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Posted by ブクログ
白いヤギと黒いヤギさんの本棚から
やっぱり手紙とか食べちゃうんでしょうか?(食べるか!)
はい、ダークファンタジーの名手ハーディングの『ささやきの島』です
題名がいいね〜
想いの話だった気がする
親の想いの話だった気がする
結局さ、信じることなんよ
信じて裏切られることもあるかもしれん
でもさ自分の想いを押し付けることが、果たして子どものためになるんだろうか
受け入れられないこともたくさんあると思う
でも信じて任せることで、そしてしっかりと見守ることで、自立の道を示すのが親の役目なんじゃなかろうか
なーんて、偉そうなこと言ってしまったけど、ぜんぜん出来てません
ムズいっす
このお話は児童向けのお話なんだけど、親に向けたお話でもあった気がする
あーそうか児童文学ってだいたいそうだよね
だからみんな一生懸命絵本読むのか
絵本を読んで親ってものについて勉強するんやな
Posted by ブクログ
ハーディングの短編
今までで一番読みやすいけれど、しっかり読み応えもある
ハーディングらしい子供が主人公のブラックファンタジー
詩と死を通して主人公と思いを残した者が成長する姿と、ハーディングの言葉のオシャレな紡ぎ方を楽しめた
電子書籍で読んだが、電子書籍も絵付きで本文も画像のためにテキストを拾ったりハイライトが入れられないのと文字が小さいのが老眼にはちょっと読みづらい… ピンチがやっかい
あと彼女の文章にたくさん挿絵をつけてくれちゃうのは楽しみを半分取られるような気分なので個人的にはいらないです
児童書扱いとするのはちょっと違うかと思う
挿絵は多いが中身は濃厚
日本で訳されている作品には外れがない。挿絵が多く、いつもより短くてシンプルな筋立てだが、いつも通り濃い人生が描かれる。敵に追われ、妨害を乗り越え、舟を進める少年。父に教えられた道を必死にたどるが、なかなかうまくはいかない。ネタバレになるので難しいことは脇に置くと、手に汗握るストーリーは単純におもしろいです。
Posted by ブクログ
「嘘の木」の著者フランシス•ハーディングの最新作はイギリスの絵本作家エミリー•グラヴェットの挿画が付いた120ページの短編。この挿画がよくはまっていて素晴らしい。
マイロの父親は死者の魂を船に乗せて送り届ける渡守り。島の住人は死者が出るとその靴を渡守りのところへ持っていく。渡守りの仕事は、兄のレイフが引き継ぐことになっていた。そんなある日、領主の娘が亡くなり、父親は靴を受け取った。ところが領主は娘の死を受け入れず、靴を取り返そうとする…
死とは何か、生きるとはどういうことかを問いかけるファンタジーとして大一級の傑作だと思います。
父親がマイロではなく兄のレイフを後継者に指名したのは何故か。マイロと同じ14歳の若さで亡くなった領主の娘ガブリエルの望んでいた未来とは何だったのか、読み進めるうちに少しずつ明らかになっていきます。少年マイロの成長の物語として読むこともできます。お薦めです。
Posted by ブクログ
世界の運命を決する戦いに巻き込まれてゆくわけではない。死と生の均衡を保ち世界を救うために旅に出るわけでもない。
渡し守は、霧深い小さなマーランク島で、なすべき仕事を粛々と果たす存在だ。
敬意は払われていても、あくまでも職人として、家業として、死者が島に留まって災いを招かないように、壊れた塔の島へと船で運び続けてきた。
渡し守に向かないと父に告げられた少年が、悲しみや怯えに屈っしそうになりながらも、父のやりかけた仕事を引き継いで船を出すのは職責を全うする意志からだ。
この父と息子の厳しくも認め合う関係性が、死とは何かという幻想的な物語の芯となっている。
死者に思いを巡らし、死者の声に応えることは、仕事に必要ないどころか命取りでもある。
耳を塞ぎ、心を閉ざすのが必然。
感受性や共感する心を持ちながら、渡し守として生きることは、どう考えてもしんどいことに思えてくる。
優しさゆえに死者が残してゆく想いを受け取って生きることは、ときとして重荷を背負っていくことに他ならないのだから。
それでも、人は死に方だけでなく、生き方も選べない。ただ自分だからできることを、ただ自分らしく精一杯にやって、生きる。
決意とも違う、少年の柔らかな覚悟がさわやかだ。
Posted by ブクログ
魂の息吹と囁きが読み手まで伝わってくる… 夢の中を冒険しているようなファンタジー #ささやきの島
■あらすじ
主人公マイロの父は死者の魂を島に送りだす仕事の渡し守をしていた。父の仕事に憧れているマイロだったが父からは渡し守には向いていないと言われていた。
ある日、領主の娘ガブリエルが亡くなってしまうが、領主は娘の死が受け入れられなかった。そのトラブルに巻き込まれた父は殺されてしまい、島に死者の魂が放たれてしまう。
マイロは父の任された渡し守の仕事を引き継ごうとするが…
■きっと読みたくなるレビュー
いつもファンタジーな世界に誘ってくれるフランシス・ハーディング。今回の作品はかなり短めなお話で120ページ程度、挿絵満載な児童向けの一冊になっています。ただし、内容はいつもの通り濃厚濃密、じっくりと空想力をつかって読むようにしましょう。
もうね、例によって世界観が鬼エグなのよ。夢の中を大冒険してるのかいってくらい、果てしない空間に誘ってくれる。
海、山、島、船、風、空、そして人間と魂。たくさんの息吹と囁きが読み手まで伝わってくるんよ。特に今回はキュートな挿絵も挟まれ、ページをめくるだけでうっとりとしちゃいますね。また表紙や挿絵も幻想的で素敵すぎるんです。ぜひ子どもたちに読んで欲しい!想像力が膨らむこと間違いなし!
主人公のマイロ少年、なぜ彼は父からは渡し守には向いていないと言われているのか。誰もよりも思いやりある優しい子、だからこそ父は死者に隙をつかれてしまうと思っていた。確かにマイロは自分に自信がなかったのですが… 彼の行動、選択を噛み締めていくうちに、父も読者も心を動かされていくのです。
冒険が終わった後、人々がどう慰めを得ていくのか、そしてマイロのこれからはどうなるのか。ページが終わりに近づくたび、しっとりと心が満たされる作品でした。
■ぜっさん推しポイント
本作のテーマは「生と死」 人間がいかに生へ執着しているのか、その理由や愚かさが描かれています。死というものは辛く悲しいものですが、受け入れるものでもあります。
そしてもうひとつのテーマ「優しさと強さ」 人のために労力を使い、自身を犠牲にすることがどれほど難しいことなのでしょうか。少年の覚悟し、成長していくことで「優しさと強さ」を手に入れていくのです。
我が息子にも読ませたく勧めてみたのですが、まるで興味を示してくれませんでした。ですよねー
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