深い作品一覧
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3.7中国の人々は総じて元気があり、暗い印象を与える人は少ない。そのメンタリティーの源はどこにあるのか? 中国は決して生きやすい社会ではない。庶民は地方官の苛烈な徴税とでたらめな裁判に苦しみ、官僚だって一歩間違えれば悲惨な刑罰を受ける。さらに官僚になるのも一苦労、「科挙」では八股文という超絶技巧が求められる。一方で中国人は人生に愉しみを見出す達人でもある。最高の娯楽になりうる漢詩に耽溺し、美食や美女を優雅に愛で、静寂が支配する「庭園」に佇む。中国は伝統的に、生きるしんどさと遊びの哲学が同居する国なのである。現代でも、官僚は一歩道を踏み外せば奈落の底に突き落とされ、中国文学は「反政治」の様相を呈している(これに対して、日本文学は「非政治」的であるといえる)。象棋や麻雀などのゲームが好きで、文房四宝(硯紙筆墨)に凝る人も多い。本書はそのような、現在にも通じる中国社会、中国文化のさまざまな相貌について柔らかな筆致で解説する。
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3.7尖閣諸島問題、毒入りギョーザ事件、歴史教科書問題……。日中間では、ビジネス、文化交流を問わず、さまざまな局面で摩擦や衝突がよく起きる。 それはなぜだろうか? お互いのことを「誤解」しているからだろうか? だとすると、その誤解はどこから生まれたのだろうか? 加藤嘉一、26歳。北京大学に単身留学し、8年にわたって新聞・雑誌コラム、ブログを通じて、中国の人々への発信を続けてきた。今や、「中国で最も有名な日本人」と呼ばれるようになり、真の「日中関係の架け橋」としての活躍に大きな期待が寄せられている。 そんな彼が、自分の目で見て感じた中国の「今」とは、いったいどんなものだったのか? 中国の若者たちの現実、不安、そして日本観とは? 本書は、中国で出版され、若者を中心に大きな話題を呼んだ彼の代表作に大幅な加筆修正を施し、日本語版として刊行するものである。 日本凱旋デビュー作となる本書は、切れ味鋭い、洞察力にあふれた日中社会比較エッセイであるのと同時に、「結局、中国人は、心の中では何を考えているのか?」を知りたい人にとっても、すぐれた示唆に富む書となっている。
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3.5国共内戦、朝鮮戦争、中越戦争などの「歴史」から、劇的に「進化」する最新状況と弱点まで、世界覇権を狙う軍事力の全貌を明らかにする! 2049年までに「世界の最前列に立つ強大国建設」をめざす中国は、猛烈な勢いで軍拡を進めている。習近平は権力掌握後、「反腐敗闘争」で軍の実力者を粛清し、一気に軍事改革を進めた。その結果、海軍、空軍、宇宙軍、核戦力の増強から情報戦の強化まで、人民解放軍の姿は大きく変貌している。しかし元来、解放軍は「国軍」というより、中国共産党の「党軍」としての性格を持ち、特殊な経緯を辿り発展してきた。その歩みを知らずに、実像を知ることは困難である。本書は、人民解放軍の歴史から最新の習近平軍事改革の実像までを詳報し、その脅威と弱点とをすべて描き出す決定版。
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4.5謎のベールに包まれた中国人民解放軍。79年の中越戦争を最後に実戦経験を持たず、周辺諸国とは常に領土・領海紛争を抱えている。空母建造や宇宙開発など、未知の分野に乗り出した中国の狙いは何か? 最大の軍事大国アメリカとの衝突は不可避なのか? ディープな人民解放軍研究!
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4.7日本企業は生き残りをかけて中国市場に出て行かなければならない時代。中国で成功するために必要なのが、文化と所得に応じて中国人の消費行動パターンを12に分ける考え方と、中国の常識にあわせたビジネスの仕組み作り。日中の企業現場を知り尽くした中国人コンサルタントによる中国市場で勝ち残る方法。
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3.0新型コロナウイルスの発生と「マスク外交」、「一帯一路」戦略、 香港を破壊し台湾を脅かす「新中華思想」の危険性…… なぜ、世界は「習近平」を絶対に許さないのか? ……日本が翻弄されない「たったひとつの方法」とは? 史上最悪のファシズム国家中国とのこの戦いの結果によって、 われわれの自由世界は生きるか死ぬかの岐路に立たされるであろう。 自由世界はどうして中国との最後の戦いに挑まなければならないのか、 この戦う相手の中国はいったいどういう国なのか、 われわれは今後この中国とどのように戦うべきなのか、 己を知り彼を知ること、戦いの戦略や方策を考え抜くこと。 それは勝利の前提条件である。(「はじめに」より) これが、われわれの想像を超えた習近平包囲網の「リアルな姿」だ! ●「中国共産党成立100周年演説」に込められた意味 ●トランプの「貿易カード」とバイデンの「人権カード」 ●日本に仕掛けられた中国の「世論工作」 ●習近平は「毛沢東」にはなれない ●学校の必修カリキュラムとなった「習近平思想」 ●「共産党王朝」終焉の予兆 ●習近平は必ず台湾を獲りにくる ●バイデンの「防衛義務」発言の真意 ●欧米の対中姿勢がはらむ矛盾 ●本当は縮小傾向にある中国経済 ●野望のためならタリバンとも手を結ぶ習近平 ●ミャンマーのクーデターでも暗躍した中国 ●習近平の首根っこをつかんでいるアメリカ ●もはや中国は「戦時体制」に入っている ほか
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3.5中国がGDPで米国を追い抜くことはできない、「チャイナ・アズ・ナンバーワン」は幻に終わる可能性が高い? 短期、中期、長期の観点からその理由を明らかにし、東アジアの不透明感の高まりを警告。
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3.0大中華主義を標榜し、「一つの中国」を譲らない中華人民共和国。李登輝総統の指揮下、民主化と驚異的な経済発展を遂げ、「二つの中国」を求める中華民国台湾。その間に位置し、変換後、繁栄から急速に衰退に向かう香港。グローバル化が進むなかにあって、今なお共産党一党独裁体制に固執する中国に崩壊の予兆が見え始めた。「二つの中国」は21世紀のアジアに新たな関係を築くことができるのか? 中国研究の第一人者が、建国五十年の「新しい国」の軌跡を検証し、リアルな視点で「二つの中国」の現実と未来を展望する。 【目次より】●「三つの中国」から「二つの中国」へ ●中国が当面する課題 ●人民中国の半世紀 ●香港の終焉 ●台湾の発展 ●アジアのなかの中国 ●世界のなかの中国 ●日本にとっての中国 ●「多元的中国」への展望 「台湾の主張」は受け入れられるのか? 「多元化」と「中華統一」の対決続く「二つの中国」の行方を明らかにする。
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3.8米中対立最前線の極東アジア4か国の展望を「地理」×「歴史」×「政治体制」から読み解く! ●中国が軍拡・外交をエスカレートせざるをえない900年前の黒歴史=「靖康の変」と「岳飛と秦檜」の逸話 ●韓流時代劇ラブロマンスの代償としての朝鮮王朝の恥辱=「三田渡の盟約」 ●中国の侵略に屈しなかったベトナム2000年の気概=3度の元寇にも耐え抜く力 その国の「生い立ち」と「トラウマ」を知れば、「次の一手」が見えてくる! 米中対立が激化する中で、極東アジアはその主戦場になりつつある。 今後、我々は今以上に極東アジアの安全保障について真剣に考えなければならなくなる。 その際に中国、朝鮮半島、そしてベトナムに住む人々の「心の中の戦争」を知ることができれば、より的確な判断が可能になろう。 海の向こうのアジア大陸に住む人々は、日本人とはかなり異なった歴史を経験しており、それに基づいた「国家観」「戦争観」を持っている。 (「はじめに」より) 【目次】 序 章 三種の農業地帯が隣接する極東アジアの特殊性 第1章 中国大陸興亡史――現代中国が抱える「トラウマ」の淵源 1)宋の時代――中央集権制と学歴社会の確立 2)中国人のトラウマ「靖康の変」 3)極東アジアに厄災をもたらした「朱子学」の誕生 4)短命に終わった世界最大のモンゴル帝国 5)「中国システム」が定着した明と清の時代 第2章 ヨーロッパ文明との比較で見る中国文明の特徴 第3章 朝鮮半島の「平和」の真相 1)外交の失敗でモンゴルの軍門に降った高麗 2)李氏朝鮮時代を象徴する「三田渡の盟約」 第4章 中国大陸王朝の南下へのベトナム2000年の抵抗 1)中国大陸王朝からの独立戦争 2)三度の元寇に耐えた陳朝 3)植民地化を招いたフランスへの援助要請 第5章 地政学が導き出す極東アジアの宿命 1)極東アジアから見た日本 2)極東アジアの今後の展望
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3.0米中貿易による中国経済の変化から、ファーウェイ問題の影響、香港・台湾問題まで、現地のリアルな状況をレポートする! 建国70周年を迎えた中国。しかし、アメリカとの貿易戦争で国内経済は大きく変化し、中国企業にも深刻な影響が出始めている。その激震は習近平政権の統制政治、中国共産党内部の権力闘争などにも及び、本土のみならず香港などの社会の不安定化をもたらしている。現地ジャーナリストが、いま中国の経済、政治、社会で起こっている大きな変化を明かし、その行方を読み解く。日本人で報じられない情報が満載!
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4.5■世界の注目を集めた中国プラットフォーマーのビジネスモデルには限界が見えてきた。アリババもテンセントも、これまでの手法では先がない。ネット展開はすでに飽和。中国のプラットフォーマーたちはリアルとの融合に戦略転換し始めた。 ■消費者の安全性、信頼性への要求が高まり、競争の焦点が消費者接点から、商品やサービスそのものへとシフトしつつある。その中で、主要なプレーヤーのBAT(百度、アリババ、テンセント)に加え、TMD(バイトダンス、美団点評、滴々出行)が新たな主役として登場してきている。 ■この変化は、リアルに強い日本企業にとっても有利になる時代がやってくることを意味する。第二幕に入った中国デジタル革命の実態を、「コロナ後」の展望も含め、中国ITビジネス・経営に精通する専門家が詳細に解説する。
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3.0日本人の知らなかった中国がここにある! 一帯一路に邁進する習近平。しかし内陸アジアこそ中国最大の「アキレス腱」だ。 もともと「中国」に属さない内陸アジアを、あの手この手で自国の一部と主張することで、中国は自らを「偉大な強国」に仕立ててきた。 歴史の改変、暴力、洗脳――偽造された「民族神話」を剥ぐ! はじめに 内陸アジアから中国を見る 第一の手法 妻を送って、国を奪う 第二の手法 絵本で子どもを洗脳する 第三の手法 「英雄」の歴史を書き換える チンギス・ハーンは「中華民族」 第四の手法 地名と文字によるイメージ操作 第五の手法 抵抗する者は殺戮する 内陸アジアの文化大革命 第六の手法 人海戦術で植民地化する ウイグル「自爆テロ」の背景 おわりに 神話作りは続く
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3.9若き中国人研究者が読みとく日本文化の死角。 新進気鋭の中国人研究者による、斬新な日本文化論。四川省出身の著者・彭丹氏は、四川大学で日本文学を学び、中国西南航空公司勤務を経て日本留学。中国の航空会社に勤務した後、日本に留学。現在は法政大学講師。来日以来、疑問に思ってきたことは、中国では廃れた文化が日本に残っていることだった。それを最も意識したのが、茶の湯の茶道具であった。茶の湯で珍重される茶碗のほとんどが唐物(中国製)で、しかも国宝茶碗もほとんどが唐物である。日本の国宝であるはずなのに。しかも不思議なことには、産地・中国にはそれらの茶碗は何ひとつ残っていないのだ。なぜ日本の茶人は唐物を珍重したのか。なぜそれらが中国に残っていないのか。そこに見え隠れする、「借用」と「創造」という、日本文化の本質。それを解きあかしていくのが、本書である。日本人だからこそ気づかない、日本文化に潜む中国文化の影。中国人の視点から、茶の湯、そして国宝という、日本文化の美意識の聖域に踏み込んだ、まったく新しい比較文化論の誕生である。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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4.0久米宏氏絶賛! ベトナムという国は大国相手にひるまず、外交戦略に長けていて、ベトナム戦争でも国際社会を味方につけて終結に導いたことで知られる。中越戦争でも中国の侵略軍を撃退。最近でも中国によるパラセル諸島近海での侵奪についても、国際世論をうまく導いている。 ベトナムとの交渉ごとは、外交にしてもビジネスにしても、中国よりもずっと複雑だ。ひとことでいえば、相手から妥協案を勝ち得るためには粘り強く二枚腰で、となる。 このベトナムの粘り腰には、地政学的に見れば北から南まで何千キロもある半島国家ゆえに、北からも南からも攻められやすい運命にあった背景がある。 攻められれば攻められるほど柔構造の守りを得意とするようになった。外交的には敵の弱みと脅威を読み切って、うまくかわすような術も身につけたと考えられている。 そのようなベトナムに、日本も学ぶことは多い。「ベトナム的発想」を持ち込めば、日本も個人レベルからビジネス商談レベル、外交レベルで「お人好し」などと呼ばれることが少なくなるかもしれない。さらには中国とのつきあいを考えるうえで非常に示唆に富むのは間違いない。 「山師」「レアメタル王」として著者は中国やベトナムなどアジア各地で交渉事を行い、ときには失敗をしながらもタフな交渉術を見つけると同時に、交渉という局面における日本人に足りないことを日々痛感。 日本人に必要なのは、多様性のある見方や考え方を受け入れ、「蛸壺状態」にならないようにすることだ。異質を排除せず、安易な妥協文化とは決別する。それが中国人、ベトナム人云々よりも、日本人が、交渉に強くなる第一歩ではないか。 国際社会でサバイバルすることを肝に銘じて、中国人に負けないように、したたかに日本人魂を発揮していくべきである。
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3.9日中戦争はもう始まっている! 戦闘なしで中国に勝つ方法とは? 2015年「まぐまぐ大賞」総合1位! 日本一のメルマガ発行人の最新刊! 「戦争が始まっている」というのは事実です。私たちは、「戦争」と聞くと、「戦車」「ミサイル」「軍艦」「戦闘機」「爆撃機」「潜水艦」などを使う「戦闘行為」を思い浮かべます。しかし、実をいうと、戦争は、実際の戦闘が起こるずっと前に始まるのです。 本書の目的は、第1に、尖閣、沖縄を守りつつ、「日中戦争(実際の戦闘)を回避すること」。第2に、やむを得ず戦争(戦闘)になっても、勝てる道を示すことです。 戦後の長い平和に慣れた日本国民には、「刺激の強すぎる」本かもしれません。しかし、これから本書で皆さんが目にするのは「事実」「真実」です。
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4.2止まることを知らない中国「領土拡大」の野望。赤い覇権戦略を地図で読み解く。 「尖閣諸島」「習近平」でアジア情勢が激変する中、中国「覇権主義」の実態と対処方法を巡り、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が緊急提言します。 櫻井氏によれば、中国は尖閣諸島だけでなく、沖縄、台湾、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インドと領土拡大の野望を持ち、虎視眈々と既成事実を積み上げてきています。こうした中国の脅威に対抗するためには、中国に厳しい交渉姿勢で挑むベトナムのやり方を学び、中国と領土を巡って争うインドと連携し、中国と権益争いを繰り広げるロシアを牽制に活用することが重要だと櫻井氏は主張します。 傍若無人な中国のやり方への怒りや、日本政府の対応への疑問や不安が渦巻く中、明快な櫻井理論が冴えます! 【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、解読が難しい部分が含まれます。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
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4.1米国の忠実な同盟国だった韓国、同じ資本主義陣営の仲間とばかり思いこんでいた韓国が既に中国に取り込まれている。そう言うと、中国大陸の状況に詳しくない多くの日本人は驚かれるかもしれません。 ただ、これは現在進行形で起きている現実、東アジアの新しい秩序です。 韓国は軍事機密の円滑な交換を約束する軍事協定を日本と結ぶはずでしたが、中国の恫喝によって署名の当日に拒否しました。しかも、日本との協定は反故にしたのに、中国に対して軍事協定を申し入れました。 結べば米国が韓国に与えた機密情報が中国に筒抜けになってしまいます。 韓国は金融の命綱も中国に託しました。いざという時のために、韓国は日本や中国とスワップ協定を結んでいましたが、人民元の国際化に対する協力と引き替えに、中国との通貨スワップを延長してもらうことを決めました。ドル体制を揺さぶる中国。 そのお先棒を同盟国の韓国が担ぐとは、米国の心中も穏やかではないでしょう。 この変化を最初に描いたジャーナリストが、日本経済新聞社・編集委員の鈴置高史氏でした。韓国の中国接近で東アジアの力関係が揺らぎ始めています。 激変する北東アジアで日本は何を考えるべきか。それを知るのに最適な一冊です。
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4.0中国の全人口13億の7割を占める農民。独特の戸籍制度によって固定された低い身分、そして都市住民の月収にも満たない年収に甘んじてきた彼らが行動を起こし始めている。貧富格差が急速に拡大し続ける今、農村での暴動や中央政府への抗議行動は鎮まる気配を見せない。中国のアキレス腱ともいうべきこの問題にスポットをあて、中国駐在10年のジャーナリストが現地取材によって明らかにする、中国農村事情と中国共産党の苦悩!
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4.0●3つのステップで進む中国のモビリティ革命 中国は、2035年に近代化国家の形成をめざし、電動化シフト、スマートカー戦略、スマート交通とスマートシティの構築の3つのステップで国家戦略を推進しています。 第1ステップ:クルマの電動化(E)をベースとし、コネクティッド技術(C)等を備えたスマートカーを生産・普及 第2ステップ:5Gやデータセンターなどニューインフラの整備により、交通事故の減少と交通渋滞の緩和を実現するスマート交通が普及し、シェアリングサービス(C)、自動運転(A)を含む中国版のMaaSを確立 第3ステージ:スマートモビリティや、スマートグリットなどプラットフォームで都市・町・コミュニティを管理・運営するIoT社会を実現し、中国独自のスマートシティを構築 本書は中国版のCASEやMaaSを軸とし、5Gとニューインフラ、スマートファクトリーとAIの推進など、様々な角度から中国のモビリティ革命を描き、日系企業の対応を議論します。筆者の前著『2030 中国自動車強国への戦略』はアナリストや研究者も得にくい中国自動車産業の現場情報を盛り込むことで高く評価されています。 前著刊行後の読者の多くの質問は「中国ではどのようにCASE革命が進行しているか」であり、本書はその要望に応え、日本企業の抱える課題についても解説します。 日中の自動車メーカー、サプライヤー、電池・材料メーカー等、直近3年間で約300社にのぼる訪問を重ねてきた中国自動車界を知り抜いた著者による情報満載の本です。
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4.2※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ご購入の前に】本電子書籍は固定レイアウト版です。文字の検索はできません。あらかじめご了承ください。 すべての人民が従うべき、唯一絶対の基準であるのは「法」である。基準としての法が徹底すれば国という機構が完備される。君主はその機構の頂点にあって運営につとめるだけでいい。それさえ心得ていればどんな凡庸な君主でも立派に政治を行うことができる。その法の運営の仕方を韓非子は諄々と説く。現代サラリーマン社会にも応用できる論理!
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4.0中国の死神である「無常」。寿命が尽きようとする者の魂を捉えにくるこの冥界からの使者は、日本では無名だが中国ではよく知られた民間信仰の鬼神である。冥界と密接な関係をもつ廟で盛んに祀られ、その信仰は中国にとどまらず台湾や東南アジア各地にまで広がっている。 「白と黒」のペアで存在することが多い無常は、謎の高帽子をかぶったり長い舌をダラリと垂らしたりと、強烈な視覚イメージで中国人のあいだに根づいている。だがその一方、無常がいつ、どの地域で、どのように誕生して現在に至るのか、なぜ人々は死神を拝むのか、そうした無常信仰に対する客観的な考察はこれまで十分になされてこなかった。 本書は、2年半に及ぶ中国でのフィールドワークに基づきながら、無常の歴史的変遷を緻密にたどり、妖怪から神へと上り詰めたそのプロセスや背景にある民間信仰の原理を明らかにする中国妖怪学の書。貴重な写真をフルカラーで130点以上収録。
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4.0無体系のまま放置されていた中国の神話を、豊富な史料から発掘し、その成立・消失過程を体系的に論ずる。これらの神話はアジアから、遠くギリシャ・ローマとモチーフを共有する。日本神話理解のためにも必読、碩学による傑出した神話論である。 353ページ
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3.0ときに長さ数十キロ・高さ十メートルを超える城壁で都市全体を囲んだ、中国の巨大な城郭都市。はやくは四千年以上前に作られ、一部戦乱期を経て継承・増改築された数々の城壁は地表・地中にその跡を遺し、現在も発掘調査が行われている。本書は、殷から清までのおもな城郭都市の構造を、史料と考古資料をもとに網羅的に紹介する類のない入門書。長安城、洛陽城、北京城など皇帝の住む都城から、地方行政の中心である州城・県城まで。城郭都市の発生、その構造の変遷から浮かび上がるのは、政治や戦争、人々の暮らしの変化だ。豊富な図版とともにあまたの城壁を渡り歩く、ダイナミックな中国都市史。
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4.0中国が主導する影響力工作の実態! 米国安全保障政策に強い影響力を持つ、外交問題評議会メンバーによる警告の書。 ジョン・ボルトン氏(元米国家安全保障担当大統領補佐官)・推薦 本書は、中国がこれまで試行錯誤を重ねながらも、辛抱強く世界で実行してきたメディアを対象とした影響力工作について、詳細に調査、分析した解説書であると同時に、原著者は最終章(第12 章)において、中国とどう向きあっていくべきかについて、多くの提言をしている。 日本も中国による影響力工作の対象の例外ではない。本書は、日本の安全保障に対する警鐘の書であり、時宜を得た書と言える。日本人の読者は、中国の影響力工作の実態、現実を知って驚くとともに、日本の安全保障につき再考を迫る契機となる書籍であろう。(「訳者あとがき」より)
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5.0一帯一路構想のあくなき追及、日本の領海・領空に対する侵犯…。中国の政治戦に関する考え方と、中国の政治戦が引き起こしている米国および各国の国内・外の安全保障体制・態勢を大きく揺るがす弊害を、実例をあげて分析する。
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3.0悠久の歴史を誇る中国には、文化や思想の精華である世界遺産が数多く存在する。本書ではそのうち七件を精選し、歴史的背景をふまえながら、それぞれの史跡をたどってみたい。兵馬俑の真の価値とは。殷墟から出た甲骨は何を語るのか。敦煌文書に記された古代の思想とは。歴史を書き換えた新発見の衝撃や、建造物に施された工夫の意味を知れば、世界遺産はもっと面白い。中国古典に精通した著者ならではの案内で、旅に出かけよう。 第一章 殷墟――漢字と思想の源流 第二章 孔子廟――儒教と孔子のふるさと 第三章 兵馬俑と始皇帝陵――始皇帝の野望 第四章 万里の長城――国防意識の体現 第五章 泰山――聖なる山 第六章 敦煌――シルクロードの夢 第七章 明の十三陵――発見された地下宮殿
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4.3丹羽前大使を「親中派」と決めつけてはいけない。氏の中国論はきわめて誠実でまっとうである。(社会学者、『おどろきの中国』著者・橋爪大三郎)世界一の貿易額をかさに着て、中国が驕りを見せはじめた。もはや日本なしでもやっていけると言わんばかりに。経済的に勢いづいてはいるが、その内実は数々の難問に直面している。拡大する都市と農村の経済格差、国有企業の杜撰な経営体質、テロや暴動が絶えない少数民族問題、要人たちの汚職と不正蓄財……。そうした中国国内の真実は、報道を通じて知られているようでいて、意外と情報は流れていない。感情論だけが先走り、隣国を正しく見据えられていないのではないか。この状況に危機感をもった前中国大使が、ついに沈黙を破る。商社マンとして30年、大使として2年半。政財界トップの性質や思惑、はては国境近くの庶民や少数民族の生活実態まで、「病める中国」の姿をつぶさに見つめた迫真のレポート。
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4.0そして人民は幸せになったのか? お金、不動産、食べ物、観光、IT、民族、格差 あまりにも急激な成長がもたらしたものとは…… 90年代初頭から現代までの 変化をたどる渾身のルポ! 歴史に残るこの変化を、私はこの目で確かめたくてどうしようもなくなった。 GDP世界2位。十数億人が体験した経済成長を中国はどう果たしたのか。 90年代初頭、経済発展前の中国を訪れた著者が、今再び中国へ…。 発展前と後を比較する定点観測の旅の先に見たものとは? 【目次】 まえがき 01 開発 景色を一変させた数々のプロジェクト 02 食べ物 どれも美味しく、誰も飢えない理由 03 格差 「お金持ち」に遭遇。貧しい人たちに会いにいく 04 交通 すさまじい勢いで整備された交通網 05 お金 使ってみて実感したこの国の変貌 06 マナー 経済発展は人を行儀良くさせるのか 07 産業 世界をリードし始めた中国企業の技術力 08 不動産 急成長のカラクリ、その暗部 09 出版とIT 報道の自由と監視体制と 10 治安維持 経済成長を続けるための封じ込め 11 観光 激増する国内観光客と観光公害 12 民族 経済発展が国家との関係性をどう変えたのか あとがき 参考文献
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3.5世界のブタ10億頭の半分は中国。 そのブタが食糧を食べ、穀物相場が動き、世界各国を基金が襲う! 日本の「食」は大丈夫か? <目次> はじめに────ブタが引き起こす世界の動向 第一章 ブタが世界の食のステージを変えた 食料の値上がりが政権を転覆させる引き金に 薄熙来の発言 ピッグサイクル ブタのイメージはなぜ悪い 他 第二章 中国の爆食を支える流通変革 雇用を生み出せなくなった国 中進国の罠 供給過剰への道 成長に必要な食糧が足りない 他 第三章 ブタが動かす世界の食糧調達市場 世界の穀物の在庫の三分の一は中国に 新たなステージに入った世界の食糧市場 純輸入国に転じた中国のトウモロコシ 他 第四章 二一世紀の食料危機とはなにか 自然の反逆が始まった 常態化する異常気象 エルニーニョ/ラニーニャ現象 インド洋ダイポールの発見 他
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3.9自由な報道が許されない中国では、記者たちのワイロ要求や捏造記事は当たり前。一方でネットを武器に、真のジャーナリズムを模索する者も。元北京支局記者による最新報告。
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4.0なぜ一党独裁は崩れないのか? なぜ強気の外交姿勢なのか? 中国をめぐる疑問の数々を中国問題の第一人者がわかりやすく解説する。
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4.5都市の繁栄の陰で荒廃する農村。農業だけでは暮らせない人々が出稼ぎにゆき、ほとんど帰らない。老人は残された孫の世話で疲弊し学校教育も衰退した。子供は勉強に将来の展望をみない。わずかな現金収入を求めて出稼ぎに出る日を心待ちにする。著者は故郷の農村に帰り、胸がしめ付けられるような衰退ぶりを綴った。孤絶した留守児童が老婆を殺害強姦。夢はこの世で最も悪いものと自嘲する幼馴染。夫の長期出稼ぎ中に精神を病む妻。「農村が民族の厄介者となり…病理の代名詞となったのはいつからだろう」。希望はないのか。著者は農村社会の伝統にその芽をみる。底辺の声なき人々の声を書きとめようとする知識人のジレンマに、著者も直面する。しかし敢えて自分に最も近い対象を選び、書くことの困難にうろたえる自身の姿を読者に隠さない。こうして紡がれた語りに、農民も都会人も没頭した。第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書受賞。
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4.8なぜ、突然起こったのか。 どうすれば感染拡大を 阻止できるのか――。 中国全土で猛威を振るう 新型悪性ウィルス。 このタイミングで 発生した理由とは。 そこに何らかの天意が 隠されているのか。 発生原因を探っていくなかで、 次々と明らかになる衝撃の真相! ◇香港デモ、蔡総統の再選―― 北京政府による香港・台湾への 強硬策が懸念されていた時になぜ ◇武漢のウィルス研究所か? それとも生物兵器か? 新型ウィルスの発生源は 生鮮市場ではなかった? ◇医療体制の不備、そして 情報統制による初動の遅れ 人命を軽視する 中国の問題点が明らかに ◇中国発の不況に備え、 日本も中国頼りから 脱却した経済構造にシフトせよ ◇習近平主席の国賓待遇について 皇居にウィルスを 持ち込むわけにはいかない ◇唯物論的な中国に対する 宇宙からのメッセージ 天変地異や天災は 何を暗示しているのか ■■ メタトロンの人物紹介 ■■ 射手座・インクルード星の宇宙人。イエス・キリストの宇宙の魂(アモール)の一部。6500年ほど前にメソポタミア地方に生まれた。光の神の一人。 ■■ R・A・ゴールの人物紹介 ■■ こぐま座アンダルシアβ星の宇宙人。宇宙防衛軍の司令官の一人であり、メシア(救世主)資格を持つ。 ■■ ヤイドロンの人物紹介 ■■ マゼラン銀河・エルダー星の宇宙人。地球霊界における高次元霊的な力を持っており、「正義の神」に相当する。現在、地上に大川隆法として下生している地球神エル・カンターレの外護的役割を担う。地球上で起こる文明の興亡や戦争、大災害等にもかかわっている。
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4.0中国で「傑出創作賞」を受賞した話題作が日本上陸! 中国の成長要因と、日本の衰退要因は、不思議なほどに符合する 本書は、30年にわたり中国でビジネスを展開してきた日本人の著者が書いた書籍です。 近年、中国は目覚ましい成長を遂げました。その成長の過程を30年間ずっと現地で見てきた著者が語る中国の姿は、まさしく等身大の中国と言えるでしょう。 第1章で、中国の成長の要因を「思想と理念」「政治と指導者」「中国社会の風土と中国人」「中国経済」という4つの観点から紐解き、分析しています。第2章では、習近平が語る「新時代」を分析し、これからの中国はどうなるかについて示唆しています。そして、第3章、第4章では、日本の現状と日本の未来について提言しています。 中国でビジネスを展開している企業、これから進出しようと考えている企業のビジネスマンや、中国経済の動向が気になる投資家の方にとっては、これからの中国がどこへ向かうか、そのなかで私たちは中国とどのように関わっていくのがよいのかを考えるきっかけになる本です。
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3.7反日デモは一つ間違えば“革命”となりかねない。ネットがもたらす民主化の動きと“五輪後9年ジンクス”などから習近平政権の今後を占う1冊。「日経ビジネスオンライン」人気連載「中国新聞趣聞」の書籍化。
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3.8ちょうど50年前の1972年10月、日中友好の証として、上野動物園に2頭のパンダがやってきた。しかし、中国がパンダの外交的価値に気づいたのは、1930年代にさかのぼる。戦争と革命、経済成長の激動の歴史のなかで、パンダはいかに世界を魅了し、政治利用されてきたか。パンダを主人公にこの100年あまりを読み直す、異色の中国近代外交史。 19世紀の半ば、パンダはあるフランス人宣教師によって「発見」され、世界に紹介された。欧米人探検家が初めてパンダを射止めたのは1929年。日中戦争下の1941年には、蒋介石の妻・宋美齢が懐柔策としてアメリカにパンダを贈る。1949年に成立した中国共産党政権も、この珍獣の価値を見逃さなかった。人民の愛国思想を育むために北京動物園で展示を始めたほか、モスクワや北朝鮮に贈呈され、ロンドンでも大歓迎される。 日本でのパンダブームは、1972年のランラン・カンカンの来日以前に始まっていた。1970年創刊の『anan』ですでにマスコットとなり、1971年10月にはロンドン動物園でパンダと対面した昭和天皇が満面の笑顔をみせるさまが報道された。 中国はその後も、国際政治、地球環境などさまざまな問題と絡ませながら、近代国家の自己像をパンダを通して国際社会にアピールし、近年では、一帯一路構想下でのパンダの送り先や、二度の北京五輪で採用されたパンダのキャラクターなど、その利用はますます巧みになっている。 2011年刊の『パンダ外交』(メディアファクトリー新書)を全面改訂し、新章を加筆。 目次 はじめに 第一章 パンダ、世界に発見される 第二章 パンダ、他国に贈られる 第三章 パンダ、冷戦に巻き込まれる 第四章 パンダ、日本にやってくる 第五章 パンダ、外貨を稼ぐ 第六章 パンダ、大国を代表する おわりに 主要参考資料 索引
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4.3■その国の女性を知れば、真実がわかる! 外国とつき合う際、最も重要なことは 「その国のことを理解する」ということ。 その点について、日本人は中国を知らなすぎる。 中国人は相手の懐に入り込んで、 相手が引こうものなら、さらに懐へ詰めより、 妥協点を見いだす民族である。 引くことがよしとされる日本人の美意識は、 中国には通用しない外交なのだ。 では、かの国を知るための鍵となるのは何か? それが「中国の女性」を知ること。 しかし、日本人が知る中国の女性は、ほんのひと握り。 人口13億人の中国で、少なくとも6億人以上いる 中国人女性を知れば、中国の本当の姿が見えてくる。 この本で“中国の女性”を初めて語る。 ■中国美女は“したたか”に生きる。 しかし、これすらも中国人女性の一部でしかない。 1人っ子政策で育った80后(バーリンホウ)や90后(チューリンホウ)、 田舎(農村籍)から都市(都市籍)へ出稼ぎに来る女性、 南部、北部、東北部、沿岸部、内陸部と ありとあらゆる地域に住む女性たち、 モンゴル、チベット、ウイグルなどの少数民族など、 中国はひとくくりなどできないのだ。 そんな彼女たちは、何に幸せを求めているのか? 結婚? お金? 一族?……。 そして、彼女たちは日本男子をどう思っているのか? 中国の嘘を暴く東洋史学者と 中国の現場を知り尽くすジャーナリストという 2人の女性著者が、日本を、中国を斬る!
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5.0【影響を受ける側からの問題提起】 台頭した中国はどのように影響力(パワー)を行使しているのか、インド太平洋の国や地域はどのように認識し、対応しているのか――。現地調査の結果なども踏まえて、影響力拡大をめぐる地域内の葛藤を分析。 インド太平洋地域に対する中国の政治的影響力は、冷戦期においては限定的であった。しかし改革開放以後、経済的影響力が急速に拡大し周辺諸国に深く浸透したが、問題はそれが政治的影響力に転嫁するかである。その解明には受け手側の地域研究が必須である。 本書は、受け手側であるインド太平洋の地域と国家が、中国からの影響を具体的にどのように受容し、思考し、対応しているのかを分析することで、中国の影響力(パワー)の実像に迫る。
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3.7決死の中国現地取材を敢行! 北京から飛行機で1時間。内モンゴル自治区のオルドスはかつては石炭で栄え、2010年には一人あたりGDPが中国全土で首位に立ったこともある。インフラを整備し、高級マンションやホテルが相次いで作られた。ところが今はどうか……。2012年に石炭価格が暴落し、習近平の「大気汚染対策」が追い打ちをかけ、石炭産業は壊滅状態となってしまった。その結果、オルドスからは人が消え、豪華な建物が颯爽と建ち並ぶのに、車や人が全然いないという不気味なゴーストタウン(鬼城)となり果ててしまった。 中国の不動産バブルの崩壊はすでに知られていることだが、次の株式バブルは政府主導によるものだった。不動産バブルに代わるものとして株式バブルは登場したのだ。そんなバブルが弾けるのは当たり前だ。敏腕ファンドマネージャーはもとより、個人投資家たちが相次いで自殺するなどとんでもない事態に陥っている。ところが、中国政府には打つ手がない。 中国経済の崩壊・・・それは全世界にどういう影響を与えるのか。そして、どういう結論を迎えるのか。日本はどう対処していけば、この難局を乗り越えられるのか。気鋭の経済評論家が見事に読み解く!
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4.0●米軍がアジアへのシフトを急ぐのはなぜか? ●北朝鮮が日本、韓国に急接近する理由とは? ●外国人投資家が日本株を買い控える理由とは? ↓ すべては中国のクラッシュに備えた行動である バブル崩壊、シャドーバンキング問題による金融不安、深刻な公害による環境破壊……、 史上最大級の経済危機から共産党の一党独裁体制は崩壊する。 中国は分裂し連邦国家になり、朝鮮半島には統一国家が誕生する。 ベルリンの壁崩壊→ソ連、東欧の解体と同様の歴史を変える出来事が、 間もなく東アジアでも起こることになる。国際情勢分析の第一人者が最新の東アジア情勢を読み解く。 【主な内容】 序 章 アメリカは中国の崩壊を確信している 第1章 共産党VS人民解放軍 激化する抗争 第2章 深刻化する党内腐敗と環境汚染 第3章 経済大国から転落する中国 第4章 そして北朝鮮は韓国に統合される 第5章 中国大崩壊後の世界と日本
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4.0研究費は五年で二億円――「千人計画」に参加する日本人研究者は破格の待遇をこう明かす。激しさを増す米中対立を背景に、中国がいま狙うのが、「軍事アレルギー」が根強い日本が持つ重要技術の数々だ。中国人留学生による知的財産の収集、殺戮ドローンやゲノム編集攻撃といった新たな軍事技術の開発など、経済安全保障を揺るがす専制主義国家の脅威を総力取材で明らかにする。
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3.0大幹部の汚職、愛人に「契約書」、愛憎の果ての殺人・・・秩序なき中国が見せている「末期症状」ともいうべき実態を、現地の報道から気鋭のジャーナリストが丹念に読み解く!
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4.4ときに英知の結晶の重みに粛然とし,ときに寸鉄人を刺す切れ味に感嘆し,ときに洒脱なユーモアあふれる面白さに哄笑し,ときに鮮やかに世界を凝縮した詩句に心を酔わせる――博学能文の中国文学者が,史書,詩文,随筆,小説,俗諺等々から精選した366の名言を,1年各日に配して明晰な解説を付す.日々の暮らしを彩る,教養と実用を兼ねた1冊.
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4.0倫理という語は中国で生まれ、その思想とあわせて日本にも伝わった。私たちはいつのまにか、英語のethicsを倫理と訳すことに慣れてしまったけれど、ethicsのイメージに寄りかかっているかぎり、漢語としての「倫理」は正体をあらわしてくれない。 中国の倫理思想は、儒教によって代表される。孔子がつくりだし、孟子・荀子などが育てた儒教の倫理思想は、やがて歴代王朝の「国教」となり、中国の人間関係や社会秩序を二千年あまりにわたって強く規定した。彼らは具体的に、どのような倫理を求めたのだろうか? 人と人の正しいつながりを、どうすれば実践できると考えたのだろうか? そして何よりも、儒教の倫理思想は皆を幸せにしたと言えるのだろうか? 本書では、春秋時代に始まる儒教の倫理思想が、前漢・後漢でひとまずの完成形にいたったところまでと、南宋の朱熹(朱子)、明の王守仁(王陽明)による新たな展開に重点をおき、その理論的な歩みと、それが社会にもたらした影響についてわかりやすくお話しする。論理が整わずにおわった部分や、負の遺産と呼ぶべきものごとにも忌憚なく触れよう。中国で語られた倫理の思想を、さまざまな角度から冷静にみつめていただきたいと思う。
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3.7歌舞伎町案内人と新浪東京特派員が描き出す、中国最強のメディア「微博」の真実!!俳優やAV女優、日本の財界人から世界のトップ企業までもがアカウントを開設し、新たなマーケティング・ツールとして世界的な注目を集める微博。中国人の「本音」が溢れるこのメディアは、揺れ動く中国社会を映し出し、言論統制のあるこの国で巨大な論壇となった。「微博革命」の期待も高まるが、果たして――。 ◎微博(ウェイボー)とは――ツイッターと同様、140字以内の文字情報を発信できる短文投稿サイト。ただし、英語や日本語よりも140字で伝えられる情報量はずっと多い。しかも、音楽や動画もアップロードできるほか、フェイスブック以上に多彩な機能を備えている。言論統制が敷かれている中国で「声なき者たちの声」が現れる最強のメディアとなる一方、マーケティング・ツールとしての利用も広がっている。ユーザーは4億人以上。
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3.5安倍総理の警告した「日本有事」は、すぐそこまで来ている! 元陸自トップによる衝撃の防衛白書! 兵力からいっても勝てるはずがなかったウクライナがなぜ善戦しているのか。ウクライナ戦争に学び、中台紛争に備えなければ、日本は守れない! 最新データを用いながら、自衛隊の強み、中国の弱点をわかりやすく解説。 この一冊を読めば、国防のすべてがわかる! (「はじめに」より抜粋) 〈戦争に関し、思考することまで停止状態にあった日本は今、米中新冷戦の最前線に立たされ、戦後最も厳しい安全保障環境に置かれている。 歴史的な蛮行に及んだプーチン大統領と同じ過ちを、習近平主席が犯さないという保証は誰もできなくなっている中、日本有事を意味する台湾有事の危険性が日々高まっている。 日本が太平の眠りから覚め、どうすれば戦争を抑止できるのかについて真剣に考え、行動を起こさなければ、私たちの子孫に対しての責任をとれなくなるほどの厳しい状況に直面している〉
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3.0女優「壇蜜」主演の実写ドラマも好評配信中!轢かれそうになった私を助けてくれたのは、 愛した彼ではなく、見知らぬ15歳の少年だった。 --7年間付き合った彼氏にフラれた花菜。ヤケ酒に溺れた花菜は道路に飛び出してしまい…死にかけたところを、翔太に助けられた。 服も汚れ、怪我も負っている訳アリな翔太を見捨てておけず、一晩だけ家に泊めることに…深入りするつもりは無かった。フラれた感傷を紛らわせるためのほんの気まぐれのつもりだったのに…「この子に希望をあげたい」 ――彼の痛みを知った私は、強く決意した。 傷心OLと訳アリ中3男子の逃避行が始まる。 ※この作品は過去、電子書籍「中3、冬、逃亡中。1~5巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
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5.0・万年赤字会社を半年で黒字化! ・地方の小規模市場で売上を大幅拡大! ・利益率で全国ディーラートップ! を達成した著者の、超「現実的」な経営改革論。 中小企業のほとんどは、人材なし、市場なしの環境で生きている。著者が経営に参画した地方の自動車販売会社も長年、人材不足と市場の小ささに悩んでいた。そこで著者が取り組んだのが、出身企業である住友大阪セメントの関連会社社長のときに行った「当たり前のことを当たり前にやる」仕組みの導入である。 人材不足でも、小さな市場でも、会社は黒字にできる。処方箋は難しくない。当たり前のことを当たり前にやり続けることだ。それが黒字化の黄金律である。 しかし、当たり前のことをやり続けることは難しい。人には甘えやゆるみがあるからだ。当たり前の行動は習慣化して、はじめて「本当の当たり前の行動」となる。そこで鍵となるのが「仕組み」とその運用だ。 本書は、当たり前のことを当たり前に「やらざるを得ない」仕組みと、それを「習慣化する」方法について述べた、まさに“コロンブスの卵”的一冊である。
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4.5東京五輪を控えてサイバーセキュリティ関連のニュースをよく耳にするようになりました。また、マイナンバー法の施行や個人情報保護法の改正で、中小企業でも法的・社会的責任を負うリスクが高まり、セキュリティ対策は優先課題の1つとなっています。しかし現実には、実業務だけで手一杯だし、ITに精通した社員もいないと後回しになったり、とにかくセキュリティ対策製品を導入しておけば大丈夫と勘違いしていませんか? 本書ではセキュリティリスクを経営リスクとして捉え、正しく評価し、組織的に推進させるための手順やノウハウを、セキュリティコンサルタントである著者がわかりやすく解説します。無償で公開されているガイドラインをフルに活用しているので、ぜひ、あなたの会社の正しいセキュリティ対策に活用してください。
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5.0中小企業経営の落とし穴—成功を遠ざける「勘違い」 景気が不安定な今、中小企業の生き残りは一層厳しくなっています。たとえ今は売れている商品やサービスがあっても、大企業とは違い、経営が傾けば一瞬で倒産するのが現実です。 しかし、多くの経営者が無駄な投資や拡大路線、不要な施策に手を出し、会社を危機に陥れています。さらには、良かれと思って行ったことが、実は逆効果だったというケースも少なくありません。 著者自身の経営経験と経営塾での指導を通じて、中小企業の経営者には共通する「勘違い」や「筋違い」があることに気づきました。成功を遠ざける思考や行動に気づかず、自らの手で成長を阻んでしまうのです。 本書では、そんな誤った経営判断の実例を交えながら、会社を正しい方向へ導くための考え方を解説します。
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3.3人事の分野には、さまざまな誤解や勘違いが蔓延している。 「人事評価の仕組みを上手くつくりさえすれば、社員の能力や会社の業績が伸びていく」とか、「人事の仕組み次第で社員のモチベーションを上げられる」といったことがよく言われるのだが、長年多くの会社で人事を見てきた著者に言わせれば、これらはよくて「勘違い」、悪くすれば「人事コンサルの悪質なウソ」なのだとか。 本書では、人事評価制度に関する17の「よくある勘違い」を示しながら、等身大で過剰な期待を廃した「人事制度に関するホンネ」をリアルに解説します。 無駄な人事制度改革で余計な時間と費用と労力を費やす前に、多くの会社経営者や人事関連の社員に読んでほしい1冊です。
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4.0景気が回復基調にあるとはいえ、中小・零細企業は業況回復のきっかけがなかなか掴めず、厳しい経営を強いられており、予断を許さない状況が続いています。このような経営環境においては、従来と同様の経営を行っているだけでは、売上の大幅な回復・利益の確保は見込めません。そこで重要となるのは、商品・技術の優位性の確保、市場・顧客への適格なアプローチによる売上の確保、一方で徹底的なコスト削減、適切な社内体制の整備により利益を生み出すことのできる企業体質の強化であり、金融機関には取引先企業の経営への積極的関与が求められます。本書は中小・零細企業にとって非常に厳しい環境の中で、企業自ら実践した、あるいは金融機関等の支援を受けて業績を維持・向上させてきた具体的事例を多数収載した、取引先への経営支援のヒントが満載の、金融機関法人担当者必読の書です。
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3.0なぜ忠臣藏は人気があるのか。『たった一人の反乱』の作者が、あのたった47人の反乱の謎を解明し、忠臣藏論のパラダイムを変革した、文芸評論の名作。野間文芸賞受賞作。
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3.5江戸以前、武士とはどうしようもない暴力的存在(野蛮なかぶき者)だった。本書は時代をさかのぼり、戦国期の武士を貫く行動原理がどのようなものであり、太平の時代になっていかに危険なものとなったかを明らかにする。そして、じつは赤穂事件こそが復讐の論理を忠義の論理に切り替える(すり替える)という、真にアクロバティックな思想的転換であったことを示す。 野口武彦氏にはすでに『忠臣蔵―赤穂事件・史実の肉声』(ちくま新書、現在はちくま学芸文庫)という傑作があります。そこでは事件の発端から終結まで、後世の潤色を取り去り、史料の叢から元禄の人間ドラマをよみがえらせました。 しかし、それだけでいいのか。ここから著者の新たな追跡がはじまります。 「後世の潤色」にはいろいろありますが、その最たるものは武士道というイデオロギーによるものです。忠義のベールに覆い隠された事件の本質はなんであり、それを取り去ったあとに残るものはなにか……。 それは自力救済と復讐の論理であり、武士という存在のどうしようもない暴力性です。ガルシア=マルケスのひそみに倣えば、「忠臣蔵」とは「元禄の予告された殺人の記録」なのです。 本書は時代をさかのぼり、主に戦国期の武士を貫く行動原理がどのようなものであり(野蛮であり、傾奇者であります)、太平の時代になり、権力にとっていかに危険なものとなったかを明らかにします。そして、じつに赤穂事件こそが復讐の論理を忠義の論理に切り替える(すり替える)という、じつにアクロバティックな思想的転換であったことを示します。 げに武士道とは、始末に負えぬものなり 江戸以前、武士はどうしようもなく暴力的で野蛮な存在だった。太平の世を迎え、権力は自力救済と復讐の論理を服従の美学に転換させるべくさまざまな努力を重ねる。それでも間歇的に噴出する異議申し立て。その頂点が赤穂事件だった。忠義のベールを取り去ったあとに残る「日本人の正義」の原形質を明らかにする歴史エッセイ集。
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4.3中学受験は「夫婦」の受験だ! 首都圏の受験率は過去最高と、加熱一途の中学受験。 「合格から逆算し受験をプロジェクト化する夫、わが子を褒めることができない妻」 「受験への出費をいちいち渋る夫、受験伴走も仕事も下の子の面倒もワンオペする妻」 「夏期講習よりもサマーキャンプを優先したい夫、夫を透明人間のように扱う妻」 子どもは無事に合格したものの、受験期間のすれ違いから破綻してしまった3組の夫婦。徹底取材をもとに、「夫」「妻」「子」それぞれの立場から語られる衝撃のセミ・フィクション! 教育ジャーナリストとしてだけでなく、心理カウンセラーとしての経験を持つ著者ならではの、わかりやすい「解説」も必読。 「夫婦関係を犠牲にしたら、子どもは第一志望に合格する」――そんな悪魔の取り引きがあったら、あなたはどうしますか?
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4.5差別はどこから生まれてくるのだろうか? ヨーロッパにも職業差別・身分差別は存在したのだろうか? 本書は、『ハーメルンの笛吹き男』で西洋中世の被差別民の存在に初めて光をあてた著者が、賎視と身分差別の問題に正面から取り組んだ、阿部史学の代表的著作である。西洋中世において、キリスト教の浸透による時空観念の一元化と死生観の転換によって、畏怖の対象であった職業を賎視するようになる過程を考察する。「ヨーロッパ中世賎民成立論」のほか「ヨーロッパ・原点への旅」「死者の社会史」等も収め、“小宇宙”と“大宇宙”をキーワードに西洋中世の人々の心的構造の核に迫る。
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3.5源頼朝に始まる鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉は急速に衰退しゴーストタウンとなったと考えられがちだが、実態は違っていた。京都室町に幕府が移った後も、鎌倉は東国を管轄する鎌倉府の所在地として十五世紀半ばまで繁栄を続けた。武家の首都として誕生し、幕府滅亡後はほとんど知られることのない都市鎌倉とはいかなるものだったのか。源氏、北条氏、足利氏、上杉氏の足跡を寺社や史跡に尋ねながら、謎に包まれた鎌倉の中世を歩く。
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5.012世紀の中世ヨーロッパ、一人の哲学者の著作が再発見され、社会に類例のない衝撃を与えた。そこに記された知識体系が、西ヨーロッパの人々の思考様式を根底から変えてしまったのである。「アリストテレス革命」というべきこの出来事は、変貌する世界に道徳的秩序と知的秩序―信仰と理性の調和―を与えるべく、トマス・アクィナスをはじめ、キリスト教思想家たちを激しい論争の渦へと巻き込んでいった。彼らの知的遺産は、現代にどのような意義を持つのであろうか。政治活動の発展と文化的覚醒が進んだ時代の思想を物語性豊かに描いた名著。
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4.3解説を聞きながら鑑賞するような楽しみ 写本制作は盛期ルネサンスまで千数百年にわたって、多様な環境のもと、ヨーロッパの津々浦々で行なわれてきた。その特徴としてすべての事例にあてはまるものがないほどだ。本書はそんな中世の彩飾写本(彩色だけでなく金か銀が施されているものをこう呼ぶ)が作られる工程を、制作に携わったひとびとの視点に寄り添う形で、写本研究の第一人者が解説していく。 中世に使われていたインクやペンは、今日使われているものとは性質も製法も異なった。挿絵の中の写字生は現代のペンとは違った持ち方をし、文字もじっくり観察すれば、現代のアルファベットとは書き順が異なる。同様に、「挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?」「インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?」「羊皮紙ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?」といった、写本を鑑賞するうちに浮かんでくる疑問の数々が、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心とする多数の図版とともに検討される。 西洋中世写本の愛好家にその魅力を伝えつつ、専門家にも貴重な写本の細部について、新たな世界を開いてくれる一冊。
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4.0遠くヨーロッパ中世、市井の人びとは何を思い、どのように暮らしていたのだろうか。本書から聞こえてくるのは、たとえば石、星、橋、暦、鐘、あるいは驢馬、狼など、人びとの日常生活をとりまく具体的な“もの”との間にかわされた交感の遠いこだまである。兄弟団、賎民、ユダヤ人、煙突掃除人など被差別者へ向けられた著者の温かい眼差しを通して見えてくるのは、彼らの間の強い絆である。「民衆史を中心に据えた社会史」探究の軌跡は、私たちの社会を照らし出す鏡ともなっている。ヨーロッパ中世史研究の泰斗が遺した、珠玉の論集。
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4.0いま危険な愛に目覚めて…『JUNEノベルズ』電子版! 「救い手の資格は?」「たとえ何を捨てても、彼を欲しいと思っていること」「・・それで彼は救われるのか」。 時は中世、あの暗くきらびやかな時代に、いささか型破りの遊楽団一行がいた。 一行はひょんなことから十字軍帰りの騎士を拾う。呼び名はトールという謎めいた美形騎士は、楽団の近眼ウート奏者ユーリスのたおやかな魅力に一目で参ってしまった。しかし策略により、そのユーリスは人質になり夢魔にとりつかれ、ふだんの彼とは別人のようなことを口走り、あやしい振る舞いに身を任せる。その起因が自身にあると知ったトールは、この時代にあっては決して許されない行為をもって想い人を救おうと、文字通り捨て身の覚悟で挑むのだった。なぜなら「わたしは、あなたに出会った瞬間から罪人だった。 愛という罪を背負った騎士の冒険行を描く本格ファンタジーにして、じつは某名作のパロディーでもある異色傑作。表題作ほか「フォールムーン城の音楽合戦」収録。