配信予定・最新刊

作品一覧

  • 学校の「男性性」を問う 教室の「あたりまえ」をほぐす理論と実践
    NEW
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    学校は男女平等に見えて、実際には男性を標準とし、「良いこと、目指すべきこと」とされる基準の多くが「男性性」と結びついている。 しかし教師はそれを意識することなく、当たり前に受け入れていないだろうか。学校で日々行っていることの多くが日本のジェンダー不平等の大きな原因なのかもしれない。 学校の日常をジェンダーの視点から問い直す。
  • 基礎ゼミ ジェンダースタディーズ
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    女性はメイクをすべき? スポーツは男性向き? 災害の被害は平等? LGBTは私のまわりにいない? 女性専用車両は「男性差別」? 少子化は「女性の社会進出」が原因? 思い込みから自由になる技法(わざ)を学ぼう! ジェンダー研究の基本から最前線までを貫く、究極の入門書。 ――本書の特長(「はじめに」より) ①インターセクショナリティの視点を重視する ②多様な性のあり方を前提とする ③多彩なトピックについて、第一線で活躍する研究者が執筆 ④「問い」をデータで検証していくスタイル ⑤考察や問いを広げる、豊富なワーク ⑥ジェンダー研究を身近に感じられるコラム
  • 「地方」と性的マイノリティ 東北6県のインタビューから
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    「進んでいる東京/遅れている地方」は本当なのだろうか。 日本の性的マイノリティと「地方」を研究テーマとする初の書籍。 全国でおこなわれている「同性婚」訴訟や自治体のパートナーシップ認定制度、差別禁止を目的とした法整備に関する議論など、性的マイノリティをめぐる社会的な動きは近年ますます活性化している。 活性化した背景には、当事者が中心になり立ち上げた勉強会や交流会、セミナーやシンポジウム、政策提言、プライドパレードなど、 さまざまな団体が長年おこなってきた市民運動がある。そうした活動は東京などの大都市が中心と見られ、「地方は遅れている」という一面的な見方をされる場合も多いが、はたして本当にそうだろうか。実際に地方で活動する性的マイノリティ団体のスタッフたちは、地域性や自分たちの活動をどのように考えているのだろうか。 東北6県の19団体・23人のインタビューからは、「都市」/「地方」という単純な二項対立では捉えられない多様な実態が見えてきた。地域の実情に応じた活動手法、自分が生まれ育った「地元」で活動することへの思いと葛藤。「露出」することやメディアに対する柔軟な考え方。2011年の東日本大震災以前から続く、厚い活動の蓄積。そして震災が東北の団体の活動に与えた影響……。 いままでのセクシュアリティ研究で見過ごされてきた「地方」の実態を、当事者・団体スタッフたちの豊富な語りから考察し、性的マイノリティをめぐる政治と地域性についての新たな見取り図を提示する。

ユーザーレビュー

  • 学校の「男性性」を問う 教室の「あたりまえ」をほぐす理論と実践

    Posted by ブクログ

    自分自身の教室での原風景を思い浮かべながら、言われてみれば構造的に男性優位のただ中にいたことに気付かされた。
    メンタルを崩してはじめて構造的課題に気づいた女性教員、男子校で教鞭を取る女性教員らの経験に基づく示唆が生々しく迫ってくる。

    > 「現実の男性(そして女性たちも)全員が同じものを目指しているわけではない。それでもなぜ一定の性別秩序がー男性優位の秩序がーできあがってしまうのか?それこそが説明されなければならない」  

    まだまだ、自分が認識していないアンコンシャス・バイアスがそこここにある。

    0
    2025年09月24日
  • 学校の「男性性」を問う 教室の「あたりまえ」をほぐす理論と実践

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    教員だけでなく、親御さんにもちょっと難しいかもしれないけど読んで欲しいですね。
    初めの方の「学校で行われていることは暴力的」っていうあたりは、胸が痛いのですが、教員の自分の経験や、学校教育における改善点など、愛にあふれた本でした。
    高校は男子校は「○○高校」だが、女子校は「○○女子高校」と男子校には「男子高校」とつかない。とか全く気づいていなかったです。

    以下、ネタバレです。
    ーーーーーーーー
    ・高校は男子校は「○○高校」だが、女子校は「○○女子高校」と男子校には「男子高校」とつかない。(p.10)
    ・教員は、生徒に恐怖を与え、生徒の自由を奪い、生徒をコントロールするための手段として、様々な

    0
    2025年08月31日
  • 基礎ゼミ ジェンダースタディーズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に勉強になりました。
    大学で様々なジェンダーに関するレクチャーを受けた気分です。
    女性はメイクすべきか、男子同士のふざけ、スポーツは男性の方がむいているのか、女性専用列車は男性差別?、家族とは何、などなど。
    それぞれに、自分を問い直すワークがついているのも秀逸です。

    中でも、一番しっくりきたのは第5章「男性学、ホモソーシャルな絆」です。
    男の子同士の「カンチョー」「ズボン下ろし」などの性的なふざけ。女子がやるとすごく怒られるのに、男子なら男の子だからね、みたいな部分があったりしますよね。
    ”男子間の性的侵害行為”は性被害という認識が働きにくい。
    男子の方が攻撃的な”はやし言葉”(殺してや

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    2025年06月16日
  • 「地方」と性的マイノリティ 東北6県のインタビューから

    Posted by ブクログ

    団体主催者のインタビュー内容が多いから読みやすいし共感、イメージしやすい。たくさん学ぶものがあり感謝してます。

    「地方だから」ではなく「地元だから」活動しにくい。
    東京の人だって、地方の地元で顔を出して活動するのはいまだに難しいのでは。
    そして東京出身だったら、東京の地元では活動しにくいし、

    東日本大震災で明らかになった、一般メディアが期待する避難所の「トイレの不便さ」などはカミングアウト済みな人の問題。多くの人が対峙したのはそれ以前の問題。そしてだからこそ、東北の団体は震災後増えていった。

    0
    2023年02月23日

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