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Posted by ブクログ
40年以上前にナポレオン狂を読んでから、ブラックユーモアや「知っていますか」シリーズなど、いくつか読んできたので、著者が大切にしてきたことなどがすんなりと入ってきた。
■臨界というのは決定的な情況よりまだほんの少し手前のような気がしてしまうのだ。臨海、臨月、臨床...臨界も限界に近づいているが化学反応にまだ余裕があるような気がしてならない。でも臨界はもう事故そのものなのである。
→同感。これに限らず、名前と中身が一致していないものが時々ある。最近いくつかの本を読んで、それを感じた。
■ユーモアは笑いを生むことも多いが、それは副産物であり、本当の価値は日常の中でべつな見方をすること、そういう脳味噌を持っていること、そう考えるのが正しい。→副産物だけを目指すのはやめよう。
■あまりに行き届いた詳しいメモは、後になって、かえってそれに高速されてしまうため、結果がよくないようです。→発想、創造の余地を残しておく。
Posted by ブクログ
「ナポレオン狂」をおそらくライブで読んで以来の…
1979年に直木賞を受賞した「ナポレオン狂」をおそらくライブで読んで以来の長いながいお付き合いです。透明のソフトカバーがかかった本だったような気がします。
仕事で「創造」という言葉にかかわりを持つようになり、「創造」と名のつくこの冊子を選んだところ、なんとびっくり、阿刀田さんの新書でした。自身の頭の中やアイデアノートの中に「何かごちゃごちゃしたところ」を溜めておいて、そのアイデアの井戸から新しいものを紡ぎだす彼の方法について、いささか文学的に述べられています。もしかしたらこれは科学ではないのかもしれません。でも、ワタシ自身の発想法に照らしてもうなずけるところの多い冊子でした。
阿刀田さんはやっぱりショートショート!これは、春はあけぼのと同じくらいつくづきしいと思います。
Posted by ブクログ
最後は少しダレてしまって斜め読みになったが、気に入ったところを抜粋:
・ダイジェスト
そのまんま縮めるのではなく、ポイントだけを強調し、大胆に省き、自分なりの奇型をを作ること、これをつねに念頭に置いてほしい。ゆめゆめ縮図を描こうとしてはならない。
・街のダイジェスト
フィレンツェを訪ねた時。まず真っ先に小高いミケランジェロ広場に案内してくれた。・・・見事に眺望できる。・・・町の詳細はダイジェストの後で、ゆっくりと一日をかけて鑑賞することとなった。
・一番おもしろいトピックスから入る。
・とにかく私なりに解釈して、短くして分かりやすく伝えること、信ずることに賭けること、賭けに負けたら、そのダイジェストはただのくず、つねにその覚悟が必要だろう。
・電通の大社長・吉田秀雄の「鬼十訓」
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7・計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
9・頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
・ユーモア
チャーチルのユーモア
「イギリス労働党の創始者はだれか」
「コロンブスだな。出発の時にどこへ行くかも知らず、着いた処が何処かもわからず、しかも全部他人の金でやったのだから」
・はじめに言葉ありき
英語はthe Word。大文字で始まるWordは神のみ言葉=自然の摂理?
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