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“知”を鍛えれば、「この国のかたち」がはっきりと見えてくる――。西洋から輸入した国会中心の「政治(ポリティックス)」と、天皇中心の「政事(まつりごと)」。両者がせめぎ合い、日本という国は形作られてきた。「なぜ皇居前で暴動が起きないのか」「伊勢神宮vs.出雲大社」「アメリカ化する地方」等、都市や宗教、時間、性といった私たちの日常に隠れた「政治」の重要性を説き明かす。長年の研究成果を惜しみなく盛り込んだ、“学び”の喜び溢れる白熱講義!
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Posted by ブクログ
政治と宗教に関する「比較政治学」の講義録だが、特に靖国神社の話はよくまとまっている.若い学生に親切に教えている姿勢が良い.団塊世代としては当たり前に知っていることも、若い世代にはピンと来ないものが多い.このような講義でそのギャップが埋まると良い.
明治学院大学での講義録。なかなか面白い本でした。江戸以降、政府の方針でいかに日本の宗教が歪曲されてきたのかが、よくわかります。日本の政治というのは、西欧の考え方とはちょっと違うので、グローバルな政治駆け引きは苦手なんでしょうね。地方行政についての内容は勉強になります。
結構期待してたんだけど、講義録で、しかも新書というサイズの制約もあり、一つ一つのテーマの掘り下げが浅い気がした。ただ、東京と大阪の空間論的比較は、かなり面白かった。
明治学院大学での講義録。日本の政治に関する9つのテーマについて分かり易く解説。筆者の歴史認識が鋭い。
日本にとって政治とは何か、このサブタイトルに従って大学の講義形式で政治と天皇家の政事(まつりごと)を比べその本質を綴っていく。その観点は「時間と政治」においては現代社会で当たり前となっている西洋の太陽暦によって時間に支配される国になったこと、政治と宗教の関連性など身近にあるものが如何にして制度化され...続きを読むていったか、そこに政治がどの様に関わってきたか、更には天皇の関わり合い方についても同時並行的に流れるように説明されており、内容が非常に濃くなっている。この様な授業なら学生も飽きずに講義を聞くことができるだろう。 前述の時間と政治の関わり合い以外に、特に政治に影響を及ぼしやすい神社や宗教について多くのページを費やして説明されている。ここで言う政治とは身近なルールなど政治的に作られるものも対象となる(学校の日直なども、みんなで話し合って決める=政治)。 政治と神社の関連で言えば、総理大臣の靖国参拝などが騒がれるが、国内にある多くの神社の成り立ちや祭神などにも触れている。特に天皇と伊勢神宮、出雲大社の関係性の背景にある壮大な神話は面白い。日本書紀や古事記を読む学生などはそう多くないだろうから、判りやすい政治の話と絡める事で理解を深めたり興味を持たせる事ができるだろう(自分の学生時代にこの様な授業あったかな)。 後半では政治と都市、地方の関係に触れる。何気なく過ごしている自分の街がどういった思想で作られてきたか、特に東京や大阪に住む人なら二つの都市の違いを思い浮かべながら覚えていく事ができるだろう。地方出身者も街のために尽くす政治家の背景に興味が湧くだろう。講義後半の女性と政治の関係も、女性の社会進出が大きな課題となっているリアルな今の課題解決に役立つはずだ。 学生時代は遊びやバイトばかりで学校の授業は卒業後するための面倒な時間とばかり感じていた。それでも大講堂で一番前の席に座るぐらいの姿勢だけは見せ続けたが。進んで学びたいと考える学生ばかりではないから、こういった興味を唆る授業と講義を準備する事が、将来の日本の政治を変えて行く事だろう。
著者が明治学院大学でおこなった講義をまとめた本で、日本の近代以降の政治史を政治と祭祀の両面をもつ「まつりごと」の歴史としてとらえ、そのなかで皇室がどのような意義をもっていたのかということが具体的な事例にそくしてわかりやすく語られています。 日本の近代史を専門としない学生に向けての講義がもとになって...続きを読むいると思われるのですが、著者がこれまで取り組んできたテーマのいくつかについて、平明な紹介がなされています。ただそのぶん、一つひとつのテーマにかんして掘り下げるということはなされていません。
大学の教授が講義を記した一冊。 日本人にとって政治というのはどういう位置づけで、天皇制がどういう位置づけであったかというのを、著者の視点を通じて知ることができた。
時間や広場など一見政治とは関わりがないように見えるものが実は関係している、ということが書かれている。政治を理解するためには目に見える表面だけでなく、背後の歴史を知ることが必要である。この本でこれまで事実として知っていたこともより深く理解出来た。授業形式の本なので、ややまとまっていない印象も受けた。
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