「知」の読書術

「知」の読書術

990円 (税込)

4pt

数多くの読書法を執筆してきた佐藤優による読書術の決定版。古典の名作から最新の電子書籍まで、「本当の教養を身につけるためには、どんな本をどのように読めばよいのか」という疑問に答え、実践的に解説する。ここで言う「教養」とは、私たちが生きているこの時代のあり方を俯瞰して見る、「視座」「枠組み」を提示してくれる「知」のこと。単に最新の国際情勢や経済事情、あるいは成功法などを紹介している本ではなく、いくら時代が変わっても通用する「思想」や「考え方」といった知のフレームワークを与えてくれる本を選び、その読み方とともに「終わらない世界大戦」「近代とは何か?」「新・帝国主義時代」「権力の本質とは」などをわかりやすく講義する。「知のツール」としての電子書籍・インターネットの活用法から最新の英語勉強法、書店・書評の活用法まで、まさに「知の巨人」佐藤優の面目躍如たる最新の読書術。

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「知」の読書術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年12月10日

    読書術の本だと思っていたらナショナリズムと帝国主義の参考書だった。かなり的確な指摘がなされていて勉強になった。

    新・帝国主義とは植民地と全面戦争を避けた帝国主義の続きであり近代現代と連綿と続いている。こういった世界の基本的な論理と構造を押さえておくことが読書(世界の認識)に必要なことだという。道...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    実に耳の痛くなる話。『読書の技法』に続いて読んだ、著書2冊目の読書論。教養といえども、中高レヴェルの基礎を疎かにしてはいけないこと。それを、「受験勉強批判」と称して捨て去るのは、甚だ危険であると感じた。もう一度出直そう。

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    Posted by ブクログ 2018年11月04日

    "今の時代、世界を俯瞰して眺め、各国の動向を理解し、様々な文化を受容しつつ、育った国の歴史、背景を理解し語れる教養人になるための読書活用法。
    電子書籍で購入する本は、すでに蔵書となっている本で、頻繁に読み返したいような2冊目の本にしなさいとのアドバイスはなるほどと思った。

    岩波の世界歴史...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月02日

    現在の世界情勢を広い視点で見直すのに、本書の第一部は的確な視座を与えてくれる。他の部分も深い教養を養うのに不可欠な知識である。

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    Posted by ブクログ 2018年08月28日

    時代を読み解く力を身に着ける為の読書術を紹介する本。
    対象読者は優秀な若者。

    前半は中世~近代の歴史認識を正しくする方法について述べている。
    参考になる本を取り上げながら、時代の区切り方や新自由主義から独裁傾向が強まる理由を解説している。
    麻生太郎や安倍晋三に見られる立場を超えた思い通りに事を運ぼ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月10日

    歴史を学ばなければ、と痛切に思う。ただし、学生時代のような学び方ではなく。現在起きていることに過去からのつながりがあることをきちんと考えながら。
    学びの重要性を感じた後に、そのための技術も提示されていて、かつ、これからの生き方まで示唆されているという、みっちり詰まった本。

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    Posted by ブクログ 2015年03月17日

    東洋経済で連載していたコラムを読んで著者を知りました。
    すごく勤勉なイメージがある著者の読書法の本です。

    価値のある読書の方法や、英語の勉強の仕方、電子書籍の活用法など独自の活用法が書かれています。
    読書においては、やはり古典や文学界の有名な本などを読む事が大切なんだなぁと実感しました。
    英語も勉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月17日

    深い教養と鋭い洞察ができるようにする。自分で考え決断していくためには、読書は大切。
    もっともっと教養を身につけたい。

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    Posted by ブクログ 2014年10月07日

    佐藤優さんによる、今の時代を読み解くための一冊。
    と一口で言ってもちょっと変わっていて、、

    読み解くために必要となる「知識」を得るための、
    そのための「書籍」をいろいろと紹介してくれています。

    個人的にはホブズホームの『20世紀の歴史』、
    こちらとはきちんと向き合わないと、な感じで。

    国民国家...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月22日

    教養や読書についての著作も多い、佐藤優氏の新刊本。

    内容は2部に分かれており、1部は、ホブズボームの「20世紀の歴史」やトレルチの「ルネサンスと宗教改革」を元に近代の延長上としての現代を読み解いている。また、帝国主義、反知性主義についても述べている。2部では、このような時代を読み解くための教養のツ...続きを読む

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