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Posted by ブクログ
タイトルは前から知っていたが『傷を愛せるか』で触れられていて、興味を引かれて読んだ。人生の中で傷ついた経験をした場所に包帯を巻く活動をする「包帯クラブ」を結成した高校生たちの物語。もう20年近くも前の出版ですが、「傷」や「ケア」への関心が高まる中で改めて読まれるべき作品ですね。傷ついていたこと、そこに傷があることを認めてもらうこと受け止めてもらうこと、たったそれだけのことが持つ意味は時に意外な程大きい、というか人に寄り添うケアの本質はそのたったそれだけのことしかできないということへの認識が重要なのかもしれない。
高校生当時を振り返る報告書、という体で語りが始まり、章と章の間に大人になった現在の登場人物たちからのアフターが断片的に語られつつ、過去と未来の両方から結末に近づいていく構成、小説でも映画でもまぁまぁ良くあるけど、だいたい好き。
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