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「姉さん、わたしが姉さんの大切なあの子を大切に思ってもいい?」
槙生が朝と暮らして2年半。
他人との関係に縛られずに根無し草のように過ごしてきた槙生にとって、気づけば朝はだいぶ近しい存在になっていた。
朝の人生にどこまで立ち入っていいか悩み、朝を置いて死んだ姉に思いを馳せる。
保護者として、大人として、槙生は朝の未来に何を思うのか──。
わたしたちの“これから”はどんな海へ?
終幕の向こうへ漕ぎ出す最終巻!
「違国日記」
2026年1月~ ABCテレビ・TOKYO MX・BS朝日
声の出演:沢城みゆき、森風子、諏訪部順一
「違国日記」
2024年6月公開
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
人間はいつから「大人」になるのだろう?
両親の死によって、独身の叔母・槙生に引き取られた中学生・朝。
家にこもりきりの小説家である槙生は、独特な感性の女性。
一方で、朝は両親が死んだことに対して現実感を持てない、大人びた少女。
似ているようで正反対の二人が、日々の暮らしの中でやがて心の距離を近づけていく作品。
槙生が仕事に熱中するのを、さりげなくサポートするしっかり者の朝。その姿はお互いの年齢を鑑みると、ちぐはぐな風景でちょっとおもしろい。
けれど、家の外側や、人間関係のこととなると、槙生は迷いながらも、母性というよりは理性によって、的確な言葉で朝を導く。
15歳の朝にとって、それらの言葉はすぐに理解できないこともある。けれど、現実と照らし合わせながらじわじわと納得していく健気な姿がとても印象的。
では30歳を手前にした自分は槙生と朝、どちらに近い地点にいるのだろう?と考える。
「自分はまだまだ子供」だと思う。けれど、朝が戸惑っている幼い姿を見ると「こうしたらいいよ」と言ってあげたくなることが多々あった。
どんなに大人びていても15歳の朝が大人ではないように、アラサーの私も着実に大人になっているのか、と気づかされる。
槙生を「違国」と感じながらも、朝も確実に「大人」へ近づいている様子を、そっと見守っていきたい。
あたたかい孤独
この物語を読み始めた時、とても孤独な状態でした。そんな時、この物語の登場人物たちが、それぞれがそれぞれの「孤独」をたたえて生きているように思えました。そしてその孤独が、私にはとても救いになりました。
物語を読み進めながら、登場人物たちの醸し出す、説明されすぎない情緒や心情、空気感を感じとりながら、わかるようでいて、でも決して分かりきることができない感覚。そこにとてつもないリアリティを感じました。
人には誰にも分かり得ない孤独がある。だからこそ、人は人と一緒にいたがるし、優しくなれるんだと感じます。
孤独は一見、悲しいことのように受け取られがちかもしれないが、決してそれだけではない。
独りよがりにならないように、でも孤独を外の何かで埋めないように、孤独と共生していこうと思える物語でした。
Posted by ブクログ
全巻読み終わって。
自分から見ればうまくやってるように見える人たちも、それぞれの形の孤独を抱えて悩みながら生きているんだろうと思った。
家族であったって
どんなに近しい友達であったって
自分とは別の人間であって、
自分とは違う物の考え方をしている。
その人の感じ方はその人だけのものであって、
誰も本当に理解することはできないし、
誰にも責める権利はない。
自分の当たり前
大多数の当たり前が当たり前じゃない人もいるんだということを意識できる人が増えると、
世の中はきっともっと息がラクにできる場所になるんじゃないかと。
自分はこれを高校生くらいの時に読みたかった。
いつ読んでも遅いということはないと思うけれど。
「違国日記」
2026年1月~ ABCテレビ・TOKYO MX・BS朝日
声の出演:沢城みゆき、森風子、諏訪部順一
「違国日記」
2024年6月公開
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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