ねなしぐさ 平賀源内の殺人

ねなしぐさ 平賀源内の殺人

799円 (税込)

3pt

3.8

天下の奇人か、稀代の天才か――
日本中を漂流した男・平賀源内の死の謎に迫る!

「平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。ショッキングだけど、歴史上は確かにそういうことになっている。
しかし本書は、その史実を鵜呑みにしていいのか、磊落な天才の人生の行き着く先に、他の希望の道はなかったのだろうかと問いかける物語だ。ラストの二行が胸にしみる」
――宮部みゆき 「読売新聞」2020年4月19日付

身分は侍、本業は本草学者。医学や蘭学、鉱物の知識にも明るく、戯作者、発明家といったよろずの才を持つ平賀源内。ある朝、彼が自宅で目を覚ますと、部屋には男の亡骸が転がっていた。知らせを受けて駆けつけた杉田玄白の前には、脇差を手に持ち、茫然自失とする源内の姿があり、記憶がないとただ首を振るばかり……。稀代の天才の身にいったい何があったのか。

(著者プロフィール)
乾緑郎
1971年、東京都生まれ。2010年に『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞を受賞。他の著書に「鷹野鍼灸院の事件簿」シリーズ、「機巧のイヴ」シリーズ、『愚か者の島』など。

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ねなしぐさ 平賀源内の殺人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平賀源内と言えば『土用の丑の日』で鰻屋を儲けさせたプロデューサー!
    『エレキテル』(使途不明)なるものを作り出した発明家!?→本書ではエレキテルがどういうものかの説明あり
    はたまた、絵を描き、戯作を書き、蘭学者で植物学者で陶芸もこなし、金山も掘り当てる非常にマルチな才能を持つ男!現代であればインフル

    0
    2022年06月22日

    Posted by ブクログ

    平賀源内の最期に何があったのか。
    あの事件の真相は。
    史実としても、あそこから生き残っていたという説も(可能性は低いとはいえ)あるらしい。
    冒頭のあの事件は、実際に起こっているんだよね。。。
    そして、その後に語られる話の意味、そうきたか。
    あの事件に至るまでの源内さんが周囲の人の視点から語られる。志

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    時代小説を読んでいると、頻繁に登場する「平賀源内」
    現代で言うなら「多方面にわたるプロデューサー」であろうか?

    自分から藩主に、他の藩には仕えないということを約束し、自分の自由気ままな好奇心のままに、生きてきた人。

    その顛末を物語に。

    実に面白かった!

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。歴史上はそういうことになっている。しかし、本書は???

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    平賀源内という、名前は有名だけどあんまりよく知らない人を題材にしたミステリー。ヘンテコな人物だったのか、と初めて知った。時が前後するのが読みにくかった。ラストはいまいちかな。

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    実在した人物を基にしたフィクションは、苦手なのだけど、乾緑郎さんは読んでしまう。
    そして、面白く読めた。さほど会話や説明的文章があるわけではないが、キャラクターがいい。日本史の教科書や便覧的なものを再確認したくなった。

    0
    2022年06月17日

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