配信予定・最新刊

作品一覧

  • 百十三代目の司書見習い
    NEW
    -
    13歳になった子どもがどの職業の見習いになるかが決まる〈召命(しょうめい)〉の日。オリバーを採用したのは図書館の司書だという偏屈そうな老人だった。ところが翌朝出勤すると、師匠になるはずの老司書が発作を起こして死んでしまった。利用者たちは押しかけるし、図書館の本はとんでもない秘密を抱えているし……右も左もわからず途方に暮れるオリバーを助けてくれたのは、謎の少女と何匹もの猫だった。見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ。
  • ささやきの島
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は、作品の内容を鑑み、固定レイアウト型で制作した電子書籍です。文字だけを拡大することができませんので、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できませんので、ご注意ください。また、お読みになる端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。※マイロの父は死者の魂を船に乗せて送り届ける渡し守をしていた。島の住人は死者が出るとその靴を渡し守のところにもっていく。そうしないと死者が島じゅうをさまよい歩いてしまうのだ。ある日領主の娘が亡くなった。ところが領主は娘の死を受けいれず、渡し守から靴を取りもどし、魔術師の闇のまじないで娘をよみがえらせようとする。マイロの父は領主の手の者に殺されてしまい、このままでは島じゅうに死者が放たれる! 怖がりのマイロはなんとか父のかわりに船を出すが……。『嘘の木』の著者による傑作YAファンタジイ。英国を代表する絵本作家エミリー・グラヴェットによる挿絵満載。
  • ガラスの顔
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    迷路のような地下都市カヴェルナの人々は自分の表情をもたず、《面(おも)》と呼ばれる作られた表情を教わる。そんなカヴェルナに住むチーズ造りの親方が、トンネルで痩せこけた幼子を見つけた。ネヴァフェルと名づけられた幼子は、ある理由から外の世界から隠されて育てられる。一瞬たりともじっとしていられない好奇心いっぱいの少女に成長したネヴァフェルは、ある日トンネルを抜けだし街に出てしまい、そこで奇しくも国全体を揺るがす陰謀のただ中に放り込まれるが……。『嘘の木』の著者が描く、健気な少女が大活躍する冒険譚。カーネギー賞候補作。
  • 呪いを解く者
    4.1
    1巻3,999円 (税込)
    〈原野(ワイルズ)〉と呼ばれる沼の森を抱える国ラディスでは、〈小さな仲間〉という生き物がもたらす呪いが人々に大きな影響を与えていた。15歳の少年ケレンは、呪いの糸をほどいて取り除くほどき屋だ。ケレンの相棒は同じく15歳のネトル。彼女はまま母に呪いをかけられ鳥にかえられていたが、ケレンに助けられて以来彼を手伝っている。二人は呪いに悩む人々の依頼を解決し、さまざまな謎を解き明かしながら、原野に分け入り旅をするが……。英国SF協会賞YA部門受賞。『嘘の木』の著者が唯一無二の世界を描く傑作ファンタジイ。
  • 影を呑んだ少女
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    メイクピースはずっと母とふたりで暮らしていた。悪夢にうなされるたび、母は怒った。メイクピースは幽霊を憑依させる体質だから、抵抗しなければいけないというのだ。そんなある日、ロンドンで暴動に巻きこまれ、母が命を落としてしまう。残されたメイクピースのもとへ会ったこともない亡き父親の一族から迎えが来た。父は死者の霊を取り込む能力をもつ旧家の次男だったのだ。父の一族の屋敷で暮らし始めたメイクピースだったが、屋敷の人々の不気味さに嫌気がさし、逃げだす決心をする。『嘘の木』の著者が17世紀英国を舞台に描く歴史大作。/解説=杉江松恋
  • ネイサン・チェン自伝 ワンジャンプ
    4.5
    北京五輪のフリーで5度の4回転ジャンプを決め金メダルを獲得したネイサン・チェン。 その栄光の裏には、想像を絶する苦悩の日々、家族やチームとの絆があった。 トップスケーターが舞台裏を語り尽くす貴重な回顧録。 プリウスで32万キロ移動しながら技術を高めた2011年/名コーチ・ラフの教え「一歩さがって迂回せよ」/4回転習得と引き換えに悲鳴をあげた股関節/追い詰められた平昌「リンクから出ていきたい」/「タイガー・マザー」の母との葛藤/北京直前のプログラム変更決断……クワドキングが赤裸々に綴る、金メダル獲得までの物語。 [目次] はじめに ベラ・ウォン プロローグ 第1章 はじまりのころ 第2章 スケート生活 第3章 アメリカの希望(ホープ) 第4章 恐怖心 第5章 新たな挑戦 第6章 パンデミック 第7章 支えてくれる人たち 第8章 別の道筋をたどって 第9章 2度めのチャンス エピローグ 謝辞
  • カッコーの歌
    4.2
    1巻1,400円 (税込)
    「あと七日」意識を取りもどしたとき、耳もとで笑い声と共にそんな言葉が聞こえた。 頭が痛い……。わたしは……わたしはトリス。昨日池に落ちて記憶を失ったらしい。少しずつ思い出す。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、憎んでいる、そしてわたしが偽者だと言う。なにかがおかしい。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つサスペンスフルな傑作。英国幻想文学大賞受賞、カーネギー賞最終候補作。/解説=深緑野分
  • 嘘の木
    4.1
    1巻1,300円 (税込)
    高名な博物学者のサンダリーによる大発見、翼のある人類の化石。だがそれが捏造だとの噂が流れ、サンダリー一家は世間の目を逃れるように島へ移住する。だが噂は島にも追いかけてきた。そんななかサンダリーが謎の死を遂げ、父の死因に疑問を抱いた娘のフェイスは密かに調べ始める。父が遺した奇妙な手記、嘘を養分に育ち真実を見せる実をつけるという不思議な木、フェイスは真相に辿り着くことができるのか。19世紀イギリスを舞台に、時代の枷に反発し真実を追い求める少女を生き生きと描いた、コスタ賞大賞・児童書部門賞ダブル受賞の傑作。

ユーザーレビュー

  • ささやきの島

    Posted by ブクログ

    出てすぐに読んだのに登録しわすれてた。
    表紙も、なかの絵も美しくて、本の姿もすばらしい1冊。
    こんど読み返そう。

    0
    2025年10月30日
  • 嘘の木

    Posted by ブクログ

    嘘を栄養分に成長して実を成らせる嘘の木。ファンタジーだから、好き嫌いは分かれると思う。でも、児童文学としての位置付けならば、思春期の何者でもない中途半端な時期に主人公が父の死の秘密を解き明かし、母の生きるすべを許していく子どもの成長の物語とも言える。そして、自分の進むべき道を見出していく。
     決して幸せな話ではないが、作者の緻密な文章に引き摺り込まれる内容。そして、最後には主人公フェイスがこれからどのように成長するのか、博物学者としてこの時代に生活していけるのか、いろいろ考えてしまう。余韻のある作品。

    0
    2025年07月26日
  • ガラスの顔

    ハーディングの作品はこれで4冊目。いつにも増して凝った世界観で、珍しく物語に入り込むのに少し時間のかかってしまった作品でしたが、最後まで読んで、あぁやはりハーディングらしい、イギリスの王道ファンタジーだと納得がいきました。ぜひ皆様に読んでほしい一冊です。

    0
    2025年04月23日
  • 嘘の木

    Posted by ブクログ

    人生経験で人の見え方や世の中の見え方がガラッと変わることを教わった。
    主人公の知性の解放、推理、登場人物の豊かなキャラクター、物語が一転二転するにつれて深まる推理や、女性の格差社会の時代背景などすべてのギミックがハマった。
    過去に大切にしてきた自分の価値観と現実どちらも認めて、前に進み出す主人公や女性達の生き様がかっこよかった。
    読後感も気持ちよく、主人公がかっこいい。
    また読み返しても味わい深いと思う。

    0
    2025年04月16日
  • 影を呑んだ少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フランシス・ハーディングの邦訳3作目。
    今作も、戦わざるを得なくなった少女の物語。「嘘の木」「カッコーの歌」と比べると、先の読めない意外な展開が多い。

    17世紀イギリス。母親に先立たれたメイクピースは、死んだ父の生家に引き取られる。ただそこは、母が何かから逃げてきた場所でもあった。内戦の音が近づく中、奇妙な父の親族たちから逃げ出すことを決めたメイクピースだったが。。。

    舞台はピューリタン革命の足音が聞こえる内戦状態のイギリス。ジャンル的には歴史冒険ファンタジー。過去作にはないほど、史実である内戦の影響が物語に影を落とす。
    非常にミステリ要素のある展開というか、先の読めない展開があるため、事

    0
    2025年04月04日

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