無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
今の時代、情報はとめどなく流れ、次から次へと新しいものが現れては消えていきます。
そんな中で、あえて立ち止まり、ゆっくりと読むことをおすすめしたいのです。
たとえば旅行に出かけたら、足早に観光名所を巡るのではなく、町の空気を吸い、風景を見つめ、記憶を自分の奥深くにまで探しに行くような方法があります。私は読書にも、同じような読み方があっていいと思うのです(「はじめに」より)。
「本物の教養」は「時間をかけて本を読むこと」「何度も同じ本を読むこと」によって身につきます。
読書の大家である齋藤先生が、遅読をすることの意義と効用、その技術を解説します。
※カバー画像が異なる場合があります。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
本との向き合い方が大きく変わった。
本書を読んだ後に読書をしたら、一文一文をより大切に読むことを無意識的にしていた。
「自分の中に著者の思考を装備することができる」
「著者のメッセージは、その時代、そこに生きた著者からの、読者に向けたプレゼントです」
といった遅読のメリットが多く書かれており、これまで私は、理解に時間を要するものは理解しようと努めていなかったことに気がついた。何故なら、「速読」が良いこと、「より多くの本に触れること」が良いことだと誤認していたからだ。
しかし、「遅読」という方法を知り、難読なものほど時間をかけて読みたい、味わいたいと思うようになった。
要所要所で筆者が選んだ名著が引用されていたり、
後半では遅読に向いている本がジャンル毎に豊富にされていたり、遅読への意欲を駆り立てたれた。
定期的に読み返し、本との向き合い方を深めていきたいと思える一冊。
Posted by ブクログ
「遅読」のすすめ
著:齋藤 孝
出版社:SBクリエイティブ
SB新書 698
ゆっくりと味わうように読むことを、味読、何度も繰り返して暗唱することを、素読という
絶対的遅読肯定論、情調的遅読肯定論かとまず思いました。本という構造物を、論理的に理解するという、アプローチではないので、ご注意を。
一方、読みにくい本、分かりにくい本を読むときは、遅読ならざるを得ないこともあるかと思います。
5つあると書かれていても、4つしか明示されていない
複文、重文のオンパレードになっている
入り組んだ参照や、複雑な関係代名詞を使っている
主語と述語がとてつもなく離れている
解説なしに、業界用語が使われている
逆に、複雑に定義された用語が、いたるところにあらわれる
こうした、いじわるな本、わかりにくい本、不合理な本を理解するための努力も、遅読というのでしょうか。
まあ、分かりやすいのと、脳に残りやすいとは、別だとは思います。
気になった点は、以下です。
◎ 大切なのは、多く読むことでなく、その本をどれだけ自分の中に入れることができたかである
◎ 危険なのは、本当は理解できてなくても、わかったという気になってしまうことである
◎ 原文を読むことと、要約を読むことは、読むは同じでも、得られるものはまったく違う
? 時間や手間を省こうと思わないで、時間をふんだんにかけて、深く体験する
〇 読み手を引きとめるひと言にであうことがある
? 最も人間的な喜びというのは、活字をみて興奮することである
〇 じっくりと読むことで、著者の思考の型のようなものが自然と自分の中に浸透してくる
〇 自分の心の声を引き出しながら、考えること、が、読書の本質である
◎ いつでも、自分のペースで読める
〇 読書が深く思考する行為になる
△ 同じ本を繰り返しよめば、自分の成長が分かる
△ 若いときには、心に響かなかった本も、一気に理解できるようになる
◎ 読んだことを即、アウトプットすることで、自分のラインナップをふやす
◎ 読むスピードを決めるのは、読者ではなく、本の方だ
◎ 実用書や新書については、速読と遅読の2つのギアを使う
遅読向きの本というのがありましたので、賛同したものを以下に
源氏物語
歎異抄
カラマーゾフの兄弟
戦争と平和
帯にあった気になる単語は、以下です
精読、味読、再読、重読、音読、そして、没入、です
渡邊康弘氏 の 没入読書 と、併読するのも、いいかもしれません。
目次
はじめに
序章 なぜ「遅読」が必要なのか──コスパ・タイパ時代の落とし穴
第1章 遅読とは何か──速読の対極にある「深く読む技術」
第2章 遅読をすると何が変わるのか──遅読の効用
第3章 遅読の具体的な方法──「読む」を鍛える技術
第4章 遅読に向いている本とは──ジャンル別・おすすめ本
第5章 遅読力を鍛え、読書の質を高める──実践的読書習慣
おわりに
ISBN:9784815635503
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:950円(本体)
2025年07月15日 初版第1刷発行
Posted by ブクログ
読書スランプに陥って「読みたいのに読めない」状況が続いてモヤモヤが溜まっていた自分にピッタリの1冊でした。
近頃全く読書に集中できず、読むペースが激落ちして「早く読みたいのに…!」と焦りを感じていましたが、本書の「自分のペースで良いんだよ」「読む習慣を少しずつ思い出していこう」と寄り添ってくれる文章に心が軽くなりました。
最近では、動画すらショートが主流で「タイパ・コスパ重視!マルチタスクできて当たり前!!」みたいな…只々コンテンツを消費していくスピード社会に疲れていたので、「遅読」する事で本の世界にゆったり浸って自分のペースを思い出して!と言われているようでハッとしました。
後半はスマホとの距離の置き方や、読書習慣を取り戻す方法などが記載されているので、私のように「最近、なんだか読みたいのに読めないんだよねー」とモヤモヤしてる方にお勧めです。
Posted by ブクログ
読書人生が浅く、速く読めない自分に少し焦りを感じていたが、深く読み込むという方法があることを本書で学ぶことができて良かった。
本ははやく読むべきだと考えている方は是非ともこの本を手に取って欲しい。
本書において粘り強く考え続ける「脳の持久力」が大事だという言葉がある。
私は日々この能力が足りないと痛感してきたので、この言葉を読んだ時にはっとさせられた。
是非とも遅読を習得したいと思う。
また、本書で読書をトレーニングと表現する箇所がある。
私自身読書は好きだが、毎回新しい本を読み始める前などは若干の抵抗を感じてしまう。
そういうモヤモヤをこれまでに大量に本を読んできた読書好きの著者から「読むのは少し面倒臭いのです。」という言葉を得られたことが嬉しかった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用