小説 - 切ない作品一覧
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3.5島から一歩も出ることなく、判で押したような平穏な毎日を送る人々を突然襲った狂乱の嵐「東風」。海辺で発見された謎の手記に記された、異常な愛の物語「人形」。上流階級の人々が通う教会の牧師の徹底した俗物ぶりを描いた「いざ、父なる神に」「天使ら、大天使らとともに」。独善的で被害妄想の女の半生を独白形式で綴る「笠貝」など、短編14編を収録。平凡な人々の心に潜む狂気を白日の下にさらし、人間の秘めた暗部を情け容赦なく目の前に突きつける。『レベッカ』『鳥』で知られるサスペンスの名手、デュ・モーリアの幻の初期短編傑作集。
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4.1瀬戸内海に面した椅子作りの町、宝松市鈴香瀬町。高校生の海野杏(うみの・あん)は、毎朝海辺で小説を書きながら、椅子職人を目指す同級生・五十鈴彗斗(いすず・すいと)と少しだけ話すことを日課としていた。 ある日の朝、いつものようにやってきた彗斗から、「高校をやめて町を出る」と告げられる。特別仲がよかったわけではないが、傍にいて当然の存在がいなくなることに焦りを覚える杏。 時を同じくして、杏は親友の翠(みどり)からラヴレターの代筆を頼まれる。戸惑う杏だったが、必死に頼む姿にほだされ、誰にでも好かれる、明るくてかわいい翠を思い浮かべながら、一文一文を丁寧に書きだしていく。そのラヴレターから、小さな町を揺るがす失踪事件が始まるとも知らずに。
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4.0又吉直樹の初長編小説にして、『火花』『劇場』に続く第3弾小説が1万字を超える加筆を行い待望の文庫化! 38歳の誕生日に一通のメールが届いた。 呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き。 漫画家を目指し上京した永山が住んだ、美術系の学生が集う共同住宅・通称「ハウス」。 飯島、田村、仲野、めぐみ、奥……同居人たちとの生活の中で降ってわいた希望と、 すべてを打ち砕いたある騒動。そして「おまえは絶対になにも成し遂げられない」という仲野の予言。 神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。 それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに。 何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、 上京以降の20年の末に永山に辿り着いた境地は? そして「人間」とは?
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3.4心理学で噓を見破り数多の被疑者の口を割ってきたエリートである一方で、家具や衣服を持ち込んで検事執務室に住み着く変わり者の検事・大神祐介。彼のもとに配属された新人検察事務官・朝比奈こころは、大神の指示のもと、様々な事件にかかわることに。結婚披露宴のケーキ入刀時、なぜ花嫁は突然花婿を刺したのか。入院患者同士で起きた殺人事件に秘められた、悲しき友情秘話とは。殺人の動機について「月が綺麗だったから」としか答えない美貌の作家の、真の動機は何なのか。そして、殺人事件の容疑者が乗った飛行機の中で、なぜ新たな殺人が起きたのか。検事と事務官のバディが活躍する、心理学×リーガルミステリー!
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3.9「彼氏が殺した」 「継父が怪しい」 「炎上狙いの自作自演」 ある日、忽然と姿を消した女子大学生。 SNSで増幅する疑惑が狂気に変わる―― 全豪1位ノンストップミステリー! これまで読んだなかで最高のスリラーのひとつ。 「人は我が子のためにどこまでやれるのか」を容赦なく描き、深く考えさせられる。――ドン・ウィンズロウ(作家) NYタイムズ紙のThe Best Thriller Novels of 2024! 休暇中に山間の別荘を訪れた大学生、ニーナとサイモン。だが帰ってきたのはサイモンだけ。別れ話になり先に帰宅したと言うが、挙動不審なうえ、その後ニーナの姿を見た者はいない。謎が深まるなか、一方の親は記者会見で捜索を訴え、他方は息子を守るべく大金でPR会社を雇って対抗する。サイモンが殺した、自作自演だ、親が怪しい……憶測と誹謗中傷の嵐の先に暴かれたのは恐るべき真実で――。
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3.3それは「未来」へ繋がる小さな一歩――「みんなが我慢しなくていい方法を、ちょっとずつ探していこう」。作家・森沢明夫さん推薦! ある家族を中心に紡がれる、感動のデビュー小説。 作家・森沢明夫さん推薦! 人生の長く暗いトンネルも、そこから抜け出した世界の明るさも、すべては「出会い」が織りなす美しい奇跡であることを信じさせてくれる物語でした。 [内容紹介] 「あの日、私を救ってくれてありがとう」 現日スポーツの記者・直生は、栄神タイガースの抑えのエース・宮城峻太朗に絶大な信頼を置かれている。ある日彼は、宮城がフリーエージェント権を行使して、メジャーへ挑戦することを内々に知らされる。その挑戦を喜ぶと同時に、少しだけ羨ましく思う直生。いつか自分も独立して海外で取材がしたい……彼には二人の娘がいるのだが、次女の奏が自閉スペクトラム症で、子育てを妻の栞に任せきりだった。そんな中、奏が怪我をして入院することに。緊張の糸が切れたように崩れ落ちる栞を前に、直生は何一つ声をかけることができない。深まる溝、先の見えない未来。後悔の中、彼は思う。そもそも自分は、なぜ、この仕事を選んだのか……すると、中学時代に出会った先輩・佐々倉美琴の姿が脳裏に浮かんできた。 いま、小さな再生の物語(ドラマ)が幕を開ける。
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3.01980年から愛され続けて45年! 大人気シリーズ「夫は泥棒、妻は刑事」待望の第25弾! 月夜に学校の寮を抜け出した16歳のゆかり。 逃げ込んだ駅の待合室で謎の女性と出会う。 そこへ彼女の追っ手らしき男たちが! ふたりはとっさに隠れるも、女性が発作で倒れてしまう。 ゆかりは命を救うため、走り出した追っ手の車を体を張って停止させた! 後日、女性の正体は学校の支援者だったと教師から聞かされたゆかりは、彼女に養子として引き取られることに。 しかし、その裏にはある思惑があってーー!? プロローグ 1 隙間 2 奇妙な死 3 失われた一夜 4 命の問題 5 闇の道 6 教師 7 〈哀愁〉の夜 8 昔の縁 9 謎の死 10 砂場 11 追われる 12 予告 13 頼りがい 14 崩れた壁 15 裏庭 16 壁の背後 17 狙われた椅子 18 覚悟 19 捨て身 20 掘る 21 時の廃墟 22 発掘 エピローグ
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3.9どうかあなたに、希望の光がさしますように。 「太ったら、食べちゃダメなの」。幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。 早織は小学校6年生ごろから体重が増えはじめ、体型を何よりも重視する母は彼女の食事量を厳しく制限した。お菓子はダメ、お代わりはダメ。でも、もっと食べたい、もっと痩せたい。 早織は食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、食べ物を万引きするようになってしまう。結婚をして夫と娘と仲良く暮らしながらも、彼女は万引きをやめられないでいた。 そんなある日、早織は妹からの電話を受ける。それはずっと避けていた母の命が、もう長くないと告げるものだった――。 母の呪縛。痩せたいという願い。間違いだとは分かっているのに、今日も彼女は正解を選べない。 既刊続々実写ドラマ化、『殺した夫が帰ってきました』『塀の中の美容室』で大注目の著者が描く新境地の傑作小説。
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4.0バリー賞2018年度最優秀作品 父を狩る。生き延びるために。 映画化決定! 「才気迸る、出色のスリラー!」 ニューヨーク・タイムズ紙 「父への娘の愛憎が物語をより力強くしている」 パブリッシャーズ・ウィークリー誌 「鳥肌が立つほどの衝撃のクライマックス!」 カリン・スローター 拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘――それがわたしだ。原野の沼地で生き抜く術を熟知した父を太陽のように崇めながら、12歳まで電気も水道もない小屋で育った。そう、あの日までは。そして今日、終身刑の父が看守を殺して逃走した。父を捕まえられる人間がいるとしたら、父から手ほどきを受けたわたし以外にいない。父と娘の緊迫の心理戦、究極のサバイバルゲームがいま始まる!
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3.3誰が化け物だったのか――。 繰り返される恐怖。 沼の底から這い出る化け物から逃れるため、亮介はある決意を固める。 だがそれは、新たな化け物を呼び寄せる引き金だった。 黒沼の畔に建つ曾祖母宅に、母、姉、弟と4人で引っ越してきた亮介。黒沼には人を沼に引きずり込む化け物が棲むという伝説を耳にする。はじめこそバカにしていたものの、ある雨の夜、本当に化け物が現れて…。ここに引っ越してきたら、明るい未来が待ってると思っていたのに。姉弟たちに降りかかる凶事。もがけばもがくほど歯車が狂っていく。繰り返される恐怖に翻弄される亮介だったが、やがて元凶に気づき、化け物と対峙することに――。化け物の正体とは、そして亮介が選んだ犠牲と未来とは? Re°・装画
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4.0この世はもうあの世。悩めるインスタグラマーのレミと、その守護霊でゲイのイルカ、ヌルランによる抱腹絶倒、唯一無比の物語。著者畢生の書き下ろし! 非常に真面目、どこまで本気か分からない、それが滅茶苦茶おもしろい! 辛酸ワールドは小説になってさらに濃厚です。 都会のお洒落な闇へ飲み込まれていきそうなレミを救う、守護霊イルカ、ヌルランのクレバーなこと!「首から上で考えてばかりだから顔にしわができるんだよ。意識がいつも顔にあるから」、名言です。新しい商品が次から次へと生まれて消費されていくこの世界で、このイルカはちょうど彼の泳ぎ方のようにスマートなサバイバル・スキルを教えてくれます。自然に語られる死生観、死後の世界の美しさもすっと心に入ってきます。とても面白かった!(綿矢りさ) ☆公式Twitterで「ヌルラン」とコミュニケーションができます! @NururanJp
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3.4定年まで、あと四年――。長らく会社の花形部門で働いてきた吉岡だが、ここ数年はデータ管理の閑職についている。年齢なりに、体調ははっきりと怪しくなってきた。娘が就職して家を出た今となっては、妻の多恵子と共に静かに老いていくだけの毎日だ。ところが、近所に住む望月夫妻が二人とも入院したことから、状況が一変。彼らが飼っている老猫をどうするかを巡って、町内は大騒ぎとなる。望月夫妻が住むアパートの大家も、警官も救急隊員も生活支援課も、救いの手を差し伸べようとはしない。ある理由から、この猫を引き取ることができない吉岡と多恵子の選択は……。 誰もが身につまされること間違いなしの、ユーモアと愛情に満ちた人間ドラマ。 【目次】 日曜日に (その1)/他生の縁/望月盛衰史/日曜日に (その2)/吉岡家の猫/猫に通う/祇園精舎の鐘の声/里親さがし/最後に見た姿/奇特な人/深き淵より/静かな夜のために
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3.0身を切るような秋風がたちはじめたバラクラヴァ。新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ミセス・ローマックスの飼い猫、エドモンドがくわえてきたかつらだった。持ち主にしてローマックス家の下宿人でもあるアングレー名誉教授に返却すべくさがしに出かけると、当の本人は博物館(になる予定のクラブハウス)の裏手で冷たくなっていた。第一発見者になったミセス・ローマックスの要請で駆けつけたシャンディ教授が少し調べただけで、不審な点がいくつも見つかり……? 農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。/解説=澤木喬
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3.6美哉は恋人と別れ、仕事も失い、失意のどん底にいた。痛みを紛らそうと飲みに行き、酔った帰りに猫と青年をうっかり拾ってしまう。紆余曲折あって、謎めいた青年、透と賢い白猫アガサとの奇妙な同居生活が始まる。透とアガサは美哉の日々の悩みやトラブルをただ聞くだけで、まるで安楽椅子探偵のように解決していく。そして謎だけでなく、心も解きほぐしていく。次第に透たちとの関係が心地良くなる美哉だったが――心に染みる日常ミステリ。
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3.6燃え殻さん絶賛! 元カノ青春小説。 永遠だと思った日常は、今の僕には眩しくてもう見えない。 どこか自分の作品と似た匂いを感じました――燃え殻さん お前はひどい奴だよ。でも、歌うしかないんだよ、彼女のことを。 売れないギターデュオ・ネクストマンデイのひとり、野崎周一郎は、相方がこの業界から去り、覚束ない日々を送っていた。そんなある日、偶然居合わせた居酒屋で、人気ミュージシャン・黒沢と飲むことになる。その場で、説教をされ、号泣した野崎だったが、翌日、何事もなかったように黒沢から飲みの誘いを受ける。以降、野崎は、気が付けば頻繁に黒沢と飲むようになった。だが、元カノとの中途半端な交際を指摘されたことをきっかけに、野崎と黒沢は連絡が途絶えてしまう。それから、長い時間が流れた――。
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5.0さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度) 【書籍説明】 もし、愛猫が最後の時、願いがわかれば叶えてあげたい。 そう猫と暮らしたことがある方は思ったことがあるのではないでしょうか。 でも、現実にはどんなに頑張っても難しくて、大きな後悔に涙してしまいます。 だからこそ、小説という世界で叶えてみたかったのです。 【目次】 1.出会い 2.猫の願い 3.約束げんまん 4.はじまりはおやつから 5.2番目の願い 6.カウントダウン 7.最後の願い 【著者紹介】 加藤虹(カトウコウ) 本が好き。 猫が大好き。
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3.0地方国立大学の貧乏女子寮「万葉寮」一帯を縄張りとする野良猫が二匹。一匹はのどをゴロゴロならしては女子から餌をせしめるのが上手な腹黒な白猫くん。一匹は決して毛並みを人に触らせないぶっきらぼうなキジトラ猫くん。そんな彼らの正体は数百年を生きる老獪な猫又で……? とあるトラウマから極端な猫嫌いとなった寮生の圭美は、そんな二匹(二人?)の猫になやまされている。 窓から勝手に部屋に入っては寝床にされ、食料を勝手に拝借してはやれもっと上等な餌を用意しろと嫌味をいわれ、あまつさえ圭美を脅しては猫の問題事に巻き込まれ……。 そんな二匹の猫又と一人の猫嫌いが織りなす、ゆるやかな大学青春模様。
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4.3猫専用の洋裁店を訪れる客たちとそれぞれが選ぶ生き方、NOと言えない女性が出会った『見えるひとにしか見えない』猫、なぜかイケメン同期の飼い猫の世話係に選ばれたOL、愛猫家の店長が営む喫茶店の常連客になったお嬢様、元捨て猫にまつわる「ありがとう」の言葉たち―――人気作家が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。好評につき第二弾が登場! 【目次】猫町洋裁店(かたやま和華)/猫又の小料理屋さん(水島 忍)/七匹もいる!(毛利志生子)/Cafeトラ猫のマスターは猫を愛しすぎている(秋杜フユ)/ありがとう(前田珠子)
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5.0さまざまな専門家たちがなにかの理由で集められた収容所で、男は太軸二段式十字ドライバーを片手に脱獄をはかろうとする表題作『ねじのかいてん』。水で覆い尽くされた世界で逞しく生きる人間の姿を描いた『水域』。ヒーローショーで着ていたウルトラマンのコスチュームが脱げなくなり、ウルトラマンとして生活していくことになった男の数奇な運命を描く『パンツをはいたウルトラマン』。謎が謎を呼ぶ9つの短編小説を収録。巻末には電子書籍版の追加として「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
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3.8イギリス郊外に静かに佇む古い貴族屋敷に、両親と死別し身を寄せている眉目秀麗な兄と妹。物語の語り手である若い女「私」は二人の伯父に家庭教師として雇われた。私は兄妹を悪の世界に引きずりこもうとする幽霊を目撃するのだが、幽霊はほかの誰にも見られることがない。本当に幽霊は存在するのか? 私こそ幽霊なのではないのか? 精緻で耽美な謎が謎を呼ぶ、現代のホラー小説の先駆的な名著。
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3.9周囲に白眼視され孤独に生きる自動車整備士ラリーは、ある事件を契機に疎遠だった少年時代の親友、人種も境遇も超えて友情を育んだサイラスと再会するが……。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)受賞作!ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。
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4.8これまでに「百人一首」を学ばれた方は、本書の解説が類例を見ないこと、そして「百人一首」が、百首で一首の抒情詩だという説に、おそらく驚かれたことと思います。けれど、読めば読むほど、調べれば調べるほど、それ以外に解釈のしようがないのです。 以下、著者講演会での感想文より。 ○涙が出てくる「百人一首」の解説は初めてです。やはり千年前も日本人は日本人なのだと思いました。 ○補助線1本で、幾何の難問が簡単に解けるように、長年の疑問がものの見事に氷解していきました。 ○45分の古典の授業は寝てしまいましたが、90分の小名木先生の講演は興奮と感動でアッという間でした。 ○和歌は日本文化の原点ということが本当によく分かりました。この本は「日本人の魂の書」になると思う。 ○子供たちに文法や知識を教える前に、日本の心を教えないといけない、反省とともにそう強く感じました。 ○恋をして、涙を流して、なよなよと……そんな平安貴族のイメージが吹っ飛んだ! ○和歌の概念がひっくり返るほどのインパクトです。史実に裏打ちされた解釈に反論の言葉もありません。 ○「百人一首」に初めて血の通った人間を感じて、感動の涙をこらえるのに必死でした。 ○文法的な解釈よりも、時代背景を知り、歌人の立場で考えることが、いかに大切かを教わりました。 ○話の内容にビックリ! そして、今までこんなスゴイ解釈がなかったことに、もっとビックリ!!
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3.0これほどのトリック柾木政宗がやらずに、誰がやる。女子高生探偵と助手が挑む奇怪な連続殺人――あなたは真相を見抜けるか?「読者への挑戦状」つき。女子高生探偵のアイと助手のユウは、ひょんなことから遺産相続でモメる一族の館へ。携帯の電波が届かない森の中、空一面を覆う雨雲……外界から閉ざされた館で発見されたのは男の刺殺体だった。遺体に載った巨大な鶴の銅像と被害者の異様な体勢、それらが意味するものとは? 謎解きの最中に第二の不可解な殺人も発生。さらには二人にも魔の手が。やりたい放題ミステリ開幕!「読者への挑戦状」 本作の登場人物数名には、ある重要な秘密があります。私は読者の皆様から、それを巧妙に隠しております。 その秘密は、本作において非常に重要な意義があり、そして作中のあちこちに散りばめられた手がかりに気付けば、誰にでも見抜けることをお約束します。 そのため今ここで、僭越ながら挑戦状を掲げさせていただきます。 登場人物に隠された秘密とは何か。 ぜひ頭をフル回転させて、解き明かしてみてください。 なお、物語の途中で秘密に気付いた聡明な方へ。ネタバレは厳禁でお願いします。 秘密が明かされるには、適したタイミングがあるというものです。 物語のクライマックスだったり、登場人物のターニングポイントとなる瞬間だったり、 そして、事件の真相が明かされるときだったり……。 それでは、ご健闘をお祈りいたします。 作者 拝
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4.1樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。 一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。 日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。 文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。 樺太の厳しい風土やアイヌの風俗が鮮やかに描き出され、 国家や民族、思想を超え、人と人が共に生きる姿が示される。 金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、 読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.6この街は壁に囲まれている。 札幌を襲った天災から十六年、復興という名の再開発事業のせいで、街は高い壁の中にすっぽり収まっていた。 風変わりなその街で育った十五歳の少年・駆は外の世界への憧れを抑えきれずにいた。怖いもの知らずの彼は、街一番の秀才・勇夢と幼なじみの夏月を巻き込み、無謀すぎる脱出作戦を立てるのだが……。 そんな夏の日、放課後の屋上に“過去へ駆ける少女”が落っこちてきて―― !? 悩める彼らの運命が動き始める! 一人の少女が巡る三つの暦。 高い壁に秘められた小さな星のナゾを紐解く、青春ロスタイムストーリー。
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3.6【アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞】 帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父から届いた手紙。ベテランのプロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだ彼は、10日間の休暇をとって帰郷する。だが空港からなつかしき祖父の家に着くと、そこでは頭に銃撃を受けた祖父が倒れていた! 人事不省の祖父を問い詰めることも出来ないバンは、手掛かりを求め、旧知の仲である祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。どうやら祖父は最後の大仕事を行なっていたらしいが……昂奮と哀愁がクロスするサスペンス
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