沼田まほかるのレビュー一覧
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かなり前に読んでこの本で沼田まほかるさんを知った。その時も一気読みしたが、10年以上経っての再読。記憶力の衰えも手伝って、新鮮な気持ちでまたまた一気に読みました。美沙子に代わって子供達を育ててた英実子。夫の気持ちはなお姉にあることを知っての暮らし。姉を葬った罪悪感も抱えて生きてきた。その姉が生きて、長男の近くにいると知った時、死んでなかったとホッとする気持ちと、自分の存在の意味が分からなくてなってしまったのでは?
最後、お父さんお母さん二人でドライブに出かけるシーン。楽しそうな気配が伝わってくる。でも、最後お父さんが癌で辛そうなときは、美沙子は死を手伝う覚悟があるのでは?と思う。そして、そのと -
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『ユリゴコロ』『猫鳴り』に続いて読んだ沼田まほかる作品。
読み始めは不思議な出来事を追う物語かと思っていたが、ページを進めるごとに印象は大きく変わった。怪異そのものよりも、人の心や共同体が少しずつ歪んでいく様子がじわじわと描かれ、読んでいるこちらまで落ち着かない気持ちにさせられる。
この作品は論理的に謎を解いていくというより、狂気や不気味さを「体験する」物語だった。説明し切られない部分も多く、納得するために読むというより、その世界に引きずり込まれる感覚を味わう作品と言った方が近いかもしれない。
好みは大きく分かれそうだが、この独特の空気に飲み込まれた人は抜け出せなくなるはず。まさに「沼田 -
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ネタバレ3つの中篇連作です。
一篇は流産直後の中年夫婦、とりわけ妻側のささくれ立った心と奥底に垣間見える狂気に鳥肌が立つ作品。拾ってきた猫を捨てようとし森に赴くものの、うまくゆかず。そして、その猫を捨てたという身勝手な関西弁の女の子が有山アヤメまたホラーな感じ。
二篇目は殺人衝動を持つひきこもり中学生男子が主人公。父子家庭で父に難癖をつける日々。更には、幸せそうな男児への殺人衝動が喉元までこみあげてくる今日この頃。
ある日、難癖を真に受けた父が貰ってきた仔猫が死んでしまい、その遺骸を埋めようと公園にくるとそこにいるのは有山アヤメとふてぶてしい猫で…。
三篇目は一篇から20年以上たった場面。中年 -
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これ男の人が読んでも、みんなが評する「イヤミス」を100%味わうの無理くないかと思った
主人公の自立してなくて芯がなくて他力本願なくせに、親切にしてくれる人には上に出るっていう、なんか居そうな嫌な女の本当の気持ち悪さは同性しか理解できなそうやし。
あと、アサミみたいな女が現れた時の絶望感も、、
後味の悪さだけじゃない、なんか女しかわからんイヤさがある
ただ、アサミはなにも悪くない。いい人やけど弱っちい弟、誠実な医師のフリしてほんまは性癖に闇抱えた陰気で気色悪い妻子おる男、など周りが弱過ぎた。もっと物理的に強くてメンタルもタフなド陽キャの男と出会ってれば大事に守られて幸せに生きていけたのでは、