沼田まほかるのレビュー一覧

  • 九月が永遠に続けば

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    やっぱり面白い。前に読んで映画も観て、圧倒的な描写と世界観に引き摺り込まれた二作目に負けない凄さ。
    何だろう、起こる出来事は地味だし、なかなか中盤までは動きも控えめなのに、読み進めるにつれて完全に本の中の世界に引き込まれていく感覚は。
    出版されてる冊数が少ないだけに、何年も読まずに寝かせてたから、あーあ、終わっちゃったなあと残念な気持ちでもあります。

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    2026年03月19日
  • ユリゴコロ

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    主人公・亮介の実家から見つかった「ユリゴゴロ」とタイトルが記された4冊のノート。
    それは幼少期から殺人に取り憑かれた殺人鬼の告白文だった。この手記を書いたのは母か、それとも父か……一家の過去に何があったのか…
    どうやって殺したか、なぜ殺したか、殺人鬼の心情が淡々と記されていて不気味なのに、最後にはなぜか深い愛を感じる物語だった。

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    2026年03月19日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    とにかく手記の内容がリアルでグロい。グロいのが割と得意な私でもリスカの具体的な表現は読み進めるのを躊躇したが、なんとか読めた。
    最後まさかの細谷さんが、産みの親?!殺人鬼?!
    ユリゴコロを求めて殺人をしていたがサイコパスってこんな感じの考え方なのかとおもった。

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    2026年03月02日
  • ユリゴコロ

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    ユリゴコロってなんだろう。
    話題になった「ユリゴコロ」は題名が意味不明なのがかえって面白そうに思った。

    二ヶ月前に母が亡くなり、祖母はケアハウスに入っていて、父が世話に通っている。その父も膵臓がんなのだが、治療を拒んでいる。
    亮介には弟の洋平がいる。
    亮介は家を出て、ペット同伴の、シャギーヘッドと言う喫茶店を開いている。
    たまたま実家に帰ると押入れが開いていて、雑に出して片付けたようなダンボールの箱が見つかった。父のものだったが、底の方に茶封筒に入った4冊のノートがあった。
    日記と言うか手記というか、誰かが書いたらしい文字がびっしりと詰まっていた。最後に空白が残っているものもあった。父のもの

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    2026年03月01日
  • 猫鳴り

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    ネタバレ

    沼田さんは、猫がゴロゴロと喉を鳴らす音を「猫鳴り」と書いている。猫とともに知る生きることと死ぬこと。

    迷い猫「モン」と暮らした日々を三部に分けている。
    いつも胸の奥深くにある、確かに分身と思える自分の心、それを暗く厳しく、日常生活の中で見つめる作者の目はここでも健在だ。
    その中に沈んでいる、生きていく日々の悲しみややるせなさ、孤独感が重くにじんでいる作品が、薄い本の中で充実している。

    特に三部の「モン」との別れは、胸を締め付けられる。
    沼田さんの作品を読むと、生きることにまっすぐに向かう強さと、書いているテーマの重さに読むのが苦しくなることがあるが、情に流されない乾いた筆致がこの作品では、

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    2026年02月21日
  • 猫鳴り

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    藤治の家に拾われてきた猫「モン」の一生を通して周りの人間模様を描いた作品。モンの最期と藤治の葛藤の場面が切ない。

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    2026年02月20日
  • 九月が永遠に続けば

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    前に一度読もうと手に取ったが置いてあった、ユリゴコロの不思議な雰囲気に惹かれて読み直すことにした。

    佐和子は離婚してから8年、一人息子と二人暮らしだった。夫からは時々気にかけているような電話が来る。失効していた運転免許を取り直すために教習所に行ったが、そこでであった教官は、夫が電話で話していた、娘の冬子が付き合っているという犀田だった。
    そのうち彼とラブホテルに行く仲になる。

    息子の文彦は高校三年生で、近所の同級生のナズナと親しくしていた。ナズナの家は父親だけで、喫茶店を開いていた。文彦と二人で時間があると手伝ったりしていた。
    寒い夜、文彦がごみを捨てに行ったままふっといなくなった。寒い夜

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    2026年02月12日
  • ユリゴコロ

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    読みにくい文章。

    最後に逆転。

    もう一度最初から読みたい。

    最後はしこたま泣いてしまった。

    箇条書きですみません。

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    2026年01月28日
  • ユリゴコロ

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    吉高由里子さんが主演の映画、というのがSNSで偶然見つけて、まず小説を読んでみようと購入。

    読みながら頭の中では吉高由里子さんがそのまま動いていました。ぴったりの配役。

    ぐんぐんと引き込まれ、どんどんと読み進めていきたくなる小説でした。
    自分の中にももしや「ユリゴコロ」が潜んでいるのでは?誰でもあるのでは?小説だから楽しめるんだと思いたい。
    読後感は、スッキリでした。

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    2026年01月08日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    ずっと気になっていたが読めていなかった作品。
    ミステリー系を普段読まないこともあり、展開が新鮮で本当に面白かった。
    実の母親の人生の告白とも言える、これまでの殺人を鮮明に記録した手記を読んでしまう主人公という入りで自分も同時に手記を盗み見ている感覚になりドキドキしながら読んだ。弟や父との関係もすごく好きで掛け合いも良かった。
    その手記の気味悪さが故に、最後の展開を全く予想出来なかった。
    途中主人公が、自分にも殺人者の血が流れていると悦にも浸っているような感覚になりながら事を起こそうとした時は、そんなオチかとも思ったが最後に全部もっていかれた。ミステリー系ハマりそう。

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    2025年12月28日
  • ユリゴコロ

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    思わず声が出てしまった一冊だった

    登場人物みんなの心情に共感できた
    自分がもしこの人の立場なら────と、考えてみてもやっぱり私もこう思うだろうという
    純粋な想い。

    夫婦って偉大だな、家族って偉大だな
    この言葉に尽きるだろう

    314ページのあの一文で今までの物語に対しての私の想いが変わった
    ( 細谷さんびっくりです........笑 )

    細谷さんと母の象が違いすぎて、
    同一人物だなんて疑いもしないと思う

    人を殺したくなる気持ちをユリゴコロという言葉で表現しているのがすごく好き

    私にとってのユリゴコロって何だろう。

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    2025年11月10日
  • ユリゴコロ

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    生々しい心情と犯行の記録。読み進めるほど惹き込まれる展開になって読む手が止まりませんでした。愛いっぱいのユリゴコロ。

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    2025年11月04日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ


    最初から最後まで文字通り目が離せない壮絶なストーリー。

    美紗子に振り回され続けた家族だったけど、亮介が愛されていたという事実に変わりがないということに救いを感じてホッとした。

    美紗子の気持ちはわかるようで到底理解ができない。
    アナタと結婚して子供を生んで幸せになって…それらを失うことが急に怖くなったのだろうか。

    細谷さんという存在が何となく不思議な人、という印象だったけど、まさかそんな!!
    驚きとともにここでも救いを感じた。



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    2025年09月18日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    殺人衝動に駆られるような人の気持ちはわからないしわかりたくないと思いながら読み進めていくうちに、その心の揺り動き、愛するものに出会ってからの、愛するものを守るための、壮絶な人生を見せつけられて最後は涙を流していた。
    すごすぎる一生だ。やっぱ家族なんだなぁ、家族なんだよなぁ

    いったいこの先どうなるんだって読む手が止まらなかった。

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    2025年07月30日
  • 痺れる

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    沼田まほかるはじっとりドロドロした話を書くのでコワいものみたさでいつも読んでしまうのだけれど、今回の短編集もそれがただよった作品ばかり。世にも奇妙な物語のようにコワく終わるものが多かった。夏の暑い夜に背筋が寒くなるのでオススメ。

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    2025年05月17日
  • 痺れる

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    9話からなる短編集…沼田先生の短編集ってこれしかないんでしょうか?まだまだ読みたい、文句無しに面白かった。全話甲乙つけがたい中であえて一番好きを上げるなら「沼毛虫」。人が持つ心の闇、抉られてできた隙間、失った常…物凄くいい後味ですね、イヤミス的に。

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    2025年05月06日
  • 九月が永遠に続けば

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    この方、これがデビュー作なんでしょうか。
    なんというか…ものすごいパワーをかんじます。
    登場人物、それぞれの考え方、かなり難ありに思えますが、なにかとんでもない世界に踏み込んでしまったような気がします。
    みんな勝手…、メインキャラ?と思ってた人たちも、次々に死んでしまうし。

    なにかに取り憑かれたようなストーリー展開。
    ある意味、凄まじいです。

    新潮文庫、495ページ。

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    2025年04月09日
  • 九月が永遠に続けば

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    続きがめちゃくちゃ気になった
    なんで?誰が?なぜ?が全部最後にわかるから自分的にはスッキリした
    けど幸せな気持ちにはならなかったな。なんとも言えない

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    2025年03月11日
  • 痺れる

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    ここ最近、しばらく韓ドラにハマってしまい全然読書できてなかった…
    「ユリゴコロ」を楽しめたので今回も楽しめたやっぱり。
    長編と違って短編の方が沼田さんの個性が光る気がする。
    とにかく好きなやつ!
    「好きな作家さんは」と聞かれれば答えたくなるひと。
    『普通じゃない』が一番好き。沼田まほかるワールドに引きずり込むも最後の最後でこんな最高の終わり方って‥‥。
    どの作品も癖になる気持ちわるさでたまりません。

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    2025年01月29日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    こんな形で人を感動させるとは… 惹きつけられる文章に、予想外の展開。読み始めたら止まらなくて1日で読み終わった。読んだ後、気持ちが落ち着くまでに時間がかかるくらい心を揺さぶられる。

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    2026年01月12日