地方自治講義

地方自治講義

935円 (税込)

4pt

3.8

一九四七年五月三日、日本国憲法が施行された日に地方自治法も施行された。それは偶然ではない。憲法の施行には、地方自治法の施行が欠かせなかったのだ。それから七〇年。地方自治や地方分権は当たり前の考え方になったが、果たして自治体は私たちのものになったのか。人口減少やコミュニティ、憲法問題なども交え、地方自治のしくみや原理、歴史、現在の課題をわかりやすく解説。深いところから基礎を知り、自治体を使いこなしたい市民のための、これまでにない地方自治入門。

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地方自治講義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    地方自治体の原理と歴史から、分かりやすく書かれています。
    地域社会と市民参加の関係から憲法と地方自治、縮小社会の中の自治体への考察、どれも普段なかなかここまでは考えないかもしれません。
    謎の言葉「地方自治の本旨」のいきさつから意味まで、とても興味深く読みました。
    地方自治の入門書としては最適です。

    0
    2017年06月04日

    Posted by ブクログ

    拾い読み。
    最終講の第6講縮小社会の中の自治体、での、日本全体の人口減少と地方の人口減少と東京一極集中は関係がなく、かつ、東京への転入者も減っている、という。
    東京一極集中が問題なのは経済、政治、文化が集中して東京に人が固定化すること。地方のことを知らないまま東京目線の政策が取られる可能性があるから

    0
    2018年06月12日

    Posted by ブクログ

    初学者にはちょっと取っ付きにくい印象を受けた。講義形式というものの書物にすると少し纏まりが無い感じとなっている。

    より具体的、実務的な内容を期待していただけに少し残念。

    0
    2018年04月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地方自治よりも国政だと思っていたため、市議会や県議会に全く興味が持てていなかったけれど、この本を読んで地方自治の重要性を知った。

    行政はもともと
    小単位である市町が行い、
    それでできないことを都道府県が担い
    それでもできないことを国が行う
    という概念だそう。

    今は国がトップダウン式に地方のお金の

    0
    2019年06月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・自治体の役割と合意形成について
     我々は社会的な動物であって、組織的集団に属して生活していく以上、意思の調整が必要になる。とりわけ、個人の資力では対応できないときに自治体が必要となるのであるが、それは、個人の負担と受益が一致しないこともあるから自治体が必要であるという帰結にもなる(すなわち、自分の

    0
    2018年01月03日

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