰かを亡くした事のある人に読んでもらいたい。
    悲しくていいし悲しくなくていいし後から悲しんでもいいしどんな風に悲しんでもいい。
    そう、教えてくれる話だった。

    0
    無料版購入済

    ハッとする

    匿☆名 2023年02月13日

    槙生ちゃんが日記をつけることについて、今書きたいことを書いて、書きたくないことは書かなければいい。本当のことを書く必要もないと言ったことが印象的でした。

    #エモい

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月18日

    繊細で。おもしろい。すごく好きだった。
    なんで今まで読まなかったんだろう。
    これから、続き買ってくる。

    誰かと暮らすのに不向きな槙生ちゃんと素直な朝ちゃんの2人暮らし。
    人と一緒にいるのが苦手な私には、こういうふうに生きてる人もいるよねってこころづよくなったり、友達とか前のだんなさんの優しさに、暖...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月31日

    両親が突然事故死した主人公の朝が、実感なく普通に高校生活を送りながら、同居することになった叔母で小説家の槙生や、親友えみりとの会話とかから、一言で言い表せないような自分の感情や感覚を模索してる様がすごく丁寧に描かれてる。

    両親が死んで、小説家の叔母と同居して、軽音楽部員としては音楽に深みが出そうな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月27日

    人生でふとした時に思い返したくなるような言葉が散りばめられていた。 

    日記について、槙生ちゃんは
    「誰が何を言って 誰が何を言わなかったか。あなたが今、何を感じて 何を感じないのか。」書いてみるといいと言った。
    「今書きたいことを書いて、書きたくないことは書かなければいい。本当のことを書く必要もな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月21日

    『「日記を…つけはじめるといいかも知れない」「日記?」「この先、誰があなたに何を言って…誰が何を言わなかったか。あなたが今…何を感じて、何を感じないのか」』
    転生でもやり直しでもないけど、印象としては強くてニューゲームな話。子どもの頃、自分もこんなふうに導かれたかった。

    0

違国日記 のシリーズ作品 1~10巻配信中

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1~10件目 / 10件
  • 違国日記(1)
    660円(税込)
    【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画を特別収録!】35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。 少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!
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    【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画&6話のネーム特別収録!】人見知りの少女小説家・高代槙生(こうだいまきお)(35)が、姉の遺児・田汲朝(たくみあさ)(15)を勢いで引き取ってから、同居生活が始まった。卒業式のため久しぶりに中学校へ登校した朝は、とあるショックな事件により、親友・えみりに激昂して、学校を飛び出してしまう。ぐちゃぐちゃな心を抱えて帰った朝。しかし、家にいるのは“大人っぽくない大人”槙生なのだった。さて、不器用な女王の反応は――? 不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、素顔が見えてきた第2巻!
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  • 違国日記(10)
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    【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉&50話のネーム特別収録!】 「なりたいものになりなさい」と言われても 人見知りの小説家と姉の遺児(高2)がおくる年の差同居譚 「なんでそんなに決められるの?あたし、何にも決まんないよ」 朝は高校2年生の秋を迎え、進路について考えあぐねていた。 自分の将来のために努力するえみりや千世、才能がある神田と違い、やりたいことなんて湧き出てこない。 “何もない”ことに凍える先はーー? 未来を探す船、難航中の第10巻!

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