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Posted by ブクログ
「ひみつの友だち」ものは、それだけでワンジャンルできるほどたくさんあるけど、ひみつの友だち視点で書かれたものというのはついぞ読んだことがない。そういう意味ではほんとに奇想天外。
しかもよく正体のわからない男とそのひみつの友だちも出てくるし(これがまたこわい!)頭のなかにいっぱい「?」が飛び交って、最後も謎が解けたような解けないようななんだけど、しまいにはジーーーーン。
この本は、完全に大人視点で読んだな~。ママのリジーがいいんだよね。クラスメートのママが、娘がひみつの友だちが見えると言い出したとたんうろたえて精神科に連れていくところが茶化して描いてあるけど、親になったらそういうふうになってしまう人はたくさんいる。子どもがオタクでも引きこもっても、ずっと「大丈夫」と信じて待つのはなかなかむずかしいことなのだ。
なんかいっぱい暗喩めいたものが込められていて、ちょっと読んだ人と語り合いたい感じがした。
あ、それからエミリー・グラヴェットの挿絵がほんとにいい。これは愛蔵版になりそう。ページの下隅の小鳥さんはいったい何者? いろいろ気になるなー。
Posted by ブクログ
「見えないお友だち」の物語。
想像力豊かなアマンダとアマンダのつくりだしたラジャー。ふたりは大の親友だったけど、ある日アマンダが事故にあって、ラジャーはどんどんうすくなっていってしまう。見えないラジャーの風変わりな冒険譚。
想像力豊かな子どもがつくりだす「見えないお友だち」がでてくる作品はおおいけれど、「見えないお友だち」の方が主人公のものはめずらしい。ファンタジーを交えて想像力あふれる子どもの世界を描く一方で「見えないお友だち」を信じない子や親たちも描いている。ラジャーの存在を信じてくれるアマンダのママがとてもいい。おめでたいただのハッピーエンドじゃない終わり方もすき。わりとコミカルな語り口なのに、しっかりと表現するところはしていて読みやすいのに深い。それに、エミリー・グラヴェットさんの挿絵が物語を本当に引き立てていてとてもいい。
Posted by ブクログ
ラジャーはアマンダが想像力で生み出した男の子。親友のふたりは夏休み中、冒険をして遊んでいた。ところが、アマンダの家にバンティングという派手なアロハシャツの男が訪ねてきてからふたりに恐ろしいことが起こり始める。「見えないお友だち」をめぐる勇気と冒険と友情の物語。
バンティング氏と女の子がとても怖かった。挿絵も不気味で怖さに拍車がかかる。アマンダの想像力はあらゆる場所を冒険の場に変えてしまう素晴らしいものだと感心した。そしてアマンダのお母さんが素敵。見えなくてもラジャーの存在を受け入れ、アマンダの好きなように冒険させてくれる。児童文学の子どもの冒険は親の存在が希薄なことが多いけれど、アマンダのお母さんはすべてを受け入れ、子どもの味方で居てくれる最高のお母さん。こんな大人になりたいと思った。
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小説・文芸
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