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  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,375円 (税込)
    友人二人が刺殺された現場近くで、アンナはナイフを手にしたまま昏睡状態に陥ってしまう。以来四年間、容疑者とされたまま眠り続けていた。睡眠が関連する犯罪の専門家ベンは、彼女に刑事責任を問うために覚醒させる任務を受ける。だが、アンナが目覚めたとき、事件は思わぬ方向へと転がり落ち……。目に映る真相が幾度も覆される驚異のクライマックス。全英の話題をさらった超弩級のデビュー作!(解説・三橋曉)

ユーザーレビュー

  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    超★5 四年間も眠り続ける容疑者を目覚めさせよ!彼女は事件に関係していたのか… #眠れるアンナ・O

    ■あらすじ
    心理学者で睡眠が関わる犯罪が専門のベンは、ある日上司から内密に呼び出される。かうてに発生した刺殺事件の容疑者の治療を引き受けなくてはならなくなった。

    容疑者の名前はアンナ・オグルヴィ。彼女は二人を刺殺された現場の近くでナイフを手にして発見されるが、その後四年もの間ずっと眠り続けているのだった。責任を問えるか見極める必要があるため、彼女を目覚めさなければならない。

    ベンはアンナを治療するにあたり、彼女の家族、過去、事件などを調べていくのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    超★5 おもろいすね~、こりゃ世界中で話題になるのもわかる! まず素晴らしいのは密度満点のストーリーですね。重厚な海外ドラマを楽しんでるようです。

    本作では四年間も眠り続けている殺人容疑者の女性アンナ・Oを中心に物語が展開する。心理学者のベンは目覚めさせるべく奔走しながらも、彼女の家族や過去、事件の背景などと向き合っていく。

    さらにベンの別れた妻のクララは、アンナ・O事件の現場を捜査した警察官でもあるのです。この治療を機会に二人の関係が再び変化することに。

    またアンナの治療と並行して、彼女が過去に書いた日記が提示されていく。刺殺された友人のこと、20年前に発生した関連事件、睡眠に関する調査記録など、事件への関与を独白するような記述がみられ、読み手としてはどんな真相が待ち受けるか翻弄されるのです。

    果たしてアンナは目覚めるのか、彼女と事件の関連は…?!

    というのがメインの筋立て、既に十分なプロットだと思うんですが、実はまだまだ序盤なのです。全体からするとまだ2~3割くらいで、ここからさらに3回転か4回転くらいストーリーが展開します。実際にドラマ化もされるようですので、こちらも楽しみですねー。

    そして、こんな睡眠障害なんてあるの?と思いましたが、読み進めてみると実際に「生存放棄症候群」として存在するようですね。背景や原因、対策などもお話の中に出てきて、とても勉強になりました。

    後半にはいってくると、前半までとは違ったスリラー要素が物語を支配してきます。詳しく何がどうってのは、ネタを割っちゃうんで言えないんですが、もちろん事件の根幹に関することです。

    もうね、しつこいくらいの粘り強さで読者を惹きつけてくる&締めつけてくるんですよ。この重厚な読み応えがたまらないすね、ぜひ頑張って読み切ってください。そしてラストにかけては怒涛のひとこと、どんな結末かは… お楽しみに。

    今年を代表するサイコサスペンススリラー、読み逃せない一冊ですね。

    ■ぜっさん推しポイント
    この作品で唯一の救いは、ベンとクララの娘キットカットの存在。我が子を想う気持ちだけは純粋な愛情で表現されていて、彼女のおかげで作品全体に柔らかさが出てるんです。

    本作は動機が大きなテーマだと思うのですが、その反対側にあるものが彼女だと思うんすよね。読み終わって振り返ってみると、人間の心の深度、スケール感みたいなものを感じさせてくれる作品でした。

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    2025年08月13日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     二人の人間が刺殺された事件で最重要容疑者となったアンナ・オグルヴィ、通称〈アンナ・O〉は、発見直後には深い眠りについていて、以来、四年近く目覚めることなく眠り続けている。殺人罪として起訴したいという思惑が絡んで、睡眠による犯罪の専門家であるベネディクト・プリンスは、彼女を目覚めさせるために、治療を行うことになる。政治家の母を持つアンナ・Oの罪の有無をめぐっては世論が対立している。果たして彼女は殺人鬼なのか。そして彼女が執拗に調べていた事件とは――。

     というのが本書の導入になるでしょうか。なんという魅力的な導入、そしてどこに行き着くか分からない終盤の衝撃的な展開。ここまでやるのか、と感動を覚えるようなラストでした。カポーティ『冷血』をはじめ、様々な文芸作品が作中に挟み込まれているのも、物語の雰囲気に合っていて、とても印象的でした。最後の最後までどう転ぶか分からない。そういうタイプの作品が好きなひとには絶対に読んで欲しい、と思うような作品でした。

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    2025年08月05日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「眠れるアンナO」
    もう、タイトルと序盤の筋だけでわくわくする
    過去のあるセンセーショナルな事件の容疑者アンナO
    巻き込まれ型の犯罪心理学者ベン

    四年間眠り続けるアンナに一体何が起こったのか

    ヒッチコックサスペンスのように謎のかけらがちょびっとずつ見え隠れしていく過程がもどかしくも、先を急がせる

    心理学の専門用語が頻繁に引用され、ベンの頼りなげな心情が長々と綴られ、アンナの日記が時折挟まれ、やや退屈と感じられるシーンもないではない、が、それもこの物語に必要であったのだと、読み終えて実感する
    終盤のネタバラシに多少の強引さとこじつけ感はあったが、それを差し置いても話をひっくり返されたショックが勝った

    ある人物の壮大な犯罪計画と、執念に慄然とする

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    2026年09月29日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語を因数分解していくと、結構簡単な数字になりそうなんだけど、意外と入り組んだ数式を用いる、ややこしい作品です

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    2026年08月27日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2人を殺した容疑者のアンナという1人の女性。ところが、その殺人のときから眠り続け4年半。いよいよ裁判をしなければということで、睡眠専門家が目覚めさせるという面白い着想。前半、そんな感じで長いネタフリであるが、後半は怒涛かつまさかの展開。

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    2026年06月20日

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