ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に覆われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜くことがすべてだった。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
著者の最高傑作と銘打ってあったため読んでみました。主人公が北海道の未開拓の北の大地で、厳しい自然環境の中で生き抜く様に、とても勇気づけられました。主人公にこれでもかと何度も苦労が降りかかるのは著者の特徴ですが、そこがよみどころです。
今までのサスペンス中心の小説とは異にする乃南アサさんの小説。舞台は、大正期から昭和期の北海道。なかでも非常に厳しい自然環境にある知床の開拓移住した家族のお話。 冒頭から、読み進めるのが苦しくなるような過酷な環境に置かれた家族、放蕩父親の様子。しかし、次第にのめり込んでしまう。主人公の少女とは、そして...続きを読むアイヌの少年との出会いの意味とは。
自分の力ではどうにもならない運命、でも生きていくしかない。そんなとわの生き様に心打たれた。 にわかには受け入れられないことばかりが次々と起こる人生。読み進めていくうちに『こんな人生が本当にあるんだろうか』と、主人公のとわと同様、思わずにはいられなかった。 これまでに2度、訪れたことのある知床の風景を...続きを読む思い浮かべながら、『あの土地でこんな風に生きた女性がいたのか』と思うと、あらためて知床を訪ねてこの作品の風景と重ねてみたいと思った。
3月21日~29日 物心ついたとき、少女はここで暮らしていた。アイヌ語で、「地のはて」を意味するというこの土地で。おがちゃの背中と、あんにゃの手に、必死にしがみつくようにして。北海道知床で生きた女性の生涯を、丹念に描き、深い感動を呼び起こす。構想十年―書き下ろし長編小説。
明治の終わり~大正にかけて、北海道開拓に赴いたある家族、という設定の物語。当時の暮らしや北海道の生活、アイヌの人々の知恵などが物語の中にほどよく散りばめられており、読みやすい。 最初は開拓に巻き込まれた母親目線で、そのあとは北海道で育った記憶しかない娘の目線で描かれる。北海道の山の生活しか知らない彼...続きを読む女の都会へのあこがれや自然への思い入れが豊かに描かれており、面白い。 北海道開拓の歴史やアイヌの人々の温度感を小説のなかで学べ、人の一生についても考えることができる一冊。下巻も楽しみです。
父親の作った借金のため、生まれた土地から逃げるように北海道の果てへ移住することになった家族。 その地での開拓民としての生活は厳しく、幾度となく不幸に見舞われた。 家族のため、娘のとわが奉公へ出ることに。 貧しく辛くても家族が生きていくために、ただひたすらに働く女性を描く。 2015.2.1
北海道開拓団の一家族の物語。 もう悪いことが起きないでと願ってしまうほど、 いろんな「!?」と息をのむ不運が 続く、続く。 辛く、苦しいが、 「生き抜く」というその強さから 目が離せない。
それでも、生きていく。 明日のことは、考えない。 今日だけのことを考えて生きる。 そんな主人公の強い生き方に、ただただ圧倒された。 ともすれば将来を悲観し自殺すらする人と、強くたくましくどんな過酷な状況でも生き抜く人。 その道を分けるものが何か。 強く生き抜いた彼女が幸せを晩年少しでも感じてくれ...続きを読むていたらいい。物語に感情移入しつつ、同年代を生き抜いただろう「数多のとわ」に、敬服。
北海道が北海道と呼ばれる前の話。 生きるとはなにか。幸せとはなにか。 そんなことぐちゃぐちゃ言ってる前にとにかく生きろ!って感じの小説。
方言が分かりにくくて読みづらかったけど、慣れるにつれておもしろくなってきた。 12歳で奉公って考えると、昔の人は本当に大変だったんだなって思う。 とわ、がんばれ!
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
地のはてから
新刊情報をお知らせします。
乃南アサ
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
風紋 上 新装版
悪魔の羽根
あなた(上)
暗鬼
いちばん長い夜に
いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)
いつか陽のあたる場所で
試し読み
「乃南アサ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲地のはてから(上) ページトップヘ