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Posted by ブクログ
読んでいて何度も挫折しそうになるくらい辛かった。乃里子の、五郎に対する気持ちが痛いほど分かって苦しくって仕方なかった。言い寄れないというより、言い寄らせてもらえないあの感じ、すごくわかる。家で2人きりになっても、ベッドに座っても、たとえ裸になっても女としてみてもらえない感じ。どれだけ自分がみじめで辛くて泣きたくなるだろう…そんな男が自分にはない奔放さがある親友に言い寄っていたと知った時、どれだけ辛かっただろう。でも乃里子は本当に偉かった。私だったら美々を心底憎んだだろうに。乃里子はプライドが高かったわけじゃない、頑張ってなかったわけじゃない、女としての魅力がないわけじゃない。それでも一線を張られてしまう相手を好きでい続けたことが本当に偉かった。
Posted by ブクログ
主人公の年齢がちょうど自分にも近いな、と思ったのが気になったきっかけではあった。だがしかし、読んでみると、この乃里子という女はわたしと180度違う方向を向いているように感じた。おそらく時代の変化もあるのだろう。経済成長期にあった日本と、バブル崩壊を経て停滞する日本、のような感じで。時代が違うから生きている人間だって違う、と言い切ってしまうとそれまでではあるけれど、なぜだか読み進めるほど普遍の女性(否、人間的な?)心理も感じ取れた。特に、深い想いを相手に対して抱くほど「言い寄る」ことが出来ない辺りは心情としてよく分かる。
読み返したいかどうかであれば、わたしにはそれほど刺さらなかったな…という気持ち。いつかまた、恋をすれば変わるのかも、しれないが。
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