作品一覧

  • 水曜日が消えた 【電子特典付き】
    3.7
    1巻759円 (税込)
    僕は1週間のうち、火曜日しか生きていない。 他の曜日は、まったく違う人格の僕が生きている。 でも火曜日は図書館も閉まっているし、飲食店も休みだし、ちょっと退屈だ。 そんなある日、目覚めたらそこは水曜日だった。 火曜日の僕は、水曜日に生きている。つまり、水曜日が消えた。 自分自身とは何なのか。人を愛するとはどういうことか。 中村倫也主演の衝撃作、感動のノベライズ。 ※電子書籍には特典として、映画の設定資料を収録。
  • 終わらない夏のハローグッバイ
    3.3
    1巻825円 (税込)
    二年間、眠り続ける幼馴染の結日が残した言葉。「憶えていて、必ず合図を送るから」病室に通う僕に限界が来たのは、夏の初めの暑い日だった。もう君を諦めよう――。しかしその日、あらゆる感覚を五感に再現する端末・サードアイの新機能発表会で起こった大事件と同時に、僕に巨大な謎のデータが届く。これは君からのメッセージなのか? 世界が一変する夏に恋物語が始まる!
  • シンドローム×エモーション
    -
    1巻737円 (税込)
    “悪夢の日(ミラージュ・デイ)”。それはスノウホワイト・シンドローム(SWS)が初めて確認されてから数年後に世界を襲った、災厄だ。各国で同時に覚醒したSWS患者がみな一様に正気を失い、力――“正夢(コネクト)”をもって破壊の限りを尽くしたこの出来事を境に、彼ら“覚醒者(コネクター)”は世界の異物と見なされ……その居場所を失った。そんな彼らが辿る道はふたつにひとつ。世界に反旗を翻し反社会的な行動に走るか、そんな者たちを取り締まる側に回るかだ。治安維持組織「Seventh」に所属する千歳環は、他人の正夢を複製・備蓄し、任意に使用できるという特性を持っている。しかし正夢とは、覚醒者の強い――多くの場合は負の――感情が源となった、いわば心の傷そのもの。それを好きに使える環は、同じ覚醒者からも孤立した存在だった。そんなある日、環はテロ組織「焔の魂(アイアン・ソール)」に占拠された病院にて、ひとりの覚醒者の少女と出逢う。自らが保護した彼女の教育係となった環は、少女――ニコラとのふれあいを通じ、長らく身を苛んでいた孤独が融解していくのを感じていた。しかし、ニコラを連れて臨んだ初任務。焔の魂の悪意がまたも二人に忍び寄り……
  • 優しいサヨナラの遺しかた とある終幕プランナーの業務記録
    3.4
    1巻649円 (税込)
    童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った謎の美少女・小日向しるし。彼女は、依頼主の希望どおりに人生の最期を演出する“終幕プランナー”だと名乗るのだった。 葬儀屋とも納棺師とも違い、この世を去った依頼主に代わって彼らが遺したかった物を守り、遺したくなかった物を処分するのが仕事だという彼女。その足跡を追って辿り着いたのは小日向人生相談所という怪しげな事務所で……。 とある能力を買われ、そこで働くことになった読。彼は、老若男女様々な依頼主が望んだ十人十色の“サヨナラ”を目の当たりにするのだが――。
  • ネバー×エンド×ロール ~巡る未来の記憶~
    3.6
    1巻649円 (税込)
    この街は壁に囲まれている。 札幌を襲った天災から十六年、復興という名の再開発事業のせいで、街は高い壁の中にすっぽり収まっていた。 風変わりなその街で育った十五歳の少年・駆は外の世界への憧れを抑えきれずにいた。怖いもの知らずの彼は、街一番の秀才・勇夢と幼なじみの夏月を巻き込み、無謀すぎる脱出作戦を立てるのだが……。 そんな夏の日、放課後の屋上に“過去へ駆ける少女”が落っこちてきて―― !? 悩める彼らの運命が動き始める! 一人の少女が巡る三つの暦。 高い壁に秘められた小さな星のナゾを紐解く、青春ロスタイムストーリー。

ユーザーレビュー

  • 水曜日が消えた 【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    書籍化していることを知らなかった
    映画を先に観ていた
    当たり前のことだけど
    本を読むことで
    物語の世界が広がって
    理解が深まる。なるほどー、と

    この作品は あとからジワジワくる

    まっさらな まだ何物でもない自分
    可能性の塊
    何にでも どうとでも変われる私という存在
    希望と意欲が生まれる物語だ
    死ぬまでずっと
    丸ごと私の時間があるという
    当たり前だけど 特別な事に感謝する

    読み心地もよくて
    映画の影響で頭の中は
    始終 中村倫也だけど。。。笑
    登場人物の心情に深入りして
    メンタルが危ぶまれる私の読み方
    ギリギリのラインで
    そらしてくれた
    危なかった…

    7人みんなが個性的
    それぞれの生活や思

    0
    2025年07月10日
  • 水曜日が消えた 【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    映画を先に観たけど、映画でこれはどういう意味なんだろうと疑問に思った部分でも小説では詳しく書かれていたので分かりやすかった。
    小説を読んでから映画を観ると物足りなく感じるので、どちらを先にするか迷ってる人は自分みたいに映画を先に観て、内容を補完する形で小説を読むほうが良いかも。

    0
    2021年08月19日
  • 水曜日が消えた 【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    曜日ごとに人格が切り替わる多重人格の中の「一番平凡」な火曜日の人格が主人公。ある日いつもと違う水曜日に目覚めて、火曜日にはない楽しみがある水曜日を知る。火曜日にハッピーになって欲しくてはらはらしながら一気読みでした。

    0
    2020年10月27日
  • 優しいサヨナラの遺しかた とある終幕プランナーの業務記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絵師さんとあらすじから購入。久々の良本でした!数日前から読む中の状態でしたが実質2日で読みました。ファンタジー要素が少なくないのですが「死」が現実味を出していて改めて「死」について実感させられました。あと童話にも深い想いがあるのだなと感じました。

    0
    2013年08月04日
  • ネバー×エンド×ロール ~巡る未来の記憶~

    Posted by ブクログ

     3つの時代をそれぞれ異なるヒトの視点で書いた話です。どの時代にも未来から過去へと遡る、こよみという少女が出てきます。
     主人公たちはそれぞれ異なる悩みを持っていて、物語を通して考え方を変えていきます。他の時代でも彼らが出てきたりその影響が出ていたりします。そして、読み進めていくうちに、再開発事業によって札幌の周りに作られていった壁の正体がすこしずつ見えていきます。
     こよみが旅立つシーンは彼女の覚悟にとても感動しました。
     ただ、最後の章は――人によって解釈も変わると思いますが――それまでの物語が機械の中だけで起こった無意味なものに思えてしまい、あんまり好きではないです。

    0
    2012年07月10日

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