沼田まほかるのレビュー一覧

  • ユリゴコロ
    少しグロい描写はありましたが
    最後は少しの切なさを残したラストに感動しました
    最終的に亮介くんがユリゴコロだったのではないか
    と思います。
  • ユリゴコロ
    けっこうグロい…更に映画はリアリティーがあってかなりグロい。
    でも面白かったです。
    グロい中に切なさがある感じです。
    映画のために書き下ろされたRihwaの『ミチシルベ』がまたすごくいい❕
    切なくなってしまいます
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    8年前に別れた黒崎を忘れられない33歳の十和子は、寂しさから15歳年上のダメ男・陣冶(じんじ)と同棲している。

    この陣冶の下品で貧相な様子の描写は容赦がありません。

    決して心地よい文章ではありませんが、文章の奥底に人間の悲しみや切なさ、温かさが感じられ段々心地良くなって来てあんなに嫌な男だっ...続きを読む
  • 痺れる
    「林檎曼陀羅」「レイピスト」「ヤモリ」「沼毛虫」「テンガロンハット」「TAKO」「普通じゃない」「クモキリソウ」「エトワール」
    9つの短編が収録されています。

    最近の女性作家があまり怖い話を書かなくなり恋愛・日常的な作品に移行する中で久しぶりに背筋がぞわりとする様な作品に出会いました。

    どの作品...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    誰が殺したかは割と示唆されている為、予想通りの結末になったと言えるが、そこまでの登場人物の好感度の調整が本当に上手い!!
    終盤になるまで結構生々しい描写があり、読む上での不快感は沢山積まれていくが、それが最後ひっくり返る、読後感のいい小説だった。

    十和子の中で、自分を今の境遇から救ってくれると思っ...続きを読む
  • ユリゴコロ
    凄い好き

    日記で語られる感情、殺人部分。
    自分は途中の殺人シーンと最後で2度満足した。

    人を殺すという事を介した純愛。
  • ユリゴコロ
    狂気的、猟奇的な刺激を
    求める人には良いですね。

    家族って血縁関係なのでしょうか。
    それ以上の絆ってないのでしょうか。
    この世は曖昧を嫌う一方で、
    例外を認めたがるんですよね。
  • ユリゴコロ
    ヌスビトハギのくだりが美しく印象的だっとのと、殺人の過程が余りにもスマートで綺麗に描かれているものだから、惚れ惚れしてしまいそうになった。

    『私』が犯してきた殺人は全て自分のためだった。自分の生きづらさを刹那的にうやむやにするため。しかし、最後に彼女は子どものために殺人を犯した。勿論、人を殺すこと...続きを読む
  • ユリゴコロ
    裏表紙に書いてえる通り、最初は、気味が悪くなるほど残酷な描写で、辛かったが、細谷さんの登場から何となくこうだろうなぁと言う方向に向かって行ってくれて、最後は気持ちの温まる終わり方で良かった。

    だから星5個にした。

    やはり最後はハッピーな話の方が良いね。
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    どの人にも共感できないし何なら全員が欲望に忠実で憎たらしいくらいなのに、とり憑かれたように文字をたどってしまう。
    いつの間にやら人の振り見て恍惚に浸っている自分に気づき、卑しさに目眩がしそうになった。
    終わりは呆気なくてそれなのにいつまでも尾を引いて心に留まり続けている。
    恋し、愛す。
    その本当の意...続きを読む
  • 猫鳴り
    モンの茶色い毛玉姿は
    常に先へ先へと 人をいざない
    怖くないよ 辛くないよ
    と道を知らしめてくれているかのよう
    猫には 確かにそんな優しさを感じます
    これを書ききった 沼田先生は
    力強く 優しく 本当に素晴らしい
    そして涙があふれて止まらない作品でした
    読んでよかったです
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    これまで読んだ沼田まほかる作品の中でも群を抜いて良かった。何でこんなに、生理的な嫌悪感を催させる表現がうまいんだろう。
    思考はもちろん、内臓まであのアパートの部屋に持って行かれるような気がした。
    陣治に対する気持ちが完全に主人公とシンクロしてしまう。辛い。クセになる辛さで一気に読んでしまった。
  • 九月が永遠に続けば
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    圧倒的な嫌悪感、汚らしさ、狂った世界の先にある
    さらに圧倒的で絶望的な愛。

    どんどん引き込まれる文体と
    何とも言えない陰鬱さと迫り来る狂気に
    ただただ飲み込まれる感覚。

    ミステリーとかではない、強烈な愛の物語。
    何もかも不可解で共感ゼロなのに
    鮮烈に訴えかけてきて目が離せない。

    映画めっちゃ観...続きを読む
  • 九月が永遠に続けば
    読み終わって、この作品が著者のデビュー作と知ってびっくり。
    服部のおじさんが、最初はその無神経さに「何だこの人は?!」って思ってたけど、読み進める内に癒し系キャラに。
    何もなかった頃には戻れない、今までの日常は取り戻せない毎日の中で、文彦やナズナ、佐知子にとって、束の間の安らぎを与えられる人になるん...続きを読む
  • 猫鳴り

    猫を飼う人は必読です

    とてもとても深いです。
    猫と暮らしてる人、暮らしてた人、暮らす予定の人、読んで損は絶対に無いと思います。
    私はまだ猫を見送った事が無いので、見送る生々しい描写のこの本が読めて本当に良かったです。
    猫との時間を大切にします。
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    読み終わった後に人に紹介しようとしたら、こみ上げてくるものがあって言葉が続かなかった。
    最後10ページから凄い。
    どんでん返しとしても、秘密を含めた物語の筋としても、例えば衝撃的だとか新奇だとかいうことはない。が、そこまでのエピソードの積み重ねがオチの説得力を、というか真実味を、半端なく高めている。...続きを読む
  • 痺れる
    *十二年前、敬愛していた姑が失踪した。その日、何があったのか。老年を迎えつつある女性が、心の奥底にしまい続けてきた瞑い秘密を独白する「林檎曼陀羅」。別荘地で一人暮らす中年女性の家に、ある日迷い込んできた、息子のような歳の青年。彼女の心の中で次第に育ってゆく不穏な衝動を描く「ヤモリ」。いつまでも心に取...続きを読む
  • 痺れる

    一気読み

    はじめての作家さんでしたがモヤモヤとドキドキと驚きであっという間に読みました。違う作品も読んでみたいです。
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    *八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。...続きを読む