沼田まほかるの作品一覧
「沼田まほかる」の「ユリゴコロ」「彼女がその名を知らない鳥たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「沼田まほかる」の「ユリゴコロ」「彼女がその名を知らない鳥たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2005年『九月が永遠に続けば』でデビュー。『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞。『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
沼田さんは、猫がゴロゴロと喉を鳴らす音を「猫鳴り」と書いている。猫とともに知る生きることと死ぬこと。
迷い猫「モン」と暮らした日々を三部に分けている。
いつも胸の奥深くにある、確かに分身と思える自分の心、それを暗く厳しく、日常生活の中で見つめる作者の目はここでも健在だ。
その中に沈んでいる、生きていく日々の悲しみややるせなさ、孤独感が重くにじんでいる作品が、薄い本の中で充実している。
特に三部の「モン」との別れは、胸を締め付けられる。
沼田さんの作品を読むと、生きることにまっすぐに向かう強さと、書いているテーマの重さに読むのが苦しくなることがあるが、情に流されない乾いた筆致がこの作品では、
Posted by ブクログ
前に一度読もうと手に取ったが置いてあった、ユリゴコロの不思議な雰囲気に惹かれて読み直すことにした。
佐和子は離婚してから8年、一人息子と二人暮らしだった。夫からは時々気にかけているような電話が来る。失効していた運転免許を取り直すために教習所に行ったが、そこでであった教官は、夫が電話で話していた、娘の冬子が付き合っているという犀田だった。
そのうち彼とラブホテルに行く仲になる。
息子の文彦は高校三年生で、近所の同級生のナズナと親しくしていた。ナズナの家は父親だけで、喫茶店を開いていた。文彦と二人で時間があると手伝ったりしていた。
寒い夜、文彦がごみを捨てに行ったままふっといなくなった。寒い夜