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この街は壁に囲まれている。 札幌を襲った天災から十六年、復興という名の再開発事業のせいで、街は高い壁の中にすっぽり収まっていた。 風変わりなその街で育った十五歳の少年・駆は外の世界への憧れを抑えきれずにいた。怖いもの知らずの彼は、街一番の秀才・勇夢と幼なじみの夏月を巻き込み、無謀すぎる脱出作戦を立てるのだが……。 そんな夏の日、放課後の屋上に“過去へ駆ける少女”が落っこちてきて―― !? 悩める彼らの運命が動き始める! 一人の少女が巡る三つの暦。 高い壁に秘められた小さな星のナゾを紐解く、青春ロスタイムストーリー。
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Posted by ブクログ
3つの時代をそれぞれ異なるヒトの視点で書いた話です。どの時代にも未来から過去へと遡る、こよみという少女が出てきます。
主人公たちはそれぞれ異なる悩みを持っていて、物語を通して考え方を変えていきます。他の時代でも彼らが出てきたりその影響が出ていたりします。そして、読み進めていくうちに、再開発事業によって札幌の周りに作られていった壁の正体がすこしずつ見えていきます。
こよみが旅立つシーンは彼女の覚悟にとても感動しました。
ただ、最後の章は――人によって解釈も変わると思いますが――それまでの物語が機械の中だけで起こった無意味なものに思えてしまい、あんまり好きではないです。
Posted by ブクログ
震災に見舞われて大規模な被害を受けた札幌
復興のための再開発が進められていくなか
いつのまにか町を囲むように建設された巨大な壁
閉塞感に先が見えず、ここから出たいと切望する主人公の目の前に
突然、1人の女の子が降ってきた
白銀の髪に大きなバックパック
そして印象的な青いペンダントを首からさげたその少女は
遠い遠い、
遥かな未来から落ちてきたのだ——
*
面白かったと思う!
テーマも興味深かったし、章タイトルなんかの付け方も好き。
壁の中と外で対立があって、
というような流れで進むのかと思ったら
物語は全く違った様相を呈していき…
何故、札幌を囲うように壁が建設されているのか?
札幌の外の世界はどうなっているのか?
少女はどうして未来からやってきたのか?
展開が気になるお話でした。
ただ一つだけ
”——、それはなになにだ。”
という表現多用しすぎ笑
例えばこれ
「——確かにとても美しい、それは光景のようだった」(316p)
ことここに関しては文章もおかしいし笑
作者のお気に入りの表現なんだろうなぁというのはわかったけども、
こう頻発されると、イラッときてしまいます。
せっかく綺麗な文章表現とかもあるのに、ちょっと台無し。
これは、よほど印象づけたいシーンで使った方がいいなと
私的には思うので
一作品に使って2回くらいじゃないかなぁー
マイナスでした
あとラストは、辻褄としてはカッチリ合って
なるほどーと思えたけど
なんか悲しいというか虚しいというか。
やるせない。
結局は何もかも、無駄なんだねぇ…
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