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舞台は教室。プロデューサーは俺。イジメられっ子は、人気者になれるのか~! テレビドラマでも話題になった、あの学校青春小説。六八万部の大ベストセラーの第四一回文藝賞受賞作。
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Posted by ブクログ
「人前で自分を演じる」ということに対する深いテーマを感じる。誰しも決して、日々を本音で生きてはいなくて、他人に合わせて仮面をかぶって、自分というキャラクター(主人公の修二くんの言うところの『着ぐるみ』)を“作る”ことで存在を確立しているわけで。着ぐるみである表向きの自分と、本当の自分との境目は何な...続きを読むのか。完璧な着ぐるみを作って演じて、その中に安住していたから、修二くんはああなるしかなかったのかしら。 本当の自分なんて切り分けられるものじゃないし、演じている自分もまた自分なんだと思うけどな。
白岩玄著。 ドラマとは違い、こっちの方が本質に触れているかな。 地の文が硬すぎてリアリティがないのは著者の狙いか?このあと読んだ西加奈子の方がリアルで『同世代的』?
ドラマとはまた違ったストーリーで面白かったです。特に面白いなと思ったのは予想外の結末だということです。私もあんな結末になるとは思いませんでした。
不幸は唐突に訪れるものだなと実感する. しかしこの主人公ならどんな環境でも自分をプロデュースしていけそう.
TVはみないので、ドラマは見ていない。 学生の時、自分を変えようとか、誰かを周りをコントロールしようとかしたのを思い出した。 学校にいる間は、その世界が全てで、ちょっとした空気の変調に気付かないと大変な目にあったりする。 うまく波に乗れてるつもりでも本当はそうじゃない。 自分の主観と他人の客観は違...続きを読むう。 修二は結局誰にも心を開くことができず、格好を付け過ぎて自分をも演じ続けて距離を保つことで、その世界や周りとのバランスをとろうとしたのだけど、信太のプロデュースに夢中になり過ぎて、自分のことが疎かになり、ズレが生じ失敗してしまう。 まだ高校生だからか、周りの反応も幼いのか純(単純)だ。 最後は潔いと思う反面、今度はホントの友達を作って欲しいと思った。 修二は本当は偏見のないイイヤツ。 誰でも自分の役割を多少は演じているところがある。 この本は文体が読みやすかった。
ドラマ化もされたが、原作はドラマと全く異なる話だと思って読んだ方がいい。堀北真希が演じた野ブタも、原作では男だし。 おそらく、連ドラ化するにあたって、原作の内容ではボリュームが足りなかったのだろうと推測。 一見、とっつきやすい文体や内容から学園小説にも見える。 が、自分の属するコミュニティの中で、...続きを読む所謂「空気を読む」という行為によって自らのアイデンティティを確立していく若者たちへ向けて、ニヒリスティックな視点で疑問を呈しているとも解釈できる。学園小説の皮を被っていて、実は社会派小説なのではという気がしている。 多少ラストが釈然としなかったが、そういう解釈をすればある程度納得がいく。
すごかったー、 作者の白岩玄さんのデビュー作であり、本を書くことにおいては全くの初心者だったらしい ドラマと違い、彰は出てこず、野ブタは男。 切なく劇的な終わり方。 がんばれ修二
話のテンポが良くて読みやすかった。 やっぱり上辺だけの人間は化けの皮がはがれるととても弱い。人から本当に心から好かれている人は幸せだと思った。 1度自分が作り上げたキャラクターは、既に自分の一部分となり、そのキャラクターなしでは生きられない。
ふとしたきっかけでいじめられっ子だった転校生のデブの小谷信太をみんなの人気者としてプロデュースすることになった主人公桐谷修二。彼の計画は成功するのか?軽いノリの笑える青春ストーリーかと思ったのですが、予想外の展開で切なくなりました。熱苦しく重い人間関係はいやた。だけどまったく無視され孤独なのは耐えら...続きを読むれない。適度な距離で友情や愛情を確認したい──。そう思っているのは修二だけでは無いはず。軽いノリの文体が今どきの若者の心の中を表しているようで笑ってしまいつつもやはり心からは笑えませんでした。 軽いと見せかけて実は重かったです。
堀北真希主演のドラマが放送されていたのは私が中学生の時だった。 ドラマが面白くて原作も読んだのだが、10年も前でレビューも書いてないので内容を覚えていなかった。 今になって、本棚の整理のために処分するべきか悩み、再読。 結論としては、処分することにした。 小説は小説で味があるのだが、ドラマの方がお...続きを読むもしろすぎた。 ドラマではいじめられっこの野ブタは堀北真希演じる女子高生だが、小説では太った男だ。 山Pに相当する登場人物も小説にはいない。 主人公の修二はクラスの人気者だがそれは演じているだけ、というのは変わらない。 小説は一人称で進められるが、修二のキャラもあって痛々しい感じ。 始めはなんだかライトノベルを読んでいるような気がした。 余談だが、第一文が「辻ちゃんと加護ちゃんが卒業らしい。」だったことに時代を感じた。 しかし、キャラに慣れてからは、比喩表現がおもしろい。 彼のプロデュースによって人気者になっていく野ブタの様子も気分がいい。 序盤は軽々しい文章も、ある事件をきっかけに重々しく空虚さを増していくのはうまいなと感じた。 でも途中までは面白いのに、やはり結末がすっきりしない。 多分修二はこの先何も変わらないな。 修二の正体に唯一気づいていた様子のマリ子が最後の救いだったはずなのに。 テスト中にこっそり手を振りあうところ、結構好きなシーンだった。 私は単行本を買っていたので、場所をとるんだよな。 単行本はかなり気に入った作品しか残しておかない。 文庫だったらとっておいてもよかったかも。 ドラマをもう一度見たい。
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