沼田まほかるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の沼田まほかるさんの作品を読むのは2作品目。前回読んだユリゴコロも素晴らしいと思ったが、こちらは自分の感覚的にはもっと深いというか、怖い、気味が悪いなどの感覚を超越していて、読んでいる間終始緊張感で身体が強張る感じがあった。
本書のストーリーや結末は読み手によって様々な捉え方があると思うが、それは置いておいてまずもって著者の文章力に圧倒され続けた。日本語ってこんな繊細な表現方法があるんだと思わず感嘆してしまう言葉回し、才能の塊すぎる…!
著者のWikipediaを見ると、僧侶の経歴があるとのことでなんだか納得。著者の人生観、思考が表れているからこその表現力なのかなと。
“泡沫”“刹那的” -
Posted by ブクログ
沼田さん作品は『ユリゴコロ』でハマり、『アミダサマ』、『彼女がその名を知らない鳥たち』に続き、4作目。
相変わらず、じっとり、ねっとり、だが不思議とクセになる描写。ここは好き嫌い分かれると思うが、今のところ副作用なし。
ただ、普通のなんてことないシーンですらそう感じてしまうから、中毒にはなってる模様。
今まで読んだ沼田さん作品を思い返しても、愛情や繋がりがテーマになってるのが多く、そろそろ沼田さんわかってきた感が出てきた。
このワールド、共感者少ないんじゃね?
さて、「相変わらず…」というフレーズで始めたものの、これがデビュー作らしいのです。衝撃だわ。
デビューからすでに出来上がってい -
Posted by ブクログ
う〜ん…ツラい…
うちは、猫ではないけど、犬が老犬の域に達してる。
この間、この子の親犬に会いに行ったけど、父親犬は、もうオムツして、ヨボヨボで…
うちの犬も、後ろ足が弱ってきて、ウンチするとひっくり返ってしまう…
(後ろ足用ハーネス購入)
自身の親の時に言われたけど、QOL(Quality of life(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」「生命の質」などと訳され、患者様の身体的な苦痛の軽減、精神的、社会的活動を含めた総合的な活力、生きがい、満足度という意味)
が大事なんやな。
ただ、生きているだけで、しんどいだけなら、治療なんかせんと、自分自身でいられる時間を大切にする。
口では