沼田まほかるのレビュー一覧

  • ユリゴコロ

    ひとり

    Xじゃない方の母親の苦悩と愛情の回収が不十分な気がして母親の最期を思うとやるせないです。
    小説自体は1日で一気に読みきりました。
  • 痺れる
    短編集ですが、「痺れる」という題名の作品はありません。電気なり毒なりで直接人に痺れをもたらす何かが描かれているわけでもありません。しかし不思議なことに、読み終えると一冊の本として束ねるのにこれ以上ないふさわしい題名に思えてきました。
    個人的には「ヤモリ」「テンガロンハット」「エトワール」が面白かった...続きを読む
  • 猫鳴り
    1部で心がギリギリし、2部ではヒリヒリし、そして3部。
    とてもよかったなあ。
    「自分と猫が目に見えない河の流れのようなものに一緒に身を浸しているような心地」
    「猫だの人間だのの境がぼやけて…丸ごとあいまいに溶け合ってあんしんしている」
    じんわりと心を満たしてくれました。
    死期の迫った老猫を前にオロオ...続きを読む
  • 痺れる
    沼田まほかる第二弾。後味が悪い短編ばかり9作。「あからさまに腐臭が漂う江國香織」というか。
    この世界からどこにも行けない閉塞感、何かぬるぬるしたものに気道を塞がれるような絶望感。

    特に好きだったのは「普通じゃない」と「TAKO」かな。若合春侑にも少し似ているかも。
  • 痺れる
    まほかるさんの本をどんどん読んでいます。
    個人的になかなか短編集はどこかあっさりと残念に終わるものも多いので手を出さないのですが、こんな短編でもこんなに味を出せるのかと思いました。なかなかない本当にイヤーな感じと、どこか女性たちに共感したり、愛着を抱く自分がいました。この方の書く心理描写がとてもリア...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    一気によみました(*^^*)

    続きが気になって、どんどん読んでしまいました!なかなか面白い本でした✨
  • ユリゴコロ

    感動!!

    最後にはとても暖かくなる小説でした、

    全然気づかずまさかと思いましたが、
    素敵なお話でした。
  • アミダサマ
    少女の力の解放をきっかけに、田舎町が少しずつ狂気に侵されていく。
    現実世界がゆっくりと腐って、すえた臭いを放ちながらグズグズと朽ちていくような、不穏な描写が絶妙で頁をめくる手が止まらなかった。
    仏教にさほど関心無くとも一気に読ませる暗黒の幻想世界。
  • 猫鳴り
    猫が好きな人や猫と暮らしている人ならばきっと、様々なことを思ってしまうだろう内容の小説だった。
    残酷な描写や悲しい描写も出てくる。だけどそれは紛れもない現実で、その現実から目を背けずに書ききっているところにむしろ愛情のようなものを感じる。

    ようやく授かった子どもを流産し、悲しみとともに暮らす中年夫...続きを読む
  • 痺れる
    友だちにおすすめしてもらって初めて読んだまほかるさんの本!
    内容はどろどろしてたり気持ち悪いなあとか思う場面もあってさすがイヤミス…!って思いました。でも最後のどんでん返しや結末が意外だったり、女性の心理を細かく描いていたりして読んでて楽しかったです!
  • 痺れる
     どれもほとんど外れなし。著者らしい生理的にキモイのに謎の感動のある話から、コメディたっちの快作まで幅広く楽しめる。コロンボファンならニヤリとする記述あり。
  • 痺れる
    長女オススメの「まほかる」さんの短編集。 秀逸なのもあり、「このオチはないわ~」もあり。 全体的には好きなテイストです。
  • 猫鳴り
    生きること、生きていくことをテーマにした作品だと思います。人も、猫に代表される動物もひとしく「生き物」であり、生き物同士のかかわりが描かれていると言えます。猫は身近な動物ですが野生が残っており、人間の意のままにはならない(できない)ものです。にもかかわらず人間に翻弄される猫の悲哀が、第二部の少年を通...続きを読む
  • アミダサマ
    まほかるさんは、人知を超えた「存在するもの」を書くのがうまいなあ。なぜか評価は悪いみたいだけど、人物の心理を丁寧にしっかりと書いているのが好きです。「文章力」という感じがする。
  • アミダサマ
    陰気な空気に終始満ちていて、けっこぅ良かった。
    不気味感というか、薄気味悪い感じが、よくあるホラーとはちょっと違うニュアンス。
  • アミダサマ
    ホントに不思議な作家さん。エグかったりグロかったり、人間の汚いところを見せつけられて読みづらい部分があるはずなのに、なぜか読むのをやめられない。とにかくおぞましくて、悲しい物語だった。クマのところはネコ好きとしてはグッと引き込まれたところ。
  • アミダサマ
    文章を読んでいるのに、実際に肌に汚いものが貼り付いたかのような気持ち悪さがずっと持続する。さすが沼田まほかる。
  • アミダサマ
    2011/12/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/4/8〜4/13

    3年ぶりのまほかる作品。その間に、いくつかの作品が映画化され、プチまほかるブームが来ていたなぁ。
    産廃処理場に捨てられた冷蔵庫から発見された少女、ミハル。その子に“呼ばれた”住職の筒井浄鑑とサラリーマンの工藤悠人...続きを読む
  • 九月が永遠に続けば
    登場人物相互の間のベクトルが、読み進むにつれて増殖し、解きほぐし不能に。語り手の女性だけが、まるで純粋悪意のように見えてくるところが、ややバランスが悪いようにも思う。
  • 猫鳴り
    一匹の子猫を主人公の女性が庭先で拾うところからこの物語は始まる。すぐに自宅で飼うわけでなく、「かわいそうだけど誰かに拾ってもらってね」と女性は2度にわたって子猫を捨てに行く。それでもなおその女性の元へ戻ってくる子猫に運命的なものを感じ、結局自宅で飼うことに。子猫の時代の1話と成猫になってからの2話と...続きを読む