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「違国日記」
2024年6月公開
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
人間はいつから「大人」になるのだろう?
両親の死によって、独身の叔母・槙生に引き取られた中学生・朝。
家にこもりきりの小説家である槙生は、独特な感性の女性。
一方で、朝は両親が死んだことに対して現実感を持てない、大人びた少女。
似ているようで正反対の二人が、日々の暮らしの中でやがて心の距離を近づけていく作品。
槙生が仕事に熱中するのを、さりげなくサポートするしっかり者の朝。その姿はお互いの年齢を鑑みると、ちぐはぐな風景でちょっとおもしろい。
けれど、家の外側や、人間関係のこととなると、槙生は迷いながらも、母性というよりは理性によって、的確な言葉で朝を導く。
15歳の朝にとって、それらの言葉はすぐに理解できないこともある。けれど、現実と照らし合わせながらじわじわと納得していく健気な姿がとても印象的。
では30歳を手前にした自分は槙生と朝、どちらに近い地点にいるのだろう?と考える。
「自分はまだまだ子供」だと思う。けれど、朝が戸惑っている幼い姿を見ると「こうしたらいいよ」と言ってあげたくなることが多々あった。
どんなに大人びていても15歳の朝が大人ではないように、アラサーの私も着実に大人になっているのか、と気づかされる。
槙生を「違国」と感じながらも、朝も確実に「大人」へ近づいている様子を、そっと見守っていきたい。
読み続けたいし、きっと読み返す
ずっと好きで、最初から読んでいます。
宝物のように何度も読み返します。救われた、というのが適切な言葉かどうかわかりませんが、いつも読むと新しい発見があり、それは生きる元気をくれます。
だれのために?
自分が世界を変えられるとは思っていないけれど、そういう行動って尊いですよね。
何かに強く憤ったり、迷ったり、若いって素晴らしいと俯瞰的に思うけれど、歳をとってもあんまり変わっていないかもしれない。
胸が苦しくなります
若い頃のモヤモヤを思い出します。
その苦しみを抜けた、魅力的な大人たちの言葉が刺さって、グッときます。
表からではわからない苦しみや、生きづらさを抱えている人たちに想いを馳せて、色々と考えさせられます。
若さの美しさと、大人の楽しさと、両方味わえます。
「違国日記」
2024年6月公開
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆
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