死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

1,320円 (税込)

6pt

「死ぬということ」は、いくら考えても分からない。自分がいなくなるということが分からないのだ。生死という大テーマを哲学や宗教の立場から解説した本は多いが、本書は医学者が記した、初めての医学的生死論である。といっても、内容は分かりやすい。事実に基づきつつ、数多くの短歌や映画を紹介しながら、ユーモアを交えてやさしく語る。加えて、介護施設や遺品整理など、実務的な情報も豊富な、必読の書である。

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死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    豊富な症例と合間の短歌で読み手を飽きさせず、ポップな語り口で「死ぬということ」という重苦しいテーマか軽妙に綴られている。

    老いや死について興味が増えてきた。自分自身というより両親がいよいよその境地に足を踏み入れているという実感から、先人たちの知見を拝借しその時の心構えをしておきたい、という心境なの

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    国や文化によって死への考え方は大きく違う。

    胃ろうは日本特有。それがなければ2週間程度で穏やかに亡くなる。

    安楽死に自殺幇助を含むか。鬱によるものは治療できる。スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリアの一部で認められている。

    孤独死は後に残された人が大変。

    固有の理由があるに

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    一章から八章まではやや飽きる内容が続くが、九章の尊厳死のあたりから非常に面白かった。

    私自身、延命治療は時と場合に寄っては本人を苦しめることになるという考え方なので、共感できることも多々あった。

    最後に村上春樹氏の作品の一節をひかれているが、生と死という対極的なものではなく、一部として存在してい

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

     病気そして死についての知識はバラバラにあるいはいい加減なものでしか無かった。
    これを読んで少しは整理できたのでたいへん参考になった。

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    米寿を迎えた黒木先生、死ぬことを考えて、本を一冊書き、いまや何も怖くない、という気分との事、曰く、悟りを開いた境地、めざせ、ぴんぴんごろり、であります。日本語は、濁音と静音では、意味が大きくことなる、刷毛(はけ)と禿(ハゲ)の違いのように。はけに毛あり、ハゲに毛が無い、ごとく、ごろり、とコロリは、違

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    医学者である著者が、医学的観点を中心に、短歌や俳句など文学作品を随所で引用しつつ、死についての様々なトピックについて、エビデンスベースで、かつ、ユーモアを交えて解説。
    タナトフォビアの自分にとって、健康で長生きするためにどうしたらよいのかということを含め、いろいろと示唆深い内容だった。著者が主張する

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    いずれやってくる死に向かいあおう、なんて考えはなく読み始めたが、いろいろな病気のことを知ることができた。
    また、その日が来る前に家族に迷惑を掛けないためにも、備えが必要であるということも。

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    老衰死の提唱。米寿でもこれだけの著作が書けることに脱帽です(若輩の身分でこんなことを言うのは失礼とは思いますが)。

    0
    2024年11月09日

    H

    購入済み

    医学的面からの強い死に対する内容でした。副題に「医学的に、実務的に、文学的に」とあり、私は個人として「文学的に」の意味を大きくとりすぎたのか、少し不満の残る印象です。
    確かに医学的に考えた「死ぬこと」はこれまで明確に書かれた一般的な書籍は少ないのかもしれません。その点は、良かったと思います。

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    藤原道長が糖尿病を患っていたとのくだりに触れ、『光る君』で柄本佑演じる道長が宇治で療養している絵を思い出してしまいました。本当だったのか‼︎ 塩分を控えないといけないなあ。

    それにしても、死因に老衰というカテゴリーがあるのは日本だけ、という事実には驚かされました。

    0
    2024年11月17日

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