【感想・ネタバレ】ユリゴコロのレビュー

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突然の不幸が次々と家族を襲うさなか、実家の押入れから発見された「ユリゴコロ」というタイトルの奇妙なノート。そこに書かれた「殺人鬼の半生」は一体誰のものなのか。それが判明する時、彼の現実も動き出す…!
「ユリゴコロ」というノートに綴られた殺人の記憶は、目を覆いたくなるほど残酷で、全くもって共感しがたい。しかしその柔らかな文体からは、どことなく人間に対する不器用な愛情らしきものを感じてしまう。
作品自体が小説であるのに、作中でも「書かれていることが真実だという直観から逃れらなかった」と述べられているように、このノートの内容はフィクションの類ではなく、本物の手記なのでは?と思えてしまう。その表現力は圧巻。
後味の悪いミステリー「イヤミス」に挙げられる作品だが、不思議と人間の暖かさが余韻に残る作品です。

ユーザーレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月15日

少しグロい描写はありましたが
最後は少しの切なさを残したラストに感動しました
最終的に亮介くんがユリゴコロだったのではないか
と思います。

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Posted by ブクログ 2021年01月25日

けっこうグロい…更に映画はリアリティーがあってかなりグロい。
でも面白かったです。
グロい中に切なさがある感じです。
映画のために書き下ろされたRihwaの『ミチシルベ』がまたすごくいい❕
切なくなってしまいます

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Posted by ブクログ 2020年11月28日

凄い好き

日記で語られる感情、殺人部分。
自分は途中の殺人シーンと最後で2度満足した。

人を殺すという事を介した純愛。

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Posted by ブクログ 2020年09月20日

狂気的、猟奇的な刺激を
求める人には良いですね。

家族って血縁関係なのでしょうか。
それ以上の絆ってないのでしょうか。
この世は曖昧を嫌う一方で、
例外を認めたがるんですよね。

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購入済み

愛のかたち

あまれろ 2016年01月11日

歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
そんな夫婦の話。

序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

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Posted by ブクログ 2021年04月08日

婚約者の失踪、父親の末期癌宣告、母親の突然の事故死… 次々と不幸に見舞われる主人公が父親の書斎で見つけたのは、謎の遺髪と手記。誰が書いたものとも知れないその手記は、異常な精神状態のもとに繰り返される、連続殺人の記録だった。
その手記の内容がただただおぞましくて目を背けたくなるのだが、その「書き手」の...続きを読む正体が気になって、主人公と同様に読む手が止められない。
示された結末は、道徳的には決して許されない行為なのに、なぜか「愛」しか感じない異常な読後感。何も良くないのに「良かったね」って言いたくなるような…
個人的には主人公の弟・洋平のキャラが好きで、この兄弟に幸せな未来が訪れることを祈ります。

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Posted by ブクログ 2021年04月03日

途中まではあれこれ推測しながら読んでいたけれど、終盤は考えるのを放棄して物語に浸っていました。
ラスト、痺れる…。
あんまり書くとネタバレになりそうだけど、新たなダークヒーローの誕生なのでは…?大好きです…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月26日

うぉ〜…
久々の唸りが出ました。
この本読んでよかった!と、素直に思える作品でした。

ネタバレしないで感想書く自信が無いので、心に残った言葉の抜粋です。

この男だけ二人称。アナタだけがアナタ。

ハシバミ色の瞳

…人殺しだからしかたがない。

年をとるというのは、たぶん、混乱を混乱のままに抱き...続きを読むかかえて生きられるようになることではないだろうか。

この人に、今言っておかなければとり返しのつかないことがあるはずなのに、ひとつの言葉も浮かんでこなかった。

苦しかったけど楽しい読書の時間でした!
細谷さん好き!

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Posted by ブクログ 2021年03月12日

私にとっては、結構衝撃的な内容でした。
こんなタイプの犯人、あまり書かれて来なかった気がするのです。そして、ちょっと味方しちゃってる自分にゾッとする。捕まらないで、って思ってたりして。
この1冊から沼田まほかるにハマりました。映画は見てませんが、意外系のサスペンスもののオススメは?と聞かれたら、これ...続きを読むを推薦したいくらい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月19日


亮介が末期ガンにかかった父親の書斎奥にて
「ユリゴコロ」とタイトル付けられた内容の
ノートを計4冊見つけて読み進め、
一家、引いては亡くなった母親達の真相を
探っていくという物語。

無差別殺人や快楽殺人犯であった美沙子を
最後には「良い母親だった」と思わせるような
ラストが凄い。感動してしまった...続きを読む。複雑。笑

美沙子、初期はかなり狂っているけれど
アナタに出会って以降が愛おしくって好きだな…。
「ユリゴコロ」のノートの内容もかなり好き。

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Posted by ブクログ 2021年02月16日

映画で知った。
映画だと、なんとなく矛盾してるところが、
小説だとしっくりしたよー。
でも、映画のダムのシーンは好きだった。

描写が怖いなーって感じるところもあったけど、
全体的に読んで、私は柔らかい印象だったな。
すごく読みやすかった。

私にとっての「アナタ」という表現は、
なんとも言えない気...続きを読む持ちになった。

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Posted by ブクログ 2021年02月05日

殺人鬼の話でこんなにほっこりした気分になってしまうのが不思議。
日記も美しかった。
この作風好きかも。

彼女がその名を〜は読んだことがあり、この作者は2作目なんだけど、wiki見て年齢、経歴に驚いた。

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Posted by ブクログ 2021年02月02日

冒頭エグかったので身構えたのですが、最後アッとなりました。
静かなハッピーエンドだと感じました。
読後感よかったです。

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Posted by ブクログ 2020年11月01日

面白かった。
アウトサイドの人間にも、人間の心があってその心の動きに、なぜだか共感させられてしまう。

いろんな人の心の中に秘めている家族愛があって、じんとくるものがあった。
でもどうしようもなく愛で繋がった男女程尊いものはないのかも。

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Posted by ブクログ 2020年09月25日

グロテスクな描写が苦手な人はダメかもしれない。

自分にとっては、本を持つ手指が冷えていくような生々しい描写と殺人を罪の意識なく淡々と行っていくことを記した手記が好みだった。

してはいけないことをいとも簡単にやってのける殺人鬼の、素直すぎる気持ちがスっと入ってくるのがこの本の恐ろしいところだ。私自...続きを読む身もそんなふうに考えたことがあるんではないかと不思議な感覚に陥った。

2回目を読む頃にはありありとその名前が伏線として出てくることに気付いて鳥肌が立つのを抑えられなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月20日


面白かった。
色々予想をしながら読んでたけど裏切られたりその通りやったり、、
いろんな愛の形があるとは思うけど女としてはやっぱりみえこに同情してしまう。

夫婦として永年好きな人と連れ添うことと、
傍にはいられないけど年に一度会えて心を常に奪えること、
どっちが幸せなんやろう?

もちろんほんまは...続きを読むずっと傍にいて愛も一人占めしたいけど。
前者のみえこはほんまにずっとつらかったと思う。名前もそれまでの経歴も全て捨てて別人に成り済まして、夫は常に傍にいるけど心のなかには別に想うひとがいて。

作中では描かれてなかったけど最期も自殺やと思う。自分がいたら夫は遠慮して最期までみさこと一緒にいることができんやろうから、夫ががんでもうすぐ亡くなると分かったときに葛藤して葛藤して、、、最期くらい一緒にならせてあげようと思って自ら命を絶ったんやと思う。

ハッピーエンドやとは思うけどみえこのことを思うと切なかった。

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ネタバレ購入済み

さっち 2020年09月16日

ひどく残酷で,おそろしい話のはずなのに,なぜかラストは綺麗に感じてしまう。

細谷さんの,無償の愛を超えた,残酷なまでの愛情。
人を殺してでも,守りたいもの。

おそろしい「ユリゴコロ」は,歪んではいるものの,唯一無二の「オヤゴコロ」に生まれ変わったのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年09月12日

最初は、若干気分悪かったけど、中盤からは一気読み。

気分悪いって感じるのは文章力の巧さで、それでも引き込まれていく構成力。
ラストは、なんだか全て納得し、多分ベストな終わり方かなと思いました。

初めて読む作者でしたが、他の作品も読んでみたい!

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Posted by ブクログ 2020年09月09日

表題のノート4冊に記された殺人犯の手記を中心に、ストーリーが展開していく…という設定に惹かれて一気読み。

ノートの序盤は残酷な描写から始まるが、読み進めて行くたびに真実が明らかになったり、無機質だったものが感情的に移り変わったり、前半と後半の変化も見応えがあった。

ラストは『そうきたか!』とミス...続きを読むテリーながらも爽やかな気持ちになったし、ユリゴコロという表題が腑に落ちた。

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Posted by ブクログ 2020年08月25日

簡単に言えば社会不適合者との共依存なんだろうけど、共依存以上の何かがある
全員に共感できる部分と絶対共感できない部分とがあって、なんとも言えない読後感

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