沼田まほかるのレビュー一覧

  • アミダサマ

    Posted by ブクログ

    産業廃棄物場に放置された冷蔵庫から発見された幼女。この件は『コインロッカー・ベイビーズ』を連想させる。何かよからぬこと、この世のものではない凄さを期待して読み進める。この幼女を救出し、育てることになるのが寺の住職という辺りもなかなか良い。幼女に引き寄せられる青年の話が、平行してすすむのだが、軽度知的障害を持つ女性もなにやら不気味である。最後は幼女が覚醒することで異界の入り口が開く、そして・・無性に村上龍を読みたくなった。

    0
    2026年08月02日
  • アミダサマ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2011/12/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/4/8〜4/13

    3年ぶりのまほかる作品。その間に、いくつかの作品が映画化され、プチまほかるブームが来ていたなぁ。
    産廃処理場に捨てられた冷蔵庫から発見された少女、ミハル。その子に“呼ばれた”住職の筒井浄鑑とサラリーマンの工藤悠人。不思議な現象が次々起こり、最後は思わぬ展開に。すごい世界観。

    0
    2021年04月15日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    Posted by ブクログ

    お互いに依存し合い、どろどろと破滅へ向かっていく陣冶と十和子。
    人間の醜さと歪んだ愛が濃縮された様な1冊だった。

    0
    2026年10月08日
  • 猫鳴り

    Posted by ブクログ

    家族に猫や犬
    動物が居る方は
    ちょっと苦しいかもしれないけど

    今生きてくれていること
    一緒に過ごせる時間が
    もっと大切で愛おしくなるかも。

    0
    2026年09月22日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    Posted by ブクログ

    どの登場人物にも共感できないし
    醜いとも思ってしまうけど
    なぜか憎めない。

    異常で猟奇性をかかえた人物が多い
    沼田まほかるさんの本に出会った最初の1冊。

    0
    2026年09月22日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の生死を異様な感覚で描いた恐ろしいホラーだと思っていたら、最後には人を愛することや家族のつながりへ辿り着く、不思議な温かさを持った物語でした。

    0
    2026年09月09日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺人衝動のある女性が出てくる物語と聞いて気になって読んでみた。(ヒメアノ〜ルが好きなので)
    美沙子の手記は、仄暗く、人に理解されない性質を持つ者の心情が書かれている感じでとても面白かった。
    家族の秘密が段々明かされていって、続きが気になりすぐに読み終わった。
    ただ、千絵の元夫の殺害からラストまでが微妙。
    亮介に降りかかる不幸の一つとしての千絵の失踪と、美沙子が誰がのために人を殺すための千絵の元夫の設定と、舞台装置感が否めない…途中まではすごい面白かったんだけどなー

    0
    2026年08月16日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    Posted by ブクログ

    切ない?恋愛小説。
    最初のあらすじで想像した展開とは異なって、最後は駆け足でストーリーが進んだ。
    サクサク読めたがそれ程入り込めず、ラストが理解に苦しんだ。

    0
    2026年08月15日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    かなり前に読んでこの本で沼田まほかるさんを知った。その時も一気読みしたが、10年以上経っての再読。記憶力の衰えも手伝って、新鮮な気持ちでまたまた一気に読みました。美沙子に代わって子供達を育ててた英実子。夫の気持ちはなお姉にあることを知っての暮らし。姉を葬った罪悪感も抱えて生きてきた。その姉が生きて、長男の近くにいると知った時、死んでなかったとホッとする気持ちと、自分の存在の意味が分からなくてなってしまったのでは?
    最後、お父さんお母さん二人でドライブに出かけるシーン。楽しそうな気配が伝わってくる。でも、最後お父さんが癌で辛そうなときは、美沙子は死を手伝う覚悟があるのでは?と思う。そして、そのときは自分もこれまでの罪を背負って共に逝くのかもなぁ。

    0
    2026年08月08日
  • アミダサマ

    Posted by ブクログ

    『ユリゴコロ』『猫鳴り』に続いて読んだ沼田まほかる作品。

    読み始めは不思議な出来事を追う物語かと思っていたが、ページを進めるごとに印象は大きく変わった。怪異そのものよりも、人の心や共同体が少しずつ歪んでいく様子がじわじわと描かれ、読んでいるこちらまで落ち着かない気持ちにさせられる。

    この作品は論理的に謎を解いていくというより、狂気や不気味さを「体験する」物語だった。説明し切られない部分も多く、納得するために読むというより、その世界に引きずり込まれる感覚を味わう作品と言った方が近いかもしれない。

    好みは大きく分かれそうだが、この独特の空気に飲み込まれた人は抜け出せなくなるはず。まさに「沼田沼」という表現がしっくりくる一冊だった。

    ★★★☆☆

    0
    2026年08月06日
  • 猫鳴り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3つの中篇連作です。

    一篇は流産直後の中年夫婦、とりわけ妻側のささくれ立った心と奥底に垣間見える狂気に鳥肌が立つ作品。拾ってきた猫を捨てようとし森に赴くものの、うまくゆかず。そして、その猫を捨てたという身勝手な関西弁の女の子が有山アヤメまたホラーな感じ。

    二篇目は殺人衝動を持つひきこもり中学生男子が主人公。父子家庭で父に難癖をつける日々。更には、幸せそうな男児への殺人衝動が喉元までこみあげてくる今日この頃。

    ある日、難癖を真に受けた父が貰ってきた仔猫が死んでしまい、その遺骸を埋めようと公園にくるとそこにいるのは有山アヤメとふてぶてしい猫で…。

    三篇目は一篇から20年以上たった場面。中年夫婦の夫が主人公。

    その時には妻はもう亡くなり、かつて貰ってきた猫もいよいよ死期を迎えようとして来ていた…。自分もいつか死ぬし死に方にも思案するところ、その猫から死への態度を教わるような有様。淡々と描かれる風景にそこはかとなく猫への愛情が溢れ出す佳作。

    ・・・
    一篇、二篇とよみ、これはイヤミスかも(ミステリじゃないけど)、と思いつつ、ページをめくる手が三篇に突入すると雰囲気やトーンがいつの間にか変調している。

    一篇・二篇と「人」がメインであったものの、三篇では完全に「猫」がメイン。20年生きた猫が死を迎えるとき、諭すような態度と行動をみて、人が感じ取る何か。

    私も実家では猫をかれこれ三匹飼いました。

    死に方はそれぞれ違いましたが、うち一匹は死ぬ前の「おしらせ」を感じました。猫のみならずペットや動物は人間よりも先に死んでゆくことが大半でしょうが、ペットを亡くしたことが有る方には胸に響く短篇だと思います。

    ・・・
    ということで久しぶりの沼田作品でした。

    相変わらず人の汚らしい心を描くのが秀逸。狂気の描き方がすごい。

    他方、最後の三篇目の人と猫とのやり取りが非常に印象的でした。そのギャップは凄いのですが、前半の気持ち悪さに耐えられるのならば三篇目目当てに是非読んで欲しい作品ですね。

    0
    2026年07月29日
  • 猫鳴り

    Posted by ブクログ

    第一部から一気に「まほかるワールド」へ引きずり込まれた一冊。

    重く息苦しい空気のまま進んでいく作品かと思っていたが、終盤は予想とは違う感情が待っていた。最後にこんな余韻を残されるとは思わず、ある意味一番裏切られた作品だった。

    まだ沼田まほかる作品は2冊目だが、『ユリゴコロ』とはまた違う形で人の心を揺さぶる作家なのだと実感した。

    評価は★4と迷ったものの、人を選ぶ内容であることと、自分は「そこに繋がるのか」と思わせる構成の作品がより好みなので最終的に★3。それでも、読み終えたあと静かに心に残る作品だった。

    0
    2026年07月27日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    Posted by ブクログ

    十和子をはじめ登場人物全て嫌な感じ。だけど読んで良かった。何故だろう❓懐かしく感じる。今が幸せなんだろな。

    0
    2026年07月25日
  • アミダサマ

    Posted by ブクログ

    読んでる最中、二度ほど気分が悪くなりました。吐きそうなくらい。これも、沼田まほかるの実力かなと思う。表現力とか言葉では表せない。
    かなり効いたのは作中、出てくる人物の駄目さ加減が私自身の幼少期から青年期に周りにいた人におおいからだろう。早朝から読んで通勤電車内で完読、疲れた。今日が金曜日で良かったです。

    0
    2026年07月03日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    初めての作家さんでした。
    こういう「愛」の形もあるんだな。
    ただ個人的には飛躍しすぎていてあまり感情移入出来なかったのが正直なところです…

    0
    2026年06月24日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    ユリゴコロのノートを軸にして物語が進んでいくところと、最後に2人が旅立つところは好き。
    ノートの中での美紗子の心の動きと戸惑いがすごく伝わってきた。

    ただ亮介がぐだぐだしてて、なんかちょっときもかった。

    0
    2026年06月17日
  • 痺れる

    Posted by ブクログ

    ホラー色が強い短編だった。著者の作品は以前にも読んだことありホラーは苦手だったから自分には合わないと記してあった。忘れてるけど(笑)
    それでも読後にゾッとする感覚は忘れた頃にまたそそられてしまう。

    0
    2026年06月11日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    Posted by ブクログ

    どうしても主人公の十和子が好きななれない。あんなに男に依存する理由も男から見て十和子の魅力ってなんなんだろう。

    0
    2026年06月05日
  • ユリゴコロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです!
    読みやすくて続きが気になってどんどん集中して読んだ。今までにないミステリーで良かった

    普段なるべく推理せず無で読んでるはずなのに、なぜかこの本ではこれって〇〇じゃ?と浮かんでしまって、そこから離れなくなって、後半全部当ててしまった。
    そんな中でもうわーって楽しめたし感情が動いたから良いもんは良い。

    0
    2026年05月24日
  • 九月が永遠に続けば

    Posted by ブクログ

    これ男の人が読んでも、みんなが評する「イヤミス」を100%味わうの無理くないかと思った
    主人公の自立してなくて芯がなくて他力本願なくせに、親切にしてくれる人には上に出るっていう、なんか居そうな嫌な女の本当の気持ち悪さは同性しか理解できなそうやし。
    あと、アサミみたいな女が現れた時の絶望感も、、
    後味の悪さだけじゃない、なんか女しかわからんイヤさがある

    ただ、アサミはなにも悪くない。いい人やけど弱っちい弟、誠実な医師のフリしてほんまは性癖に闇抱えた陰気で気色悪い妻子おる男、など周りが弱過ぎた。もっと物理的に強くてメンタルもタフなド陽キャの男と出会ってれば大事に守られて幸せに生きていけたのでは、思う。

    作中1番可哀想なのは冬子
    冬子の孤独さや絶望は、この話の中で唯一想像できるし共感できる。あの息子を好きに?なる心理も非常にわかる。しょーもない人間だらけの中で、唯一のピュアな人やからもうそこしか信用できないもんな。冬子の孤独は取り巻きのしょーもないメンズにもクソな父親にも母親にも理解できんと思うと、なんかめちゃくちゃムカついてくるw
    お前ら冬子のことわかったような口聞くな

    結論、アサミのような女を好む男と一緒になっても幸せになれへんやろから、やっぱり女の人は芯を持って明るくパワフルに生きていくべし!
    その陽のオーラに惹きつけられたメンズの人生をも明るく照らし、その代わり大事に大事にされて生きるのが令和の女の良い結婚と思う。しみじみ。
    話は逸れたが終盤の衝撃の繰り返しのおかげで、作品としては非常におもろかった

    0
    2026年04月21日