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『違国日記』とは? 年の差20歳の叔母・姪の同居生活に癒されてときめく10の理由【ネタバレ注意】

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違国日記 バナー

マンガ大賞の候補作品に2019年、2020年と連続ノミネート。「このマンガがすごい!2019」のオンナ編第4位を獲得するなど、漫画ファンの注目を集めている『違国日記』。
BL、女性漫画誌、青年漫画誌などで幅広く活躍し、2016年に作家デビュー10周年を迎えたヤマシタトモコ先生が、2017年11月から連載をスタートさせた作品です。

生きることに不器用な35歳の女性小説家・槙生と、両親を亡くした15歳の姪の朝。年の差20歳の同居生活を描いた本作は、とにかく登場人物の心情描写が見事。周囲に流されることなく、素直に生きようとする槙生と朝に共感できます。また、近しい人を突然失ったことの痛みにそっと寄り添う物語は、読者の心を癒やしてくれます。

2020年4月段階で単行本は5巻まで刊行中。男女を問わず、現代社会に生きる人すべてに読んで欲しい本作を、「癒されてときめく10の理由」を軸に紹介します!

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※当記事に記載の内容は全て「ぶくまる編集部調べ」です。また、当記事にはネタバレを含みます。

『違国日記』作品紹介

『違国日記』書影

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『違国日記』のあらすじ

中学3年生の冬、両親を突然の交通事故で失った田汲朝。葬儀の場で、親戚中をたらい回しにされそうになっていた彼女を引き取ったのは、叔母の高代槙生でした。
少女小説家を職業とし、マンションに一人で暮らす槙生のもとに身を寄せることになった朝は、翌春に高校に入学。槙生との共同生活の中で、思春期を過ごすことになります。

『違国日記』朝

槙生と朝の心に大きな爪痕を残しているのが、槙生の姉で朝の母である実里です。
槙生と朝は、過去に実里から何を言われて、心を縛られてきたのか。今は亡き実里は、どのような女性だったのか。槙生と朝の人生はある意味、実里に支配されていて、彼女の死をどう捉えていくかが、物語の大きな軸になります。

『違国日記』朝と槙生

叔母と姪が共同生活を送る中で、不器用ながらもお互いの気持ちを素直に伝え合い、生きる力を得ていく。槙生と朝の思いを中心に、ふたりを取り巻く人々のドラマが、落ち着きのあるタッチで描かれていきます。

『違国日記』槙生の隣で眠る朝

『違国日記』の登場人物

高代槙生(こうだい・まきお)

『違国日記』高代槙生

35歳。「こうだい槙生」のペンネームで少女小説を書いている、プロの作家です。代表作は「魔法使いシリーズ」。他にエッセイなどの仕事も引き受けています。朝を引き取る前は、原稿料で購入したマンションで、家族とは離れて一人暮らしをしていました。

片付けが苦手で、執筆のための部屋は常に散らかりっぱなし。極度の人見知りで、朝を引き取った当初は、朝とまともに会話できませんでした。また、大人であるにも関わらず、朝のちょっとしたひと言に傷ついたりします。言葉への敏感さは、さすが小説家だと思わされます。

『違国日記』言葉に敏感な槙生

田汲 朝(たくみ・あさ)

『違国日記』田汲 朝

中学3年生で両親を失い、槙生と暮らすことになった少女。人なつこい性格で、槙生からは「子犬」にたとえられることも。思ったことをストレートに言葉にするタイプで、中学の卒業式ではちょっとした騒ぎを起こします。第2巻で高校に入学。新しい環境での生活が始まっていきます。

母の実里に厳しく育てられたため、意外としっかり者。歌が得意で、家の中でふと歌った鼻歌に、槙生が感心する場面もあります。基本的に明るい性格ですが、両親の死にどう向き合えばいいか分からず、心に痛みを抱え続けている15歳です。

『違国日記』泣く朝""

笠町信吾(かさまち・しんご)

『違国日記』笠町信吾

槙生と同い年の元カレ。現在は友人同士ですが、どう考えても槙生への想いが残っています。それを取り繕おうとしないところが、笠町のいいところです。ストーリーが進むと、槙生とのちょっといいシーンも。朝ともすぐに打ち解け合って、「笠町くん」と呼ばれています。

高代実里(こうだい・みのり)

『違国日記』高代実里

朝の母で槙生の姉。旧姓のままなのは、夫の田汲はじめとは籍を入れていなかったからです(いわゆる内縁の妻)。交通事故で亡くなったとき、実里は42歳、はじめは41歳でした。

槙生にとっては何年も会っていなかった大嫌いな姉。朝にとっては大切な存在ですが、同時に娘を型にはめようとした母。しかし、実里自身は何を考えて生きていたのか。彼女が遺した日記を通じて、それが少しずつ明らかになっていきます。

楢えみり(なら・えみり)

『違国日記』楢えみり

朝の小学校時代からの友人。中学校を卒業するにあたって関係が悪化しますが、同じ高校に進学し、友人関係が続いていきます。派手めなルックスと性格で、高校ではがんばってイケてるグループに入りますが、朝との親友関係は続いていきます。誰にも言えない秘密を抱えているような描写があり、気になります。

醍醐奈々(だいご・なな)

『違国日記』醍醐奈々

中高一貫校に通っていた頃からの槙生の友人。槙生のことを「槙生くん」と呼び、醍醐と話しているときの槙生は10代の頃と変わらない口調に戻ります。

塔野和成(とうの・かずなり)

『違国日記』塔野和成

後見監督人(朝の後見人となった槙生を監督する立場)の弁護士。弁護士にしては口が達者ではなく、本音を漏らしてしまうこともしばしば。イケメンということもあり、槙生に仕事を越えた好意は示していないのにも関わらず、笠町に警戒されてしまう人です。今後、槙生&朝とどう関わっていくか、興味をそそられます。

『違国日記』、癒されてときめく10の理由

①生きづらさを隠さない槙生に勇気づけられる!

人見知りで、孤独が好き。言いたいことを取り繕わない。それが槙生です。そんな彼女が、自分自身を素直に吐露したのがこのシーン。人と同じように生きられなくても、それは罪なのでしょうか?

『違国日記』10の理由1-1

えみりが朝を訪ねてやって来たとき、槙生は「…ここはもう …「私の家」ではなくなってしまった」と、ふいに思ってしまいます。すると、突然、ひとりになりたさが高まってきて──。この気持ちに共感できる人は、実は多いのではないでしょうか。
小説を書くことについて、姉の実里はかつて槙生に「あんた 恥ずかしくないの 妄想の世界にひたってて」という言葉を浴びせます。しかし、槙生にとっての「物語」は、さまざまな苦しさから「自分をかくまってくれる友人」であり、生きるために必要なもの。「違国日記」のタイトルの由縁の一つが、ここで登場します。

『違国日記』10の理由1-2

②自分の気持ちに正直な朝がかわいい!

人見知りをまったくせず、槙生とも会ったときから普通に話せた朝。人なつこさや、気持ちがすぐに顔に出るところを見て、槙生は朝を「子犬」にたとえます。晩ご飯を目の前にしての我慢できない表情も、おあずけ中の犬みたいで超かわいいです。

『違国日記』10の理由2-1

両親が事故死したことを、学年中の連絡網に回した教師に向かって、卒業式の当日、激高する朝。場所は他の教師も大勢いる職員室で、さらに朝は腹立ち紛れにゴミ箱を蹴っ飛ばします。つらい出来事を描いたシーンですが、思いのたけを吐き出した後のような不思議な解放感も生まれます。
初対面の笠町にも「槙生ちゃんの彼氏ですか?」「なんで別れたんですか?」とド直球で尋ねて、笠町を動揺させます。好奇心を隠さず、怖れを知らない子犬のような朝です。
両親を喪った悲しみや孤独に対しても、正面からぶつかっていきます。「あなたの根本的なさみしさをわたしはどうにもしてやれない」という槙生に、「いやだ さみしい」と涙を流す朝。それは、自分を置いて去ってしまった両親に対するさみしさにもつながっていって……。朝の心にずっと残り続けている喪失感は、こうやってふいに彼女を襲うのでした。

『違国日記』10の理由2-2

③朝とえみりの素直な友情と成長を見守りたい!

卒業式前に両親の死が知れ渡ってしまった、そもそもの原因はえみりが母親にそのことを話し、母親が担任教師に連絡したせいでした。えみりに「大ッ嫌い」と言って、卒業式に出ずに学校を飛び出した朝。だけど、えみりがたったひとりの大切な友達であることは変わりなく──。ぶつかり合いながら成長していく15歳の少女たちのドラマが、とても瑞々しく描かれていきます。

『違国日記』10の理由3-1

高校に入ると化粧を始めて、派手めな女の子のグループに入ったえみり。その子たちと一緒にいるときに話しかけた朝は、えみりに気づいてもらえずショックを覚えます。でも、その後、えみりは走って朝のもとに戻ってきてくれて。えみり、いい子じゃん! とホッとするシーン。青春です。

『違国日記』10の理由3-2

何人もの男子に告白されていながら、誰ともつき合おうとしないえみり。興味がないわけではないようですが、友達同士のノリについていけない自分に戸惑っているようです。槙生と結婚観について話すシーンでは「あたしだけ皆と違うっていうか……」と意味深な発言も。その言葉には、どんな秘密が隠されているのでしょうか。

④大人達の「友情」がまぶしい!

槙生と醍醐は、中高と一緒でした。高校の卒業式のときに、醍醐が槙生に「これやる」と手渡した一通の手紙に書かれていたのは──。こういう友人関係って、本当にステキです。

『違国日記』10の理由4-1

醍醐を含む、槙生の学生時代の友人達。今でも連絡を取っていて、時間が合えば集まります。話していると学生の頃に時間が戻る感じに、ほっこりします。
大人同士だけでなく、世代を超えたつながりを感じさせるシーンも。えみりの悩みを聞いた槙生は、彼女に一本の映画のDVDを貸します。それは『フライド・グリーン・トマト』。1991年公開のアメリカ映画で、女性の友情と苦難の人生を描いた作品です。槙生の説明によれば、「あなたが誰を好きになってもならなくても ……それは罪ではないという話」とのこと。小説や映画を共有することで生まれる「友情」って、すごくいいですよね。
異性の友情をさりげなく描いている点にも注目です。例えば、仕事の打ち合わせだったはずがだんだん恋愛相談になっていく、喫茶店での笠町と醍醐の会話シーン。恋愛相談ができる異性の友達がいるというのは、贅沢なことかもしれないですね。それにしても、この醍醐の遠慮のなさ(笑)。

『違国日記』10の理由4-2

⑤槙生をめぐる、不思議な三角関係にときめく!

元恋人同士だった槙生と笠町。別れたときにも、いろいろなことがあったみたいで、二人の会話はいつも意味深。つき合っていた頃のことを想像させます。特に笠町は、槙生への想いが残っていることが、ダダ漏れです。槙生の前にもう一人のイケメン30代が登場するのが、第3巻。朝の後見監視人である弁護士の塔野です。彼が面談のために槙生のマンションを訪れたとき、笠町と鉢合わせ。これは三角関係の始まりなのでしょうか、読んでいてソワソワします。

『違国日記』10の理由5-1

笠町の大きな腕に引き寄せられるのが、槙生にとっての「慰めるといったらこう」という文法なんだそうで……(いい雰囲気すぎるのでぜひご自身の目でご確認ください!)一進一退の攻防(?)を経て、第4巻では急展開が!

『違国日記』10の理由5-2

笠町に色気を感じたとき、槙生から出てきたセリフが「どんな筋トレしてんの?」という(笑)。

『違国日記』10の理由5-3

⑥大人が見せる「弱さ」がいとしい!

大人になっても、「自分にはこんなこともできない」と言って本気で泣くのが槙生。朝にも「落ち込みやすいクズなので」、注意するときの「圧は弱めで」と頼むくらいのダメさ加減です。しかし、その裏には、姉の実里から言われ続けてきた「こんなあたりまえのこともできないの?」という呪いに近い言葉があり、朝もまた、無意識にそれに縛られているのでした。肉親からの呪縛というのは、多くの人が共感できるテーマではないでしょうか。

『違国日記』10の理由6-1

弁護士の塔野も、ダメな一面がある人物。学生時代から勉強ができて、仕事も優秀なはずの彼ですが、言葉選びが下手で失言が多いのです。槙生のことも、何度かけても電話に出ない「とんでもない人」と失言(笑)。ちょっとした言葉に傷ついてしまう槙生との会話は、ちぐはぐ過ぎてかわいいです。

『違国日記』10の理由6-2

朝が出かけた後、リビングをぐちゃぐちゃにする槙生。完全に、ダメな大人あるあるです。

『違国日記』10の理由6-3

⑦毎日のご飯が、さりげなく美味しそう!

第1話だけ、朝が高校3年生になった時点の物語が描かれます。槙生との生活にも慣れ、手際よく料理を作っていく姿は、第2話以降の朝よりもちょっぴり大人。そんな朝の作ったメニューがこれ。「ゴマだらけになった」と反省してますが、凝ってます!

『違国日記』10の理由7-1

同居生活が始まったばかりの頃、槙生から「鍋 鍋 親子丼 親子丼 しょうが焼き しょうが焼き 刺身 みたいな感じ」という一週間の献立を聞かされる朝。その後もふたりの生活には食事のエピソードがちらほら登場します。最も印象的なのが、醍醐と3人で作った餃子。アンをこねて皮に包んで、みんなで作る餃子って楽しいんですよね。さらに醍醐秘伝のタレが加わって、これまた美味しそう! インスタ映えする出来で、さっそく醍醐がスマホで撮影してます。

『違国日記』10の理由7-2

⑧物語とリンクする槙生の少女小説が切ない!

槙生はどんな小説を書いているのか──。断片的ではありますが、書きかけの原稿や本の1ページが劇中に出てきます。現在進行中の作品は「魔法使いシリーズ」。その一節はこんな感じで、ヤマシタ先生は槙生の文体をしっかりと作り上げています。

『違国日記』10の理由8-1

第5巻では、既刊の「竜つかいシリーズ」が登場。
竜の死について、主人公ルカが考えるシーンは、朝に「彼女はなぜ誰もなくしたことがないのに こんなものを書くのだろう」という、怒りにも悔しさにも似た感想をもたらすことに。

『違国日記』10の理由8-2

⑨近しい者の死を受け入れるドラマが深い!

交通事故死した両親。それはあまりに突然過ぎて、朝は「まだ悲しくない」と思います。そんな彼女の心象風景を描写したのが、このページ。ヤマシタ先生ならではの繊細な描写が胸に迫ります。

『違国日記』10の理由9-1

朝が両親と暮らしていた家の片づけにおもむいた槙生たち。図書館で借りた本や干しっぱなしの洗濯物があり、実里夫婦が突然、この世界から消えてしまった事実に、槙生は改めて気づきます。ゴミ出しをしながら、何度も「さよなら さよなら」とつぶやくシーンも切ない。

『違国日記』10の理由9-2

母が生きていた頃は、小言を言われ続けてきた朝。今は、母の言葉が更新されることはなく、記憶の中にあるだけ。かつて言われたことをふと思い出し、朝は「ぽつーん」とつぶやきます。

『違国日記』10の理由9-3

タイトルにもある通り、「日記」は本作にとっての重要アイテムです。槙生は、両親を亡くしたばかりの朝に日記をつけることを勧め、朝はアドバイス通り日記を書き始めます。さらに、重要なのが実里が遺した「三年日記」。朝が20歳になったときに渡そうとして書き始めたそれには、娘への想いが綴られていました。槙生は朝には内緒で持ち帰り、自室のクローゼットにそっと隠すのですが……。
朝は、どうやって両親の死を受け入れていくのか。本作はそれがものすごく丁寧に、段階を追って描かれていて、思春期の子供にとっての親の死とは何かが、深く掘り下げられています。朝の涙は、単に読者を泣かせるだけのものではなく、いろいろなことを考えさせてくれます。

⑩電子版特典のネーム公開に興味津々!

第2巻以降は、巻末に電子版限定の特典として、1話分のネームが公開されています。心を震わせる、あのシーンやあのセリフは、ネームではどうだったのか、本編と照らし合わせる楽しみが電子版の読者にはあります。ネーム段階から、キャラクターの感情がしっかり伝わってくるのが、すごいです!

『違国日記』10の理由10

『違国日記』読者の声

『違国日記』に寄せられた読者の声をご紹介します。いずれも素敵な感想ばかり!

1巻の感想

35歳の小説家の女性のうちに、両親を亡くした女子中学生が転がり込み同居をはじめるという話。

ふたりの生活をたんたんと描いた地味な話のはずなのに、感情の描写が繊細だから、何かドラマが起きているように読めるのがすごい。今後、オルタナティブな家族の形を提示する話になるのかな。とてもよかった。posted.by ブクログ

ヤマシタ先生の独白が好き。料理とか掃除とか日常が書かれてるのがとてもいい。巡って戻って来たなという感じ。posted.by ブクログ

槙生と朝、不思議な縁の年の離れたふたり。それぞれの考えやスタイルがとても魅力的。決してスマートではないけれど、カッコよくかわいい。こんな感じに受け入れてくれる人がほしくなる。posted.by ブクログ

5巻の感想

グっっとくる・・・
誰の心にもある侘しさや虚無感、時間や人との関わりが素晴らしく描かれていて
かなりハマりました。
言葉とか空気感が映画のような奥行きのある所と、
出てくる一人一人が、きちんと過ごした時間の核がある魅力的な所が
日々の疲れや甘えのある自分に響きました。

簡単に言うと20代後半〜は、ぜひ読んだ方がいい!!

待ってました
最新刊楽しみにしていました。
作者は本当に複雑で繊細な感情の描写が上手いです。
槙生ちゃんの「強さ」というか、孤独への耐性、そして自分を貶めない気高さを見習いたいと思いました。

ヤマシタトモコさんの作品を初めて読んだのだけど絵と雰囲気と言い回しが絶妙でハマりました。子どもでも大人でも関係なくそれぞれ傷付く言葉とか思うことが違ってて、すべてを理解することはできないけど、どんな人にも敬意を持って接していきたいなあと思った。誰にも知られず言葉で傷付いたこともあったけど、傷付くからやめてって言えればよかったのかなとかなんか考えた。言葉って大事だな…

完全に槙生ちゃん目線での感想になってしまった。とても人間らしくて好きです。朝がお母さんの死を自覚して泣いたときはこちらも泣いた。posted.by ブクログ

おわりに

とても優れたドラマ性を持った『違国日記』。その魅力を紹介してきました。一つ一つのシーンやセリフをじっくりと味わいたくなる本作。自信をもってお勧めします。もう少しエピソードのストックが出来たら、TVドラマ化や映画化もあり得そう。ぜひ、この機会に読んでみてください。

『違国日記』書影

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