本田壱成のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あらゆる感覚を再現できる端末「サードアイ」が発明された近未来で、目を覚まさなくなった少女を巡る一夏の物語を描いた小説。
この小説はSF要素がとても強い作品であり、表紙やキャッチコピーにあるような恋愛要素やノスタルジー感はとても少ないため、そういうのを期待しているとギャップで満足度が著しく減少すると思う。
SF小説としてはまあ普通だと思う。強いて言うならサードアイの設定が難しくて、特に終盤に近づけば近づくほどよく分からなくなるくらい。
あと、キャラクターも見たことのあるテンプレ的キャラが多い気がする。主人公はよくある達観・有能系だし、それについてくる親友的ポジションのキャラもいるし、目を覚 -
Posted by ブクログ
火葬場で見かけた少女が、父親が死んだというホテルに
違う名前で現れた。
死後の片づけ、は大事です。
人間見られたくないものの、ひとつやふたつは
家の中にあるものです。
こんな職業があるならば、ちょっと利用してみたいかも?
父親が依頼した『片付け』は、一体なんだったのか。
自分の能力を最大限に生かせそうな職場にて
せっせと働きながらしろうとするわけですが
まさかのもう一人、という。
想像する事は出来ても、理解する事は難しいですから
それだけでも分かり合える相手がいたら、いいのやも。
しかし3話目の高校生…ヘタレというか、何というか。
幸運をゲーム内で使い果たしたのでは? と
疑いたくなる真