孤独の歌声

孤独の歌声

616円 (税込)

3pt

直木賞受賞作家・天童荒太の出発点となった日本推理サスペンス大賞優秀賞受賞作。凄惨な殺人事件が続発する。独り暮らしの女性たちが監禁され、全身を刺されたかたちで発見されたのだ。被害者の一人が通っていたコンビニエンス・ストアの強盗事件を担当した女性刑事は、現場に居合わせた不審な男を追うが、突然、彼女の友人が行方不明に。孤独を抱える男と女のせつない愛、噴き上がる暴力――。

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孤独の歌声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    登場人物それぞれの孤独がきちんと描かれている。その描写が秀逸。ミステリーとしてももちろん面白いけれど、心理描写がすごい。

    0
    2020年07月08日

    Posted by ブクログ

    日本推理サスペンス大賞優秀作。20年以上前の物語。この賞自体もう存在していない。軽い気持ちでは読み切る事は出来ないとても重たい物語。ゾクゾクとワクワクで気持ちが深く深く沈んで行くまさに天童ワールド☆5つ

    0
    2019年12月12日

    Posted by ブクログ

    とてもとても面白かった。
    人間の闇や弱い部分の見事な描写にぐいぐい引き込まれる。感情移入しすぎて、カフェで読みながら涙を押し殺すのが辛かった。

    0
    2017年01月08日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かったと同時に、すごく恐ろしい物語だった。

    天童荒太さんの小説を読むのは初めてだけど、映像化されているものはいくつか観ていて、そのほとんどすべてに共通しているのが“人の生い立ちとその後のこと”だと思うのだけど、人の暗い生い立ちが凶悪な犯罪につながることもあるという物語の中の出来事は、現実

    0
    2016年09月12日

    Posted by ブクログ

    見るからに怪しそうな描かれ方の少年、見るからに普通の人好きしそうな青年。
    どっちが歪んだ精神の持ち主か。
    モデルみたいな外見の、品が良さそうな美女、清楚で地味で目立たないが意志の強そうな爽やかな女性。
    どっちが真の美しさを持っているか。
    そういう対比もこめながらの登場人物描写かな、と。
    自分の願望の

    0
    2016年07月30日

    Posted by ブクログ


    はじめまして…天童荒太さん!

    1997年の作品

    主要な登場人物は三人。

    深夜のコンビニでアルバイトをしながら
    音楽の道に進んでいる 《オレ》

    コンビニ連続強盗事件を担当しながら
    若い女の子ばかりを狙った…
    猟奇連続殺人事件を密かに追っている
    女性警察官の… 《わたし》

    そして猟奇連続

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    最初文章が読みにくく感じたけど、面白く読んだ。
    コンビニ強盗事件と連続女性殺人事件が絡まって、グロさはありつつも一気読み。

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    潤平の周りからの評価と内面での自我のギャップに魅力がすごい。
    一人を好むけれど高を心配したり風希を思ったり。潤平と風希のように自分の中の保身の気持ちを認めて自己嫌悪する場面は多くの人が共感する部分だと思う。人に言えない心の内を風希は誰にも言えないまま。潤平は風希に打ち明けたことで、風希は誰にでもある

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    コンビニ店員の潤平、刑事の風希、犯人の松田、それぞれの抱える孤独が引き合わせてしまった様な惨殺な事件。
    今の世の中、確かに隣人が誰かわからないのも珍しくもないし、お互いに干渉しない暗黙のルールの中で生活していると、失踪しても気付かれないは普通にありそうで怖くなった。
    松田の幼少期があまりに可哀想。結

    0
    2020年09月18日

    Posted by ブクログ

    次々と若い女性をさらい、じわじわと殺していく
    猟奇的殺人鬼。
    それを追う女刑事。
    歌を追い求めながらコンビニで働く青年

    3人の人間の孤独がひりひりと伝わってくる。

    サイコミステリとしても、心理ミステリとしても
    秀逸

    0
    2020年08月21日

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