柳智之の作品一覧
「柳智之」の「猫は笑ってくれない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「柳智之」の「猫は笑ってくれない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルに猫とあるのに惹かれて手にとった。
脚本家の主人公がかつての飼い猫を看取る話。脚本家は映画監督と同棲中に猫と暮らし始めた。同棲解消とともに、猫を引き取った映画監督は、今は新聞記者の夫と暮らしている。腎不全になった猫の余命が短いことを知らされた脚本家は、一緒に看病したいと夫妻に申し出る。夫妻と元彼と3人の微妙な関係者が介護する猫は、4月の明け方息を引き取った。仕事について、恋愛について、過去現在のエピソードを絡めながら、静かに綴られる物語。筆者も脚本家で、本作が初の長編小説だとか。芸術家同士の恋愛模様が淡々としていて、本心を曝け出すのを怖がってるのか、なんとも心許ない。
Posted by ブクログ
猫が繋いでくれた二人の関係と別れ。
脚本家の早川と映画監督の蓮子。
二人の生活に新たに加わったのは茶トラのソンだった。
蓮子とソンの穏やかな生活に安堵すると同時に湧き上がる不安を抱えて、蓮子との関係から遠ざかっていく早川。
久しぶりに蓮子から連絡を受け、再会した早川が見たのは、
腎不全で余命わずかのソンと、それを一緒に看取ろうと提案してくれた蓮子と再婚相手の宮田の姿だった。
二人の関係が静かに終わっていったあの頃の記憶と、
日々弱っていくソン。
人間だからとか動物だからとかじゃなくて、
ひとつの命あるものとして、その死をどう受け止めていくか。
不器用な二人。猫の存在に救われてる。