本田壱成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書籍化していることを知らなかった
映画を先に観ていた
当たり前のことだけど
本を読むことで
物語の世界が広がって
理解が深まる。なるほどー、と
この作品は あとからジワジワくる
まっさらな まだ何物でもない自分
可能性の塊
何にでも どうとでも変われる私という存在
希望と意欲が生まれる物語だ
死ぬまでずっと
丸ごと私の時間があるという
当たり前だけど 特別な事に感謝する
読み心地もよくて
映画の影響で頭の中は
始終 中村倫也だけど。。。笑
登場人物の心情に深入りして
メンタルが危ぶまれる私の読み方
ギリギリのラインで
そらしてくれた
危なかった…
7人みんなが個性的
それぞれの生活や思 -
Posted by ブクログ
3つの時代をそれぞれ異なるヒトの視点で書いた話です。どの時代にも未来から過去へと遡る、こよみという少女が出てきます。
主人公たちはそれぞれ異なる悩みを持っていて、物語を通して考え方を変えていきます。他の時代でも彼らが出てきたりその影響が出ていたりします。そして、読み進めていくうちに、再開発事業によって札幌の周りに作られていった壁の正体がすこしずつ見えていきます。
こよみが旅立つシーンは彼女の覚悟にとても感動しました。
ただ、最後の章は――人によって解釈も変わると思いますが――それまでの物語が機械の中だけで起こった無意味なものに思えてしまい、あんまり好きではないです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読後すぐに誰かと、あーでもない!こーでもない!と盛り上がりたい衝動に駆られた一冊。
こんな設定が思いつくのはどんな人よ?と思って調べたら、これはノベライズなんですね。ということは脚本家の脳味噌がすごいのか。
御都合主義な流れも気にならないではない。でもこんなキテレツな設定に「現実的じゃない」とか「うまくいきすぎ」とか言うのは野暮な気もするので、手放しで面白かった!と褒めておく。
しかし瑞野さんと水曜日の件がペンディングのままラストがハッピーエンドっぽく納められていることにモヤモヤ。
これ、瑞野さんさえ事情を理解して納得できればうまく行くのかなー。
多分一ノ瀬はきっと誰よりも7人を独立し -
Posted by ブクログ
ネタバレ誕生月の映画館の割引を使いたくて観た映画。期待以上に面白かったのでノベライズを購入。
映画で「僕」たちの生活を映像で把握していたので物語にスムーズに馴染めた。また映画では説明無かった(と思う)凝った家に住めている理由、経済的なことなど不明点を補ってもらえた。
映画を観た時は1人の人物が7つの人格に分かれているというより、1人分の身体に7人が住み着いている、というように感じた。同じ身体を共有していながら決して顔を合わせることが7人。自分以外に6人と共同生活をしているのに誰とも会えないというのは、かなり孤独なことかもしれない。小説では更にそんな印象を強く受けた。
それを払拭してくれるエンディングは -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画が面白そうで、ノベライズがあるとの事だったので手にとって見ました。
1週間で毎日それぞれの人格が変わる僕。
火曜日の僕は一番平凡でハズレ。ひょんな事から、何故か水曜日なのに火曜日のままでいられる様になり…
奔放な月曜に比べると火曜日は平凡だけど穏やかな性格で、主人公格で進んでいくけど、ラストの方がアッサリで拍子抜けでした。途中まで、誰が裏切者なのかドキドキしてましたが、割とすぐに判明したのも意外でした。
初恋よりも、身近でずっと一緒に居てくれた人とのハッピーエンドは良かったけど、もう少し瑞野さんの事掘り下げて欲しかったです。 -
ネタバレ 購入済み
映画とは少し違うがこれもまた良
中村倫也さん好きにはたまらない同名映画のノベライズ本です。
映画を観た後に答え合わせの感覚で読みました。
ほぼほぼ映画に忠実ですが、ラストに向けての展開が少し違います。
しかしながらこれもまた良し。
個人的には映画を観てからの読書をお勧めします! -
Posted by ブクログ
ネタバレ古本屋でタイトル買いしました。
某楽曲とタイトルが似てるなー、と思って。
こういう世界観はとても好みで、一つ目の話は夏の雰囲気が特に漂っててすごい引き込まれました。
ただ、この話が最後まで続くのかと思ったら章ごとに主点と時代が変わって少し残念。
読み終わった後は、このような話特有のしつこい余韻というか、解決しない感がやっぱりありましたね。SF感が生み出された最後の章は私的には蛇足に思いました。確かに最後の設定のおかげでこよみの能力とか行き先ととかが曖昧な理由がカバーできましたけどね。
カノンみたいにこよみがプログラムを凌ぐ存在になったりして、最後に一言言ってくれたらだいぶ印象変わったかも。