無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉&45話のネーム特別収録!】
人見知りの小説家と姉の遺児(高2)がおくる
年の差同居譚
朝が叔母・槙生と暮らして1年とすこし。
ここ最近、小説家の槙生はスランプ中。ボーッとしていて原稿は進んでいない様子だ。
才能はないと苦しみつつ、書くことはやめない槙生に朝は「やめる人とやめない人の違いってなに?」と尋ねた。
これといった才能はないと気づきつつある朝に、槙生が答えたのはーーー。
宝石の持ち主じゃなくても。自分の明日を選べる第9巻!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
人間はいつから「大人」になるのだろう?
両親の死によって、独身の叔母・槙生に引き取られた中学生・朝。
家にこもりきりの小説家である槙生は、独特な感性の女性。
一方で、朝は両親が死んだことに対して現実感を持てない、大人びた少女。
似ているようで正反対の二人が、日々の暮らしの中でやがて心の距離を近づけていく作品。
槙生が仕事に熱中するのを、さりげなくサポートするしっかり者の朝。その姿はお互いの年齢を鑑みると、ちぐはぐな風景でちょっとおもしろい。
けれど、家の外側や、人間関係のこととなると、槙生は迷いながらも、母性というよりは理性によって、的確な言葉で朝を導く。
15歳の朝にとって、それらの言葉はすぐに理解できないこともある。けれど、現実と照らし合わせながらじわじわと納得していく健気な姿がとても印象的。
では30歳を手前にした自分は槙生と朝、どちらに近い地点にいるのだろう?と考える。
「自分はまだまだ子供」だと思う。けれど、朝が戸惑っている幼い姿を見ると「こうしたらいいよ」と言ってあげたくなることが多々あった。
どんなに大人びていても15歳の朝が大人ではないように、アラサーの私も着実に大人になっているのか、と気づかされる。
槙生を「違国」と感じながらも、朝も確実に「大人」へ近づいている様子を、そっと見守っていきたい。
作中ものすごくマキオさんが悪い顔をしているコマがあります。
えっ?こんな顔だったっけ?
と、思う位悪い顔です。
ですが、とても気持ちが移入出来ました。
朝はあっという間に高校2年生になっている。
軽音部での出来事や、進路に悩む。
孤独を愛し孤独に愛される槙生も、他者との関わりの中で刺激を受けている。
「違国日記」
2024年6月公開
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。