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Posted by ブクログ
本書を読んで得られた一番の成果は、「ウィキペディアの賢い活用法」である〔本書p102〕。ウィキペディアの記載を信頼しないことは大前提である。しかし、使うなと言うのは「現実的でない」。著者は6項目に分けて、活用法を指南してくれる。
思い返してみても、ウィキペディアの使い方についてちゃんと解説した本を見たことがない。私が見逃しているだけかもしれない。少なくとも今後は、その使い方について他人から尋ねられれば、本書を勧めたい。
ほかにも、著者はインターネット上における情報収集術や情報発信術も指南してくれる。いわゆる「フェイク・ニュース」の見分け方も言及している〔本書p113〕。本書の核心は、「知的インターネット参照術」といってよいだろう。類書にはない最大の特色である。
Posted by ブクログ
本書は、2021/9/17に初版が発行された新しい「文章術の本」だ。医学者である著者がすべての読み書きを日常的に行う人々に向けて、そのコツをざっくばらんに簡潔に書いた良書である。
理系に片寄った内容になっておらず、そのバランス感覚が著者の凄みの一つではないか。
タイトルは『知的文章術入門』でありながらも、実際には広く知的発信者としての姿勢や、プレゼンテーションのやり方、パワーポイント資料作成のコツ、さらには英語学習についてまで触れている。
タブーとされるWikipediaの利用についても、「どんなことにどれくらいどのように使うべきか、または使わないべきか」を正面から述べている。
医学者である著者は、本書を書くに当たって、これまでのありとあらゆる「文章術」に関する蓄積を踏まえて、それらを現代版にアップデートしようとした。
その試みは個人的に、ある程度うまく行っていると思う。
今後求められる「言語コミュニケーション」に向けて、誰が読んでも役立つ内容になっている。分量も多くなく、文体がフランクで読みやすい。
筆者は、大学にて毎年1年生向けに「これから一生レポートを書き続ける君たちへ」と題する講義を2016年から毎年行っているという。レポートは、ここではつまり、もっと広く「文章」という意味で使われていると思われる。
本書での学びや発見はまさしく一生ものである。
「読むこと、書くこと、話すこと」に少なからずこだわりを持つ全ての方にオススメする。
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ビジネス・実用
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