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160万人が愛した女主人公(ヒロイン)乃里子が帰って来た! 乃里子、31歳。フリーのデザイナー、画家。自由な1人暮らし。金持ちの色男・剛、趣味人の渋い中年男・水野など、いい男たちに言い寄られ、恋も仕事も楽しんでいる。しかし、痛いくらい愛してる五郎にだけは、どうしても言い寄れない……。乃里子フリークが続出した、田辺恋愛小説の最高傑作。
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Posted by ブクログ
いい男たちに一人、二人と言い寄られ、自由な恋を楽しんでいるけれど、本当に愛している男にだけは、どうしても言い寄れない……恋のドキドキと切なさを同時進行で楽しめるって、こんなのアリ!?と、めちゃくちゃ面白かった。乃里子と一緒に感情ジェットコースターだよ。
水野が最高である。高橋一生で実写化してくれ。 いや、高橋一生は五郎のがしっくりくるかもしれない。なので水野は斎藤工も良いとおもったけど、小説内の水野像よりもたぶん斎藤工は顔面濃いのと身長が合わない。 海で助けてヒョイと助けてくれそうなのは斎藤工だけどね。あー、水野が出てくるシーンを読み返したい。 ...続きを読む こうやって考えるのが楽しすぎます。水野にきゅんきゅんして生活潤いましたありがとうございます。
文章が好き、そして自分には同じ経験がなくても乃里子の気持ちはよく分かる 皆んなそれぞれ好ましくて、けれどなにか違うと思うところがある。誰かの代わりは誰かではつとまらない。本当に恋焦がれてる相手には言い寄れない 「水野を好きなのはまちがいないのだが、今はどうしてか、どんな男を持ってきても何かスキマが...続きを読むあって、風が通ること。その空洞の型はぴったり、五郎でないとうめられない型になっていた。」
主人公は、フリーのデザイナー兼画家として活躍し、自由気ままな一人暮らしをしている乃里子31歳。 乃里子は金持ちの色男中谷剛や渋い中年男水野など、いい男たちには言い寄られるけれど、大本命の五郎にだけは言い寄られず、乃里子自身も五郎には言い寄れないまま、五郎は友人の美々と思わぬ方向へ…。 物語の舞台は...続きを読むもちろん関西で、大阪から六甲山や淡路島を飛び回り、関西弁ならではの威勢のいい言葉で女の本音をズバズバッと書いてあって、揺れ動く乙女を軽妙に、男女の間柄を赤裸々に、懐かしい昭和の時代(昭和49年頃)に圧倒されながら面白く読むことができました。 大好きな人と結婚することを夢見ていたはずなのに、世の中とは皮肉なもので、何だか知らないうちに思わぬ事態が発生して、切なさや悔しさが一緒くたになって押し寄せてきて、そんな恋愛の意外性を思う存分味わえる田辺聖子さんならではの楽しい恋愛小説です。
ほんとに遠い昔に書かれた本なのか。今読んでも鮮やかで水々しさを感じた。楽しく切なく、あっという間に読み終わっていました。
好奇心旺盛な魅力で溢れている乃里子は30代の女性。女性というよりは「元気な女の子」という方がしっくりくるほどイキイキとしている。 そんな乃里子の色とりどりの恋は見ているだけで面白くて、関西弁にもユーモアがあり、たまにギョッとすることもあり、温かい痛みがじんわりと胸に広がっていくような読後感だった。...続きを読む 剛や水野、五郎や美々とのさまざまな恋愛模様の中に、女性の人生の充実した風景が多角的に落とし込んであるので、何度読み返しても違う味わいがあります。
初めて田辺聖子さんの本を読んだ。 彼女の言葉の使い方がすごく好きになった。 虜になった! 感情の喜怒哀楽を軽快にコミカルに表現しているところにすごく惹かれた。読みやすかった。 乃里子の気持ちとてもわかる。 私も本当に好きになった人には、言い寄ることができません。 女性に対しても、男性に対しても。 ...続きを読むこの頃心から友達になりたい女性の人がいるのだけど、いつもなら誰彼構わず仲良くできるのが私の魅力なのに、彼女の前ではそれが全く使い物にならなくなる。 そんな中でこの本を読んでいたので、共感の嵐が鳴り止まなかった。。 それにしても、乃里子の考え方が好きだと感じる言動が多かった。 中でも一番心にキタのは、 『泣くか笑うか、どっちかの瀬戸際だったけれど、泣いたら化粧が崩れるから笑うことにしたのだ。』 というところ。 彼女にとってものすごく苦しくて、泣き叫びたいくらいなのに、それを化粧が落ちるからと笑うことで軽くしている感じがすごく素敵だった。 悲しい時に、悲しいと泣くことも大切だけれど、 悲しい時に笑ってみることで、気持ちが変化することってあると思う。 この後読む、二作がとても楽しみになりました。 まあ、でも個人的に剛はいやー!! 手を出す男なんて今の時代考えられない!
池袋の喫茶 梟書房さんで出会った本。 全体のまったりしたたおやかな、でも何とも言えない乃里子をとりまく情景が面白い… みんな大人びていい加減なようで そんなもんなんかない? 装丁も素敵。
今回のタイトル「言い寄る」なかなか艶めかしい印象ではないか。 収録されている物語は田辺さんが昭和に執筆されたものだ、、 そうバブル経済に繋がる日本の成長期、男女の恋愛はこんな風に繰り広げられていたんだな、、と懐かしいやら、新鮮だったり。 そんなだから物語の中にはスマホなんて道具、登場する訳がない。 ...続きを読む気持ちを伝える、相手の本当の心を知りたい、自分はこうしたいのに、、、そんな揺れ動きや上手く行かないじれったさを描くと田辺さんの物語はピカイチだ。 SNSを使って知りたい情報だけを都合良く入手できる時代じゃない。 近寄りたい人(本書の場合、言い寄りたい人)との心のすれ違いや、「そうじゃないんだってば~」のもどかしさが伝わってくる。 誰かが言っていた。 「東京ラブストリーのカンチとリカみたいだね。」 本当の気持ちはそうじゃないのに、「なんでそっち行っちゃうかな~」とじれったくなる。 そんな恋愛は現代はされていないかもしれない。 だからこそ、今の若者にも「これ、わかる?」って読んでみて頂きたい一冊である。
ずーっとオンナとオトコの話ばっかりで あんまり好きちがうわ、と思うのに なぜか気持ちを持っていかれて ひさしぶりに本を一気読みしてしまった。
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田辺聖子
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