ユリゴコロ

ユリゴコロ

561円 (税込)

2pt

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!

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ユリゴコロ のユーザーレビュー

突然の不幸が次々と家族を襲うさなか、実家の押入れから発見された「ユリゴコロ」というタイトルの奇妙なノート。そこに書かれた「殺人鬼の半生」は一体誰のものなのか。それが判明する時、彼の現実も動き出す…!
「ユリゴコロ」というノートに綴られた殺人の記憶は、目を覆いたくなるほど残酷で、全くもって共感しがたい。しかしその柔らかな文体からは、どことなく人間に対する不器用な愛情らしきものを感じてしまう。
作品自体が小説であるのに、作中でも「書かれていることが真実だという直観から逃れらなかった」と述べられているように、このノートの内容はフィクションの類ではなく、本物の手記なのでは?と思えてしまう。その表現力は圧巻。
後味の悪いミステリー「イヤミス」に挙げられる作品だが、不思議と人間の暖かさが余韻に残る作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思わず声が出てしまった一冊だった

    登場人物みんなの心情に共感できた
    自分がもしこの人の立場なら────と、考えてみてもやっぱり私もこう思うだろうという
    純粋な想い。

    夫婦って偉大だな、家族って偉大だな
    この言葉に尽きるだろう

    314ページのあの一文で今までの物語に対しての私の想いが変わった

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    生々しい心情と犯行の記録。読み進めるほど惹き込まれる展開になって読む手が止まりませんでした。愛いっぱいのユリゴコロ。

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    手記の文がスラスラ入ってきて読みやすかった。
    主人公がなんか好かない。弟は良いやつ。
    途中から彼女と母親がごちゃごちゃになって、ああそういえば彼女失踪してたんだったわ。母親の事でいっぱいいっぱいで忘れてた。絶対主人公も忘れてただろと思った。
    あんな面白いノートが置いてあって、1週間あけないと読めない

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    展開読めず最後、え!まじか!!と。
    前半は淡々と行われる殺人の独白がベース、後半は愛ある物語へと流れが変わります。
    お父さん…
    ネタバレになるので多くは語らず。とても面白かった。これだからミステリーを読むのはやめられない。

    0
    2025年04月10日

    ホラーでミステリでスプラッタ

    ●ユリゴコロという不思議なタイトルからして不穏当なホラー調ミステリである。先の見えない展開に翻弄されつつ、愛の不可解さや勁さの描写に心揺さぶられ、ラストで驚愕する。●凄まじいのはリスカ少女のシーンだ。余りにもスプラッタで読むに耐えられず、斜めに読み飛ばしたが、筆力に圧倒されてまともに読むことができな

    #ダーク

    0
    2023年09月29日

    購入済み

    愛のかたち

    歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
    そんな夫婦の話。

    序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

    強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
    読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

    0
    2016年01月11日

    Posted by ブクログ

    書き手が誰かわからない、内容が真実かもわからない手記を軸に進んでいく物語。

    ノートの表紙には「ユリゴコロ」とだけ記されている。
    このユリゴコロが何なのかは最初の方ですぐ明らかになるのだけど、
    由来といい五感といい、わたしはなんだかずっと好きだった。

    手記の内容は殺人衝動?と書き手の過去について。

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    順風満帆な生活を送っていた亮介。
    彼女の千絵が失踪したことを皮切りに不幸が連鎖する(父の病、母の交通事故死)。
    実家に帰った日、父の書斎の押し入れの中で見つけたのは謎の茶封筒。中には『ユリゴコロ』と書かれた4冊のノートが。それは狂気に満ちた殺人の告白文だった…

    人を殺めることでしか自分を満たせない

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    思ってた以上に面白かった。結構グロい表現もあったけど。
    なかなか数奇な人生に引き込まれた。ただ、一旦秘密が語られると、あら、そんな終わりなの?とちょっと拍子抜け。
    でも、その後、ちゃんと回収してスッキリというか、全く予想外で驚きました。小説ならではの謎解き。
    途中、主人公の狂気が少々理解できなかった

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    恐ろしげな導入部分からしっかり心を掴まれた。手記の内容がとにかく面白く、先を読みたい主人公に共感した。結末では導入部からは予想もつかない気持ちに持っていかれていて、見事なストーリー展開に脱帽。

    0
    2025年06月24日

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