作品一覧

  • 堕天使達のレクイエム
    5.0
    1巻462円 (税込)
    二人は抱きしめ合って一つになり、地上に舞い降りた片翼の天使だ――。不毛な愛欲に身を焦がす恋人達の孤独な姿に、失うことの悲しみと再生への祈りを込めた、尾崎豊、最後の小説。
  • 黄昏ゆく街で
    4.0
    1巻528円 (税込)
    〈別れがあまりにも残酷なことならば、許すということはあまりにも切ないものだ。(中略)黄昏はそんな人間の心を影絵のように彩って、まるで叶えられなかったすべてをもとの場所へと連れ戻してくれそうだ――本文より〉真実の愛を求めるがゆえに、孤独な迷路をさまよう青年のやさしさと苦悩を描いた、未完の長編ラヴ・ストーリー。
  • 普通の愛
    3.8
    1巻462円 (税込)
    路上に身をひそめて立ちつくす者達。彼らの吐く息が、あらゆる嘘を撃つ。尾崎豊の、痛ましいまでの透明感の秘密がこの小説集にある――村上龍 真実を求めて苦闘する孤独な魂。生きることの悲しみ、怒りにもがく純粋な精神の軌跡を綴った、恐るべき処女小説集。

ユーザーレビュー

  • 普通の愛

    Posted by ブクログ

    尾崎豊による短編小説集。

    「普通」の愛っていったいなんだろうね?
    ただ一つ言えるのは、彼が言いたいこの「普通」っていうものは、きっと世界でいちばん素敵で世界でいちばん難しいもの。

    普通の愛。

    0
    2011年05月07日
  • 普通の愛

    Posted by ブクログ

    文章は上手ではないしつらつらと哲学的な言葉が連なっているところは何度も読まないと何を感じたのかわからなかったけど、情景描写がとっても上手だった。深夜の高速道路のライトとか、そういうものに意味を見出し始めると当たり前に私たちは情報に溺れてしまうけど、この人は一つ一つしっかり見つめていたんだなあと思うと、いろんなことがしんどくなるのもわかる気がした。普通見続けられないから。限りなく透明に近いブルーと少し似たところがある。し、尾崎豊に対しても、子供みたいに全部を見ようとしちゃだめよ、という台詞が言えると思う。でも人の生き方は誰かが変えられるものではないからきっと見続けるし気づき続けるんだろうけど、こ

    0
    2016年07月28日
  • 黄昏ゆく街で

    Posted by ブクログ

    尾崎が書いたラブストーリー。

    読んでるとこれは尾崎自身のこと?って思うような箇所がいくつかある。
    アメリカの話とか。

    切なくて切なくて寂しくて。

    0
    2009年10月04日
  • 普通の愛

    Posted by ブクログ

    生きるためなら誰かを傷つけることもある
    そんな大人になりたくなくて、女たちの問いかけもはぐらかしてばかりいる
    それが自己欺瞞にすぎないと気づいたところで、違法薬物に手を出す
    幻覚の中で、彼は彼なりに生きていくための愛のかたちを見出す
    けれど、僕にはそれが、利己主義と表裏一体の危険思想に思える
    消費社会の快楽を最大限享受しながら、そのおかしさをどこかで自覚している
    競争によって成り立っている世の中に生きつつ、
    誰もが幸福な世界をどこかで夢見ている
    この作者は、矛盾の中を生きていたんだなあと思う
    ムシのいい話かもしれないが…

    文章はひどい
    観念的な描写など、ほとんど読むに耐えない部分もある
    しか

    0
    2011年06月30日
  • 普通の愛

    Posted by ブクログ

    がつんと胸に届く言葉がいくつかあったけど、ちょっと異常な感じ。尾崎豊っぽかった。
    しかし普通の愛ってなんだろね。

    0
    2009年10月07日

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