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数多くの読書法を執筆してきた佐藤優による読書術の決定版。古典の名作から最新の電子書籍まで、「本当の教養を身につけるためには、どんな本をどのように読めばよいのか」という疑問に答え、実践的に解説する。ここで言う「教養」とは、私たちが生きているこの時代のあり方を俯瞰して見る、「視座」「枠組み」を提示してくれる「知」のこと。単に最新の国際情勢や経済事情、あるいは成功法などを紹介している本ではなく、いくら時代が変わっても通用する「思想」や「考え方」といった知のフレームワークを与えてくれる本を選び、その読み方とともに「終わらない世界大戦」「近代とは何か?」「新・帝国主義時代」「権力の本質とは」などをわかりやすく講義する。「知のツール」としての電子書籍・インターネットの活用法から最新の英語勉強法、書店・書評の活用法まで、まさに「知の巨人」佐藤優の面目躍如たる最新の読書術。
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Posted by ブクログ
読書術の本だと思っていたらナショナリズムと帝国主義の参考書だった。かなり的確な指摘がなされていて勉強になった。
新・帝国主義とは植民地と全面戦争を避けた帝国主義の続きであり近代現代と連綿と続いている。こういった世界の基本的な論理と構造を押さえておくことが読書(世界の認識)に必要なことだという。道理・条理・義理・合理というものを理解することが読書の基本であるということだと思う。
啓蒙主義が戦争を引き起こす。その論理が非常に明確に示されている。合理主義というものの暴走でもあると思う。暴走は反省に依らなければ止まらないものである。ホッブスのリヴァイアサンもそういったものである。万人の狼は国家としてリヴァイアサンになる。国家間は自然状態となる論理である。ただ狼は非常に哲学的だという本も読んだ。哲学とは反省と帰納により世界を認識し改善の配慮をするものである。狼には哲学がある。そして国家間の自然状態にも哲学が有り得る。それが国連の試みである。
安倍政権へ的確に異議を表明していてすっきりした。立憲主義を理解していないらしい。反知性主義というものらしいがそのメカニズムもわかりやすく書かれている。
安倍の権力維持の姿勢の中身は空っぽということらしい。こんなことになって残念だというしかない。
グローバル資本主義が支配的になることが逆に国家機能の強化へ向かう理由は税収と再分配の破たんを引き起こすことでありそれが新・帝国主義へ向かっている理由であるという。
私に言えることは教養を身に着けるには反省に依るということだ。
Posted by ブクログ
時代を読み解く力を身に着ける為の読書術を紹介する本。
対象読者は優秀な若者。
前半は中世~近代の歴史認識を正しくする方法について述べている。
参考になる本を取り上げながら、時代の区切り方や新自由主義から独裁傾向が強まる理由を解説している。
麻生太郎や安倍晋三に見られる立場を超えた思い通りに事を運ぼうとする反知性主義も紹介されている。
興味深いのは「独裁政権の作り方」の様な本が紹介されていて、日本を含め世界各国で独裁や王政に近づいているという事実。
後半は読書に関するツールの使い方について。
電子書籍、インターネット、英語教材、リアル書店を取り上げている。
情報が氾濫しているので、良い知識を身に着けるには古典や、高校の日本史・世界史・公民を読むこと。
その上でリアル書店に足を運び、書店員の知識の恩恵を受け、良い知識を身に着ける。
ウィキペディアなどインターネットの情報は質が悪いので頼らないこと。
平易な文章で分かりやすく語られているが、常に政治や世界に関心を寄せる高い視点に立脚しており、ついて行けない部分も感じた。
世界の政情をハッキリと理解したい人におススメです。
Posted by ブクログ
東洋経済で連載していたコラムを読んで著者を知りました。
すごく勤勉なイメージがある著者の読書法の本です。
価値のある読書の方法や、英語の勉強の仕方、電子書籍の活用法など独自の活用法が書かれています。
読書においては、やはり古典や文学界の有名な本などを読む事が大切なんだなぁと実感しました。
英語も勉強をしては、やめ、してはやめの繰り返しでしたので、また改めて勉強再開します。
本も古典を読む割合を増やします。
勉強に対するモチベーションをあげたい方におすすめです。
下記は読んでみたいと思う本です。
「20世紀の歴史」エリック・ボブズボーム
「ルネサンスと宗教改革」エルンスト・トレルチ
「トレルチ著作集」エルンスト・トレルチ
「歴史と階級意識」ジョルジ・ルカーチ
「帝国主義」ウラジーミル・レーニン
「独裁者のためのハンドブック」亜紀書房
「天守物語」泉鏡花
「資本論を読む」伊藤誠
「外国語上達法」千野栄一
「僕たちの前途」古市憲寿
「ぼくはお金を使わずに生きることにした」マーク・ボイル
Posted by ブクログ
佐藤優さんによる、今の時代を読み解くための一冊。
と一口で言ってもちょっと変わっていて、、
読み解くために必要となる「知識」を得るための、
そのための「書籍」をいろいろと紹介してくれています。
個人的にはホブズホームの『20世紀の歴史』、
こちらとはきちんと向き合わないと、な感じで。
国民国家の再定義、自身の言葉でしておかないと、です。
あと、電子書籍の使い方にまで踏み込んでいたのも、面白く。
五感と紐付けての知識のインテリジェンス化、なんて考えると、、
個人的には、電子書籍はまだ早いかなとは感じています。
出版自体も“紙”の本とはだいぶタイムラグがありますし。
そういった意味では、佐藤さんのおっしゃる、
持ち歩きたい本を電子“でも”購入とはなるほどと。
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