ユリゴコロ

ユリゴコロ

561円 (税込)

2pt

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ユリゴコロ のユーザーレビュー

突然の不幸が次々と家族を襲うさなか、実家の押入れから発見された「ユリゴコロ」というタイトルの奇妙なノート。そこに書かれた「殺人鬼の半生」は一体誰のものなのか。それが判明する時、彼の現実も動き出す…!
「ユリゴコロ」というノートに綴られた殺人の記憶は、目を覆いたくなるほど残酷で、全くもって共感しがたい。しかしその柔らかな文体からは、どことなく人間に対する不器用な愛情らしきものを感じてしまう。
作品自体が小説であるのに、作中でも「書かれていることが真実だという直観から逃れらなかった」と述べられているように、このノートの内容はフィクションの類ではなく、本物の手記なのでは?と思えてしまう。その表現力は圧巻。
後味の悪いミステリー「イヤミス」に挙げられる作品だが、不思議と人間の暖かさが余韻に残る作品です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み始めて数ページでユリゴコロの世界に引き込まれていった。異様さに没頭しすぎて、ふと我に返ってもユリゴコロの世界を引きずって、不安になりながら読み進めた。とにかく面白い。最後は気持ちのいい終わり方で、全く予想していない展開で鳥肌が立った。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    途中まで全然共感できなかった。ただただ怖い、美紗子ように考える人も世の中にはいるのかもしれない、そんな人と出会った時に自分の身を守る術はあるのかだろうか、というような寒々としたものを感じながら読んでいたが、最後の結末には驚いた…終盤の展開を何度も読み返してしまった。
    まさか結末で自分が涙するとは思わ

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    本当にこの本に出会えてよかった

    ずっとドロドロしている感じの重たい小説かなと思っていたらそうじゃない。確かに重たいけど負の感情だけじゃないたくさんの愛情だったりが詰め込まれていてとても読みごたえがあった

    まさに私が求めていた小説そのものでした!!

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    愛ってもしかしたら正しさとは一番遠いところにあって、すごく偏ってて、暴力的ですらあって、扱うのが難しいものなのかも知れない。

    0
    2024年11月07日

    Posted by ブクログ

    内容を全く知らずに読みはじめた。
    手記に引き込まれ、現実に戻ってきたら、まさかの展開。
    全く気づかなかった。
    最後を読み返して、ようやく内容を理解。母の愛、夫婦の愛を感じ泣けた。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    とてつもない終わり方をするのかと心の準備をしていたが、穏やかに終わって安心した。
    読みはじめの頃は「ユリゴコロ」とは?を考えさせられるが、その意味がなんとなくわかってきた頃にユリゴコロが引き起こした出来事と4冊のノートの真実、突然いなくなった恋人の事件が重なり合って、複雑ながらも面白く読めた。
    「私

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    気味が悪いし、内容が暗かったけど、本当に読んでよかった。
    とても素敵な作品だった。こういう風な小説はあまり読んだことがなく、目新しく感じた。
    解説に「物語のゴールにあるのが真相解明ではなく、それを知った後の人間たちの姿、その行動にある。登場人物の心の闇が深いからこそ、容赦ない描写があるからこそ、見え

    0
    2024年05月25日

    ホラーでミステリでスプラッタ

    ●ユリゴコロという不思議なタイトルからして不穏当なホラー調ミステリである。先の見えない展開に翻弄されつつ、愛の不可解さや勁さの描写に心揺さぶられ、ラストで驚愕する。●凄まじいのはリスカ少女のシーンだ。余りにもスプラッタで読むに耐えられず、斜めに読み飛ばしたが、筆力に圧倒されてまともに読むことができな

    #ダーク

    0
    2023年09月29日

    購入済み

    愛のかたち

    歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
    そんな夫婦の話。

    序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

    強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
    読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

    0
    2016年01月11日

    Posted by ブクログ

    主人公の父親が末期ガンになり、もう手術はできない状態。延命は諦めて実家で一人静かに過ごしている父親を心配し訪れた書斎で「ユリゴコロ」と題された4冊のノートをこっそり見つけてしまう所から始まる…。

    ノートには生々しい殺人にいたるまでの心情、フィクションのようで設定が両親に酷似している。そして、主人公

    0
    2024年11月24日

ユリゴコロ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

沼田まほかる のこれもおすすめ

ユリゴコロ に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す