プロフィール

  • 作者名:沼田まほかる(ヌマタマホカル)
  • 性別:女性
  • 生年月日:1948年
  • 出身地:日本 / 大阪府
  • 職業:作家

2005年『九月が永遠に続けば』でデビュー。『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞。『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』などの作品を手がける。

作品一覧

  • ユリゴコロ(コミック) 分冊版 1
    まとめ買い
    -
    全16巻110円 (税込)
    家族のなかに殺人者がいる――――大ベストセラー「ユリゴコロ」を亜月亮がコミカライズ。婚約者の千絵をかこんで、家族で食事をした幸せな日を境に、その後、不幸ばかりが続く。ある日、亮介は実家の押し入れから、何者かが書いた殺人の告白を綴ったノートを見つける。これは、いったい誰の告白なのか。読み進めるうちに、たどり着いた真実とは―――。
  • ユリゴコロ(コミック版) 上
    完結
    3.0
    全2巻660円 (税込)
    家族のなかに殺人者がいる――――大ベストセラー「ユリゴコロ」を亜月亮がコミカライズ。婚約者の千絵をかこんで、家族で食事をした幸せな日を境に、その後、不幸ばかりが続く。ある日、亮介は実家の押し入れから、何者かが書いた殺人の告白を綴ったノートを見つける。これは、いったい誰の告白なのか。読み進めるうちに、たどり着いた真実とは―――。
  • ユリゴコロ
    4.2
    1巻561円 (税込)
    ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!
  • 猫鳴り
    3.9
    1巻550円 (税込)
    流産した哀しみの中にいる夫婦が捨て猫を飼い始める。モンと名付けられた猫は、夫婦や思春期の闇にあがく少年の心に、不思議な存在感で寄り添ってゆく。20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた。濃密な文章力で、生きるものすべての心の内奥を描き出した傑作。

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  • 痺れる
    3.8
    1巻605円 (税込)
    12年前、敬愛していた姑が失踪した。その日、何があったのか。老年を迎えつつある女性が、心の奥底にしまい続けてきた瞑い秘密を独白する「林檎曼荼羅」。別荘地で1人暮らす中年女性の家に、ある日迷い込んできた、息子のような歳の青年。彼女の心の中で次第に育ってゆく不穏な衝動を描く「ヤモリ」。いつまでも心に取り憑いて離れない、悪夢のような9編を収録。

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  • アミダサマ
    3.1
    1巻660円 (税込)
    幼子の名はミハル。産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。猫の死。そして愛する母の死。冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。「アミダサマ!」――。その夜、愛し愛された者が少女に導かれ、交錯する。恐怖と感動が一度に押し寄せる、ホラーサスペンスの傑作。

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  • 九月が永遠に続けば
    3.8
    1巻693円 (税込)
    高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか――。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。

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  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    3.8
    1巻717円 (税込)
    八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが……。衝撃の長編ミステリ。
  • 痺れる

    Posted by ブクログ

    ここ最近、しばらく韓ドラにハマってしまい全然読書できてなかった…
    「ユリゴコロ」を楽しめたので今回も楽しめたやっぱり。
    長編と違って短編の方が沼田さんの個性が光る気がする。
    とにかく好きなやつ!
    「好きな作家さんは」と聞かれれば答えたくなるひと。
    『普通じゃない』が一番好き。沼田まほかるワールドに引きずり込むも最後の最後でこんな最高の終わり方って‥‥。
    どの作品も癖になる気持ちわるさでたまりません。

    0
    2025年01月29日
  • 九月が永遠に続けば

    Posted by ブクログ

    著者の沼田まほかるさんの作品を読むのは2作品目。前回読んだユリゴコロも素晴らしいと思ったが、こちらは自分の感覚的にはもっと深いというか、怖い、気味が悪いなどの感覚を超越していて、読んでいる間終始緊張感で身体が強張る感じがあった。

    本書のストーリーや結末は読み手によって様々な捉え方があると思うが、それは置いておいてまずもって著者の文章力に圧倒され続けた。日本語ってこんな繊細な表現方法があるんだと思わず感嘆してしまう言葉回し、才能の塊すぎる…!
    著者のWikipediaを見ると、僧侶の経歴があるとのことでなんだか納得。著者の人生観、思考が表れているからこその表現力なのかなと。
    “泡沫”“刹那的”

    0
    2024年12月21日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    読み始めて数ページでユリゴコロの世界に引き込まれていった。異様さに没頭しすぎて、ふと我に返ってもユリゴコロの世界を引きずって、不安になりながら読み進めた。とにかく面白い。最後は気持ちのいい終わり方で、全く予想していない展開で鳥肌が立った。

    0
    2024年12月02日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    途中まで全然共感できなかった。ただただ怖い、美紗子ように考える人も世の中にはいるのかもしれない、そんな人と出会った時に自分の身を守る術はあるのかだろうか、というような寒々としたものを感じながら読んでいたが、最後の結末には驚いた…終盤の展開を何度も読み返してしまった。
    まさか結末で自分が涙するとは思わなかった。。
    結末を知った上で最初からもう一度読んでみたい。そんな本でした。

    0
    2024年11月30日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    TikTokで余韻が忘れられない一冊と紹介されていて読みました!
    すごく面白かった。
    まるで映画を観ているように、一気に引き込まれました。
    実は母親だった人の年齢的なものとか、あまりにも健康的な感じがいまいち重ならなくて、少し違和感は感じましたが、やっぱりという感じもあり、最後は感動しました。

    0
    2024年11月28日

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