死者のための音楽

死者のための音楽

715円 (税込)

3pt

死にそうになるたびに、それが聞えてくるの――。母をとりこにする、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。

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死者のための音楽 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった~。さすがです。乙一さんの別名作品です。
    でもやっぱり乙一さんの色です。独特の空気感です。どの短編も印象的だけど、一番好きなのは「鳥とファフロッキーズ現象について」かな。恐さと切なさが入り混じった何とも言えないストーリーでした。

    0
    2014年03月05日

    Posted by ブクログ

    どの作品も、風景描写と情景の美しさが際立ちました。
    特に「鬼物語」があまりにも美しく、涙が出そうでした。
    読み終わった後のあとがきで初めて、ある作家さんの別名義であると知り…考えたけどわからず調べ、なるほど!!と。言われれば納得。

    美しさ、儚さ、切なさ、何度でも読みたい作品集です。

    0
    2013年12月15日

    Posted by ブクログ

    短編集。
    表題作は肌に合わなかったが、他は全部気に入った。
    特に、巨鳥と暮らす少女の話が良かったな。
    助けた鳥が、少女を大切に思うあまり、行き過ぎた行動に出ているところは怖くもあり、種族を超えた愛をも感じた。

    また、生き物を廃液で黄金に変えてしまう工場の話は、途中まで神秘的な気配を感じていたが、ラ

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    山白朝子=乙一の別名義(ちなみに中田永一も)。名前でジャンルを書き分けていて、山白朝子はホラー寄り。

    充実した内容の7篇の短篇集。
    けっこうしっかり怖く、けっこうしっかりグロテスクなお話も多かった。中でも「鬼物語」は巨大な鬼が村を壊滅させてゆくのだけど、描写が容赦ない。鬼の話だけど現実で昔起きた三

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    ああ巧いなあと胸を打つ怪談集。ホラーと怪談は全く別のものだと思い知らされます。怖いだけではない美しさが哀しさが温かみがそこにあります。名前を使い分け、あらゆるジャンルをものにする作者ならではなのかも。

    0
    2019年12月21日

    Posted by ブクログ

    もの悲しいストーリーですね。「平面いぬ」のブルー等に似ているアニマル系もあったり・・・乙一氏の別バージョン誕生の話もありそこそこ満足。

    0
    2015年08月16日

    Posted by ブクログ

    某作家が別名で書いた短編集。 某作家の以前読んだことのある短編集が良かった。惨いシーンが入ることもあるけど、愛情と切なさが入り混じったストーリーを読みやすい文章で作る。この短編集にはそれが強く出ている。昔話っぽいものもある。「鳥とファフロッキーズ現象について」は何とも言えない複雑な気持ちになり印象的

    0
    2014年04月19日

    Posted by ブクログ

    せつなさ漂う怪談短編集。
    「鳥とファフロッキーズ現象について」と「黄金工場」が面白かった。
    というかどれも面白かった、んだけどこれここで終わりかよー!がほとんど。
    なんていいとこで了なの。

    山白む朝の、幽冥の境界に、それでも人と共にあろうとする愛の物語でした。

    0
    2014年01月05日

    Posted by ブクログ

    ホラー作家乙一のさらなる別名義、山白朝子。乙一とも中田永一とも違う作風。この名義は幻想オカルト用かな。わかる人には名義を伏せていてもわかるタッチではある。少々グロイものあるけれど読みやすくふんわり幻想的。ホラー乙一よりわたしは好き。2013/401

    0
    2013年12月30日

    Posted by ブクログ

    語り口が魅力的で美しい光景が広がる様でした。
    桜の下や、井戸の底の部屋や、仄暗い工場なんかが…。
    美しさに血の色や昏い切なさみたいな色の紗がかかって綺麗な織物の様です。

    0
    2013年12月02日

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