悼む人 上

悼む人 上

642円 (税込)

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善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは?
不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。
静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。
家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!

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  • 悼む人 上
    642円 (税込)
    善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは? 不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。 静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。 家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!
  • 悼む人 下
    621円 (税込)
    善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは? 不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。 静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。 家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人の生き様に善し悪しをつけることなく、全て尊いものとして捉えていくことは自分の持つ想いと重なるところがある。共感できる。

    0
    2019年03月11日

    Posted by ブクログ

    これを書こう。書きたいと思った天童さんがまず凄い。そして、家族を亡くした人。大病した人は余計わかる、理解できると思う。

    0
    2018年07月16日

    Posted by ブクログ

    最後の部分を読みながら鳥肌が止まらなくなった。久しぶりに芯から心が震えた。映画化で原作を知って、貴重な小説に出会えた気がする。作者の天童荒太さん自身が一番救われたんじゃないかと思える救済の物語。

    0
    2015年07月05日

    Posted by ブクログ

    一般的には存在しないであろう「悼む人」が、何かのメタファーになっているのだろうと思って読んでいたら読み終えていた。「悼む人」の真理とは何かが気になると同時に、死=悲しいとは違う何かを考えさせてくれる作品で、下巻を早く読みたくて仕方がない。

    0
    2022年08月06日

    Posted by ブクログ

    人の死とはどういうものなのだろうか。
    この世にいなくなった人をずっと思い続けることはできるのだろうか。
    僕も大切な人を亡くしたのに。
    その時は胸が張り裂けるような思いをしたのに。
    今は日常の生に追い立てられ、大事な人の存在も希薄になっていく。

    静人の悼むということは何を意味するのか。
    生とは死とは

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    「永遠の仔」に描かれた主人公たちの運命が痛ましく、強烈であり、天童荒太が書いたものを何年も手に取ることを避けていました。

    本書の主人公たちも過酷な運命を負うものなのですが、真摯な姿に共感に似た思いを感じ、「永遠の仔」の時のように文字を追う度に心が軋むようなことはありませんでした。

    忘れて生きてし

    0
    2018年06月09日

    Posted by ブクログ

    前から読んでみたかった天童荒太。なんとも不思議な設定の本。悼む人、があちこちで悼みながら旅をする話を中心に、まつわる人々の話が絡んでいく。死と生が絡み合う重いお話だが、知らなかったけど直木賞受賞作らしい。へえ、こんなのがね。色々と考えさせられるというか、地味だけど面白い。下巻に期待。

    0
    2017年06月14日

    Posted by ブクログ

    知り合いでもない人を全国ただただ悼んで回る静人の行動は、分かるような分からないような、曖昧な感じ。家族じゃないけど、何故、彼がそこまでやらねばならんのだろう。
    人は誰かの記憶の中にだけ生きてて、覚えてる人の数だけ別の人生があるのかも、っていうのは感じたことがあるのだけれど、む、難しい。
    とにかく一度

    0
    2017年04月14日

    Posted by ブクログ

    私が常々思っていた事を代弁してくれているような言葉。「亡くなった人の人生の本質は、死に方ではなくて、誰を愛し、誰に愛され、何をして人に感謝されたかにあるのではないか」
    祖母の死は脳梗塞からの寝たきり。意思を示すこともできず数年。どんなに辛かったかとつい思い出して、そんな最期だなんて…とそこばかりが思

    0
    2023年03月13日

    Posted by ブクログ

    死者のことを心に刻む。生きている限り覚えているように努める。ひたすらそれだけを続ける旅に明け暮れる青年。その人が誰を愛し、愛され、何をして人に感謝されたことがあったかを問い、その死者が確かに存在していたことをただ覚えておく。
    不思議な物語。このあとどのように話が展開していくのか、想像がつかない。

    0
    2017年01月03日

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