【感想・ネタバレ】ユリゴコロのレビュー

あらすじ

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!

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突然の不幸が次々と家族を襲うさなか、実家の押入れから発見された「ユリゴコロ」というタイトルの奇妙なノート。そこに書かれた「殺人鬼の半生」は一体誰のものなのか。それが判明する時、彼の現実も動き出す…!
「ユリゴコロ」というノートに綴られた殺人の記憶は、目を覆いたくなるほど残酷で、全くもって共感しがたい。しかしその柔らかな文体からは、どことなく人間に対する不器用な愛情らしきものを感じてしまう。
作品自体が小説であるのに、作中でも「書かれていることが真実だという直観から逃れらなかった」と述べられているように、このノートの内容はフィクションの類ではなく、本物の手記なのでは?と思えてしまう。その表現力は圧巻。
後味の悪いミステリー「イヤミス」に挙げられる作品だが、不思議と人間の暖かさが余韻に残る作品です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

思わず声が出てしまった一冊だった

登場人物みんなの心情に共感できた
自分がもしこの人の立場なら────と、考えてみてもやっぱり私もこう思うだろうという
純粋な想い。

夫婦って偉大だな、家族って偉大だな
この言葉に尽きるだろう

314ページのあの一文で今までの物語に対しての私の想いが変わった
細谷さんびっくりです........笑 )

細谷さんと母の象が違いすぎて、
同一人物だなんて疑いもしないと思う

人を殺したくなる気持ちをユリゴコロという言葉で表現しているのがすごく好き

私にとってのユリゴコロって何だろう。

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2025年11月10日

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生々しい心情と犯行の記録。読み進めるほど惹き込まれる展開になって読む手が止まりませんでした。愛いっぱいのユリゴコロ。

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2025年11月04日

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ネタバレ


最初から最後まで文字通り目が離せない壮絶なストーリー。

美紗子に振り回され続けた家族だったけど、亮介が愛されていたという事実に変わりがないということに救いを感じてホッとした。

美紗子の気持ちはわかるようで到底理解ができない。
アナタと結婚して子供を生んで幸せになって…それらを失うことが急に怖くなったのだろうか。

細谷さんという存在が何となく不思議な人、という印象だったけど、まさかそんな!!
驚きとともにここでも救いを感じた。



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2025年09月18日

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ネタバレ

殺人衝動に駆られるような人の気持ちはわからないしわかりたくないと思いながら読み進めていくうちに、その心の揺り動き、愛するものに出会ってからの、愛するものを守るための、壮絶な人生を見せつけられて最後は涙を流していた。
すごすぎる一生だ。やっぱ家族なんだなぁ、家族なんだよなぁ

いったいこの先どうなるんだって読む手が止まらなかった。

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2025年07月30日

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手記の文がスラスラ入ってきて読みやすかった。
主人公がなんか好かない。弟は良いやつ。
途中から彼女と母親がごちゃごちゃになって、ああそういえば彼女失踪してたんだったわ。母親の事でいっぱいいっぱいで忘れてた。絶対主人公も忘れてただろと思った。
あんな面白いノートが置いてあって、1週間あけないと読めないとか地獄だよ。

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2025年04月30日

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展開読めず最後、え!まじか!!と。
前半は淡々と行われる殺人の独白がベース、後半は愛ある物語へと流れが変わります。
お父さん…
ネタバレになるので多くは語らず。とても面白かった。これだからミステリーを読むのはやめられない。

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2025年04月10日

ホラーでミステリでスプラッタ

●ユリゴコロという不思議なタイトルからして不穏当なホラー調ミステリである。先の見えない展開に翻弄されつつ、愛の不可解さや勁さの描写に心揺さぶられ、ラストで驚愕する。●凄まじいのはリスカ少女のシーンだ。余りにもスプラッタで読むに耐えられず、斜めに読み飛ばしたが、筆力に圧倒されてまともに読むことができなかったという読書体験は生涯初である。●また、出産を契機に心境が一変するシーンは、女性作家にしか描けそうもなく、男性読者の自分には唸るほかなかった。壮絶な怪作である。

#ダーク

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2023年09月29日

購入済み

愛のかたち

歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
そんな夫婦の話。

序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

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2016年01月11日

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ネタバレ

口コミが良かったので読破

前半の回顧部分が完全にホラーでトラウマレベルの怖さ
一方後半はやや爽やかに読み進められる、というなんか新しさを感じた
ちょっと綺麗に終わり過ぎでは、、と思うが全体的に面白かった
ホラー好きな人にはオススメ

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2025年11月26日

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ネタバレ

「何かのスイッチが入ったみたいでした。アナタという言葉のために用意された場所が、実ははじめから私のなかにあって、そこにカチリとアナタがはまった感じでした。」

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2025年11月15日

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書き手が誰かわからない、内容が真実かもわからない手記を軸に進んでいく物語。

ノートの表紙には「ユリゴコロ」とだけ記されている。
このユリゴコロが何なのかは最初の方ですぐ明らかになるのだけど、
由来といい五感といい、わたしはなんだかずっと好きだった。

手記の内容は殺人衝動?と書き手の過去について。
序盤は どこかで見聞きしたことあるような内容で気持ちが少しだれるかもしれないけれど、
淡々と語られるのでするすると読める。

そうやって読んでいくうち 中盤にも差し掛かる頃には、
手記の語りが最初より馴染んだかのように読めるようになった。

正直 つっこみどころというか 思うところもいろいろあるし、
不憫に思える人物もいるけど、
不思議と胸のすっとするような読後感がある。


他の人の感想にやたらと「愛」だとか「家族愛」だとかあって、「…愛 …?」と思ったのだけれど、
背表紙のあらすじにある
「絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラスト」
というところから感じとったのか…?

そういう意味では
わたしは あらすじが言う程の愛は汲み取れなかったけれど…

作中の人物の言葉にある
「憎しみはどこにもない」
という台詞は すとんと落ちた。
そんな作品。

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2025年11月14日

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順風満帆な生活を送っていた亮介。
彼女の千絵が失踪したことを皮切りに不幸が連鎖する(父の病、母の交通事故死)。
実家に帰った日、父の書斎の押し入れの中で見つけたのは謎の茶封筒。中には『ユリゴコロ』と書かれた4冊のノートが。それは狂気に満ちた殺人の告白文だった…

人を殺めることでしか自分を満たせない者の人生を追体験できる本作。今まで行ってきた殺人の数々を綴った告白文に一切共感できなくて安心してます。
一方で殺人でしか自分を満たせない者が愛する人や子供に向ける愛情の形には興味を持って読み進めました。
脳が理解を拒んでいるのか何度も文字が滑って内容がスッと頭に入ってこない箇所もありました。
殺人の描写では「私」の心理状態が至って落ち着いているところに余計に恐怖を煽られました。

読み進めるべきではないのに気になって読み進めてしまうのは亮介も読者も同じですね(笑)
彼は実の親の話なので気が気じゃないと思いますが

内容がセンシティブで描写が過激なので万人にはおすすめはできないですが、ビックリする結末も含めていい体験になったのでグロやイヤミスが好きな人はおすすめです!

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の場面の1文
母の、アナタになった。
この1文は何度も読み返したぐらい衝撃を与えた。
恐ろしくも切ないお話だった、

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

思ってた以上に面白かった。結構グロい表現もあったけど。
なかなか数奇な人生に引き込まれた。ただ、一旦秘密が語られると、あら、そんな終わりなの?とちょっと拍子抜け。
でも、その後、ちゃんと回収してスッキリというか、全く予想外で驚きました。小説ならではの謎解き。
途中、主人公の狂気が少々理解できなかったけど、それ以外は読み応えもあり、大変面白かったです。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

恐ろしげな導入部分からしっかり心を掴まれた。手記の内容がとにかく面白く、先を読みたい主人公に共感した。結末では導入部からは予想もつかない気持ちに持っていかれていて、見事なストーリー展開に脱帽。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

実家で見つけたノートに記された生々しい告白文。読み進めていく中でゾワっとする感覚を感じると同時にだんだんと、こうなのでは?という予想が思い浮かんでいたのに、ページを捲る手が止まらなかった。

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

★4.4
実家の押し入れにあった、古びたノート。
綴られていたのは、凄惨な「殺人の記録」だった。
誰の手記なのか。妄想か、過去の記憶か。
生きている意味が「誰かを殺すこと」でしかなった者の独白は、やがて家族をも揺るがしていく。


”サイコパス”という単語は、安直に「感情なき存在」を指し示す流行語だ。いつしか専門用語としてではなく、異常者を表す”ラベル”として市民権を得た。
しかし本書はそれに寄りかからず、その奥を見つめる。
人を殺す衝動に、こんなにも静かな詩のような語りがあることに、戸惑いながらも引き込まれていく。

これは異常性の見世物ではない。
“殺人衝動を持って生まれてしまった者”の感情の内奥。
それは得体の知れない怪物ではなく、理解しがたい“誰か”。
その境界の揺らぎに、この物語は立っている。

心がやっと落ち着く場所。
けれどそれが「殺すこと」だったということが、わたしは恐怖でも、怒りでもなく、ただひどく哀しかった。

殺意の奥にある愛とはなにか。
罪を犯した人間に救いはあるのか。
“心”の居場所はどこにあるのか。
正解は用意されていない。けれど、ふと、答えに近いものを見た気がした。

『ユリゴゴロ』。
それは、殺意に宿ったやわらかな祈りのような物語。
読み終えたあと、"普通の自分"にそっと胸を撫でたくなる。
その瞬間は、たしかに救いでもあり、たぶん呪いでもあるのかもしれない。

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2025年05月23日

Posted by ブクログ

不意に読もうと思って読んでみた!
父親が隠し持っていた殺人犯の手記を偶然見つけ秘密を探っていく。
母親が亡くなり、父親が癌になり、婚約者が失踪。
こんな不幸が重なった挙句の手記。
どーにかなってしまいそう。
最後の辺りで
えっ⁈
ってなるんだけど…
これが本当の愛なのかなぁ…

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

殺人に取り憑かれた女が残したノート。それを読んでしまう息子。徐々に明らかになる真相。ドロドロとした不快感が続く。しかしラスト10ページで一転。暗黒から深い愛に。読んで良かった。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていたが、グロい描写とか気持ち悪いのは嫌だなぁと敬遠していたが、意を決して読む。

結果、面白い。

グロ描写も大して気にならない。
圧倒的にお話が面白い。

構成が巧い。
読み始めと読み終わりで印象が全然違う。
最後まで先が気になる。

グロに怯んで読まずにいたが、読んで良かった。

星は4つ。4.0とする。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不運続きの主人公。末期がんの父親の押し入れから、「ユリゴコロ」というノートを見つける。そこには連続殺人犯の手記がつづられていた…

手記と現実パートがかわるがわる出てきて、先が気になって引き込まれます。
残酷な運命が家族を襲い…… 

終末のサプライズと片のつけ方にはじんわりとした余韻がありました。
生まれながらの快楽殺人者が、愛を知り、自分のしたことを自覚し、最後を選ぶお話。
でも罪もない人を殺してきた過去はなくせないから……
人間はぐちゃぐちゃで矛盾しているもの、と思っていきていくしかない。
人生は割り切れないもの。
主人公たちに幸せになってほしいです。

リーダビリティが高く、新しい価値観を示して考えさせられる。
このモヤモヤと考えてしまうのが良い読書体験だったと思う。

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2025年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ユリゴコロ』を読み終えた今、私の心は複雑な感情で満ちています。最初のページをめくった瞬間から、沼田まほかるの巧みな筆致に引き込まれ、気がつけば一気に読み終えていました。

物語の序盤で描かれる残酷な殺人の描写に戸惑いを覚えながらも、主人公の亮介と共に真実を追い求める過程に強く惹きつけられました。「ユリゴコロ」というタイトルの意味するものが徐々に明らかになっていく展開は、まるで謎解きのようで、ページをめくる手が止まりませんでした。

特に印象的だったのは、後半の予想外の展開です。当初は暗く重苦しい雰囲気だった物語が、徐々に愛の物語へと変化していく様は衝撃的でした。殺人者の内面に潜む愛情や、家族愛の深さを知るにつれ、人間の複雑さと愛の多様性について深く考えさせられました。

結末に至っては、思わず涙がこぼれるほどの感動を覚えました。最後まで読み終えた後も、しばらくは余韻に浸り、物語の中で描かれた愛の形について考え続けていました。

確かに、主人公の行動や考えに共感できない部分もありました。しかし、物語が進むにつれて理解が深まり、人間の内面にある複雑さや矛盾を受け入れられるようになりました。

『ユリゴコロ』は、単なるミステリー小説を超えた、人間の本質や愛の深さを問いかける作品だと感じます。読み終えた今、もう一度最初から読み返したい衝動に駆られています。きっと、二度目の読書では新たな発見があるに違いありません。

この小説は、長く心に残り続ける作品となりそうです。人間の内面や愛について、深く考えさせられる一冊でした。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

小さい頃から読んでて、漫画も映画も見てて。それでもたまに返したくなる作品。ページ数も少ないから読みやすい。

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2025年03月24日

購入済み

家族について考えさせられる一冊

4冊のノートに記されていた全てに、驚きを隠せませんでした。自分が亮介の立場だったら、と考えると、怒りと悲しみでいっぱいになっていると思います。
ノートの内容を中心に物語が展開されていて、読むスピードを抑えることができませんでした。

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2022年10月15日

ネタバレ 購入済み

ひどく残酷で,おそろしい話のはずなのに,なぜかラストは綺麗に感じてしまう。

細谷さんの,無償の愛を超えた,残酷なまでの愛情。
人を殺してでも,守りたいもの。

おそろしい「ユリゴコロ」は,歪んではいるものの,唯一無二の「オヤゴコロ」に生まれ変わったのかもしれない。

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2020年09月16日

cEo

ネタバレ 購入済み

ひとり

Xじゃない方の母親の苦悩と愛情の回収が不十分な気がして母親の最期を思うとやるせないです。
小説自体は1日で一気に読みきりました。

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2018年06月22日

購入済み

感動!!

最後にはとても暖かくなる小説でした、

全然気づかずまさかと思いましたが、
素敵なお話でした。

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2017年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかった。
ユリゴコロってなんだろ〜と思ってたけど、幼い時に聞いた「拠り所」から来た言葉だった。
意味としてはなんといえばいいのやら。殺意の衝動?

普通の家庭に育って、そこからサイコパスが産まれるというのが私的に新しかった。
遺伝子にサイコパスが組み込まれてるタイプ。

そんなもんだから、
こういう経験があったから歪んじゃったのね、こういう行動に出ちゃうのね、がまっっったく分からなくて、何考えてるのか、どんな人物なのかよくわからない。
細谷さんは頼もしい肝っ玉かあちゃん的な人を想像してたから、そんな人が4〜5人殺した経験のある元娼婦のお母さんでしたー!!と言われても結びつかない。
亮介に飛びついたとき、頬にキスをしたとか胸元がはだけてたとかもよく分からん。(まあこれはたまたまであって、「亮介に気がある細谷さん」というミスリードをしたかったってことだと勝手に理解するけど)

お父さんも、そんなお母さんに惹かれた理由もよく分からなかった。
トラウマ作った張本人だし、殺人鬼だけど、なぜかお父さんに愛されるお母さんラッキーすぎでは?

千絵も結構ふしだらな女。亮介は自分が浮気されてたっていう感覚薄くて、怒りの矛先が千絵ではなくDV夫に向いてたけど、思い出して。あなたは浮気されてました。

読みやすかったけど登場人物があまりつかめなくて「なんかよく分からない」っていう感想。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・ハッピーエンドではあるのか、、、?
全てが丸く収まってる感はあるけれど、自分のトラウマを作った原因を愛せるお父さんすごいな~と感じた。
愛している人なら関係ないのか。

・映画では吉高由里子さんが演じているようで、それなら許してしまう気持ちもわかるな、なんて。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の告白文だった…。
この一家に起こった過去とは?

まさかの結末でビックリ

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイミングの良し悪し。
我からすると、よっぽどホラー。

最後の数ページにうまいことツッコミたいけど、うまいこと浮かばず。
背景に妙な爽やかさ背負ってるんですよね、、、なんぞコレ。
弟が良心のように思えて辛い。かる〜く、認めたくないわ〜的なノリで。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

主人公の不可解な行動の数々に、読み進める手が止まらなかった。

子どもにとって、間違ったことを正しい方向に導いてくれる大人の存在がどれだけ大切か。

最後の大どんでん返しに思わず声が出てしまった。

″ユリゴコロ″は人間誰しもが何かの拍子で抱きうる感情なのかもしれない、、、

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

どんでん返し的なものを味わいたくて読んだけれど、そこまで衝撃はなかった。手記部分がただただ恐ろしく気持ち悪い。最後いい話風にまとめられているけれど、手記部分とのギャップがありすぎて飲み込めず、心温まる云々とはさっぱり思えなかった。

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2025年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まじか、細谷さん。細谷さんってわかった瞬間涙が止まらなかった、恋なんかではなく子供への愛情だったのね…。散々人を殺しておいて、罪のない子供達を殺めて、全然感情移入できないのに、ユリゴコロが消えた母はすんごく頼りになる。結局ユリゴコロは瘤のせいだったのかな、なんだったのかなあの正体は。

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2025年05月23日

Posted by ブクログ

引き込まれて勢い良く最後まで一気に読んだ。
幼い頃に感じた成功体験のようなユリゴコロは少し分かるような気がして自分の中にも違うけど同じ感じ方をする体験はあるなと思ってゾクゾクするような引き込まれ方をしたけれど。
話が進むにつれて理解できないことも多く単に描写が苦手で読むのが辛い部分も。
最後の展開は少し読めてしまったし、しっかり収まる結末は、あぁ小説だな。とちょっと冷めた目で見てしまったのも事実。
それでも最後の方は涙が自然と流れていた。
映像化したくなる小説ではあると思う。

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2025年04月03日

Posted by ブクログ

生々しく陰鬱な犯行が綴られた手記のパートは読んでいて気分が悪くなったけれど、そこからは想像できない意外な結末だった。

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2025年03月09日

購入済み

少女漫画なら名作かもしれません

映画のPR「あなたの優しさには容赦がありません」に誘われて原作を読んでみました。
作者のご都合主義には容赦がありませんでした。
少女漫画なら名作なのかもしれませんね。

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2017年09月21日

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