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〈原野(ワイルズ)〉と呼ばれる沼の森を抱える国ラディスでは、〈小さな仲間〉という生き物がもたらす呪いが人々に大きな影響を与えていた。15歳の少年ケレンは、呪いの糸をほどいて取り除くほどき屋だ。ケレンの相棒は同じく15歳のネトル。彼女はまま母に呪いをかけられ鳥にかえられていたが、ケレンに助けられて以来彼を手伝っている。二人は呪いに悩む人々の依頼を解決し、さまざまな謎を解き明かしながら、原野に分け入り旅をするが……。英国SF協会賞YA部門受賞。『嘘の木』の著者が唯一無二の世界を描く傑作ファンタジイ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年02月25日
「誰にでも錨がある。」
人はみなそれぞれに「闇」を抱えて生きている
人はみなそれぞれに「怒り」を滾らせ生きている
人はみなそれぞれに「恨み」を隠して生きている
「恨み」が隠しきれないほどに大きくなったとき〈小さな仲間たち〉は善意から「呪いの卵」という贈り物をくれる
「闇」に包まれ
「怒...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
★5 呪いに影響された世界を救うため旅にでた少年達… 闘いの果てに得た善悪の答えは #呪いを解く者
■あらすじ
湿地と森で構成される原野が広がるラディスが舞台、この世界ではクモに似た小さな仲間によって、人に呪いをかける力を得ることができる。少年ケレンは呪いを解くことができる特技を持っており、かつて...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
異世界ファンタジー。初めて読む著者ですが、有名な方だったんですね。
呪いの糸をほぐして解く少年と、かつて呪いを受けて鳥に変えられた少女(少年に呪いを解いてもらって、今は人間)の冒険譚です。
壮大な話、かつ細部まで描写が細かく、読み終えるのにけっこうな体力がいりました。
もっとじっくり時間をかけて...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月31日
4冊目。今迄で一番読みやすい。
奇才独特の世界観で、白昼夢へと引き込まれた。これぞファンタジー読書の醍醐味。
彼女でしか味わえないようなイマジネーションの面白さがあります。
今回のテーマ「負の感情」がおりなす世界の
妬み、憎しみ、怒り、憎しみ、恨み、嫉み、執着、不実、不信…
これらを超自然的...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月04日
現実世界にも作中の『書記長』がいて法律や契約を反故した者には死の裁きを…という事であれば、現在、市政に関わる多くの為政者は死を免れないであろう。 今まさにトピックされているキャッシュバック騒動に加担している輩は言わずもがな、選挙活動中『国民のために』とうそぶいた奴らもという事になれば、一体どれだけの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月09日
CL 2024.1.5-2023.1.9
ハイファンタジー。
その世界観をつかむまでに多少の時間はかかる。かなり複雑な構成になっているし。
主題は呪い。
呪い人、呪われた人、呪いを解く者。
虐げられて呪うしかなくなった人もいれば、己の弱い心故に呪う人もいる。
呪いを解かれてもそこで終わりではない。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月10日
人を呪う
それほどまでの恨み辛み、そして悲しみ
呪縛を解き放つための赦しもまた、人の心で
幾重にも積み重なった重いテーマを、小さき二人に背負わせる
指先のかじかみ、節々の痛み、飢え
彼らの痛みは痛烈で今作はまた一段と凄まじい超弩級のダーク加減
最終的には解いた糸が繋がりを持ち始める
これまでにない没...続きを読む
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