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Posted by ブクログ
豊富な症例と合間の短歌で読み手を飽きさせず、ポップな語り口で「死ぬということ」という重苦しいテーマか軽妙に綴られている。
老いや死について興味が増えてきた。自分自身というより両親がいよいよその境地に足を踏み入れているという実感から、先人たちの知見を拝借しその時の心構えをしておきたい、という心境なのだろう。
なによりも、定期検診と規則正しい食生活、交友関係なんかも健康に過ごすには大切。昔から言い伝えられてきたことが、やはり真理なのだと納得。
しかし、ピンピンコロリに対する著者の反対姿勢は新鮮な視点。コロリも逝く人は往生で幸せかもしれんが、後に残された身内は身辺整理等で煩雑な手続きに晒される。ここは、財産相続やウィリングリブの表明など詳しく記載されており、昔流行った終活の大切さを思い知る。
立つ鳥跡を濁さずが気持ちのいい最後だよね、いざ当事者として考えるとそんな余裕と気遣いできるかなーと自分に不安。
大切な人との別れ、残された側になる可能性が自分は高いとは思っている。
残された側のグリードからの立ち直り方として、いっぱい泣く•誰かに話す•生活負担を減らしてしっかり悲しむ。今までとは異なるものになってしまうけど、グリードを胸にしまったまま人生は続いていくのだ。
自信はないけど、その時が来たらちゃんと乗り越えられるよう本書の提言を頭の片隅にしまっておこう。
医学的面からの強い死に対する内容でした。副題に「医学的に、実務的に、文学的に」とあり、私は個人として「文学的に」の意味を大きくとりすぎたのか、少し不満の残る印象です。
確かに医学的に考えた「死ぬこと」はこれまで明確に書かれた一般的な書籍は少ないのかもしれません。その点は、良かったと思います。
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