作品一覧

  • 真田幸村の妻
    3.3
    1巻440円 (税込)
    慶長五年、関ヶ原の戦いで西軍に与した真田昌幸・幸村父子は敗北し、高野山に蟄居となった。幸村に同行する妻・竹姫と子供たち。だが、高野山は女人禁制の地。妻子は夫と別々に暮らさなければならない。帰るべき実家を失った竹姫たちを待ち受けていたのは、過酷な日々であった。――綿密な取材と厖大な史料を駆使し、戦国武将の妻の視点から描いた長編歴史小説!
  • 信玄の正室(つま)
    -
    1巻550円 (税込)
    三条公頼(さんじょうきんより)の次女・倫子(みちこ)は武田晴信(信玄)に嫁ぐ。二人は仲睦まじく暮らし、子宝にも恵まれた。父・信虎を追放し、武田宗家を継いだ晴信は、外征だけでなく、内政の充実も図る。一方、倫子は三男の病死に続き、父・公頼の非業の死に嘆き悲しんでいた。そんな折、夫と嫡男・義信が対立。夫は、逆意ありと義信を籠舎(ろうしゃ)させる。茫然自失(ぼうぜんじしつ)の倫子は……。
  • 濃姫孤愁
    3.0
    1巻660円 (税込)
    信長の正室・濃姫(帰蝶)の、戦国ゆえの波瀾の生涯。父・道三と夫・信長との間で揺れ動く女心。――道三は、嫁ぐ愛娘に「三郎(信長)が、まこと評判通りのうつけであれば、この刀で刺せ」と短刀を贈った。「承知いたしました。ですがこの刀は父上を刺す刃となるやも知れませぬ」……父・道三を気づかいながら、信長の正室として、愛と悲しみの日々を送る濃姫の、波瀾の生涯。ほかに「義元の首級」「冑の的」を収録。
  • 築山殿無残
    -
    1巻660円 (税込)
    養父・今川義元の命で、家康に嫁いだ瀬名姫は、一子・信康をもうけ、築山殿と呼ばれた。今川、織田、徳川一門の確執を背景に、家康は、信長の女を信康の正室に迎えた。渦まく政略の中の嫁姑の葛藤、今川崩壊、信康切腹、築山殿刺殺! 時の歪みに翻弄される戦国女人の哀れを、史料を駆使し鮮やかに描く、本格歴史小説。松本清張氏も絶賛した「築山殿刺殺事件」の真実!
  • 火怨の城 信長の叔母
    -
    1巻660円 (税込)
    政略に抗して戦国を激しく生きた烈婦の生涯――雪姫の夫・遠山景任は、すでにこの世の人ではない。戦国の政略として嫁いできた信長の叔母・雪姫は、女主人として、濃州岩村城を双肩にになう身となった。しかし敵の調略は厳しく、ある夜、彼女は敵将・秋山信友の手籠めにあい、城を奪われた。悶々とする雪姫。だが、この瞬間から雪姫の心に、信友の影が巣食った! 戦国の烈婦にめばえる愛の業相を描く意欲作。
  • 真田幸村の妻
    3.0
    関ケ原の戦いで敗北した真田昌幸・幸村父子は、信州・上田を追われ、高野山に蟄居となる。だが、高野山は女人禁制の地、妻子は高野山口の九度山に居を構える。妻の眼から見た閑居の日々、やがて迎える凄惨な大坂の陣――綿密な取材と膨大な史料をもとに、時代に翻弄された正室・竹林院を活写する、長編歴史小説。
  • 龍馬の姉・乙女
    3.0
    1巻550円 (税込)
    安政四年。坂本のお仁王さまといわれた乙女が、藩医・岡上(おかのうえ)家の新甫(しんすけ)に嫁いだ。絵を描き、長刀(なぎなた)を使う大女の乙女と小男の新甫は、まさに蚤(のみ)の夫婦。長男・赦太郎(しゃたろう)も生まれ、姑とも上手くいっていた。ところが、長姉の突然の死、弟・龍馬の脱藩、さらには夫の不倫が発覚し、俄に乙女の身辺に変化が生じてきた。――龍馬の姉・乙女の実像。他一編収録。
  • 武田勝頼の正室(つま)
    -
    1巻550円 (税込)
    天正五年、十四歳の咲姫は、甲斐の太守(たいしゅ)武田勝頼に輿(こし)入れした。織田・徳川連合軍に大敗した武田は、甲相同盟の強化を計る。だが、やがて咲姫の兄・北条氏政が、勝頼との同盟を反古(ほご)にし、織田と同盟を結んだ。木曾義昌の謀叛、さらには武田一門筆頭の穴山梅雪の逆心と、名門武田氏は滅びの道を辿るが……。悲運の武将・武田勝頼を敬愛し、殉じた女の生涯を活写!(『涙、らんかんたり』改題)
  • 龍馬と八人の女性
    -
    1巻715円 (税込)
    坂本龍馬の伝記を紐とけば、彼がその生涯で関わりを持った幾人かの女性に出会うことができる。彼女たちはどのような人生を送ったのだろうか。彼女たちの足跡を丹念にたどり、史料の渉猟や関係者へのインタビューを重ねることによって、新史実を掘り起こすノンフィクション。幕末維新を生きた女性たちへの深い共感がここにある。
  • 秀吉の野望
    -
    1巻440円 (税込)
    「上様〔信長〕が本能寺でお果てに……」。側室の坂氏こうは耳を疑った。つづいて、「嫡男の信忠様も二条御所でご切腹!」の悲報が届く。明智光秀の謀叛だ。信長の正室に子供はなく、側室・生駒の方に信雄、こうに信孝という男子が残された。二人の嗣立争いは絶対に避け難い。こうは織田一族の崩壊を恐れた。だが、狡猾な秀吉の野望がその不安を衝く。ほか三編収録。
  • 西郷家の女たち
    -
    1巻495円 (税込)
    二十三歳の岩山いとが西郷吉之助に嫁いだのは慶応元年正月のこと。いとはひとめぼれだったという。念願叶い妻となるが、待っていたのは大家族を抱えての極貧生活だった。国事に奔走する夫の留守を守りつつ、いとは三人の子と二人の腹違いの子を育てる。だが、近代国家黎明期の日本は、維新の清算のときを迎えていた。渦中の西郷は、西南戦争へと自らを導き、明治十年城山に自刃。維新回天の英雄から、一転「賊徒」の汚名を着せられた亡夫に対するいとの思いは……。傑作歴史小説。

ユーザーレビュー

  • 真田幸村の妻

    ネタバレ 購入済み

    大河ドラマ「真田丸」のDVDを見たので、もう少し真田幸村について読みたくなり、購入。
    時代背景は、関ヶ原の戦いの少し前、幸村が兄信幸と犬伏で別れ、父昌幸と共に上田城で徳川秀忠の軍を打ち破るところから、
    幸村の正室竹姫の視点から大阪夏の陣での幸村の討死の少しあとまで。
    九度山での生活が多かったかな。
    幸村の長男大輔が14歳で豊臣と運命を共にし、切腹するエピソードが悲しい。

    0
    2024年02月09日
  • 濃姫孤愁

    pon

    ネタバレ 購入済み

    歴史小説が好きで、

    戦国時代の女性をテーマにした本は無いかなぁと探して見つけた本です。
    敵の手にかかるくらいなら自決する美徳・・・、というのがあったのかもしれませんが、そういうのはお話の中だけでいいなぁ・・・、と、改めて。
    でも実際、過去の日本であったことなんだよなぁ、と、切なくなります。
    帰蝶のお話は、史実であり得るお話なのかどうなのか。ひとつの説として読みました

    0
    2022年02月12日
  • 真田幸村の妻

    Posted by ブクログ

    大河を録画するだけして、見れてないけど幸村の話はある程度知ってるので、影響はないので読んでみた。

    少し盛り上がりに欠けるけど、当時のことがわかって勉強になった。

    0
    2016年10月10日
  • 真田幸村の妻

    Posted by ブクログ

    大谷吉継の娘・竹姫のお話。
    真田太平記とかその他の作品で出てくる彼女は、おっとりしていて儚げでもの静かな印象が多いですが、この作品の彼女はしっかり者のお姉さん・したたかな女性、という印象を受けました。

    0
    2010年04月09日
  • 真田幸村の妻

    Posted by ブクログ

    意外に知られてないけど
    幸村さんには愛人が結構おりました。
    これは(表向き)大谷吉継氏の娘であり真田幸村の正妻だった竹林院という女性から見た真田家と幸村のお話。
    九度山に配流され、特別蓄えがあったわけでもない小さな大名の次男では、台所事情も相当厳しかっただろうと予想される中、
    正室故に姑や義理の父、側室、そしてその娘さんへの気の使い方等、苦労が絶えない事が伺い知れる。
    幸村が死んでからのが、穏やかで恵まれた生活ができたように思えるのは自分だけかな?

    0
    2010年02月12日

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