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Posted by ブクログ 2018年12月08日
新書やビジネス書を読むときは、面白いと思った箇所に
付箋を貼ったりするのだけれど、これほどたくさんの付箋
を貼った新書はこれまでになかったと思う。気づきを与えて
くれた点や、思わず唸って納得したりする点が随所にあって、
得るものが多かった一冊。
この本の内容をタイトルだけで推測するのは早...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月21日
タイトルの付け方がうまいが、内容も高齢者だけでなく、人間万人に通じる深さを持っている。知性にもました情動の大切さ、自立の強調の偏狭さの指摘は身につまされた。一種の文明論である。痴呆老人やひきこもりだけでなく、乳幼児、知的障がい者からも同じ様な洞察が導かれるのではないかと感じた。「つながり」から「自立...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月14日
認知症であると診断された肉親などを持つ方々だけでなく、多くの人に読んでもらいたい本だと思いました。老人だけでなくひろく人間というものに必要なものがなにかを教えてくれます。
この本を読んでいるのといないのとでは、身内に認知症患者やその他引きこもりや統合失調症などの精神疾患患者が出た時のショックの度合い...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月04日
この本に救われた。
大好きな祖父がボケ始めたのは、私のせいだ。
14年前、私のつくったストレス状態が、脳梗塞を招いたのだ。
退院した祖父は痴呆症状を徐々に悪化させていった。
しばらく伯母の家にいたのだが、
手に負えなくなり、施設に入ることになった。
会いに行くと、祖父が帰りたいと言って涙を流すので...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月25日
痴呆老人への診療体験を通して「自我」について考察.人が「私」をつくる過程では社会•他者とのつながりが重要で,認知症の老人にも何かしらつながりを与えると自我を捉えることができ落ち着くらしい.認知症への不安についての問いかけで,欧米人は自分の自立性がなくなることが不安と答えるのに対して,日本人は他者への...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月21日
[ 内容 ]
「私」とは何か?
「世界」とは何か?
人生の終末期を迎え、痴呆状態にある老人たちを通して見えてくる、正常と異常のあいだ。
そこに介在する文化と倫理の根源的差異をとらえ、人間がどのように現実を仮構しているのかを、医学・哲学の両義からあざやかに解き明かす。
「つながり」から「自立」へ―、生...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月28日
痴呆老人の奇異な言動の背景には、痴呆老人独特の世界の解釈方法が存在する。というのは、痴呆老人はそれまでの人生におけるアイデンティティを発揮できるような環境の構造を、そのまま今の状況にあてはめ、それに沿った行動をとることが多い、ということ。以上が筆者の痴呆に対する考察だと思われる。(人間とは、自分の置...続きを読む
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